あっ、 タヌキだ。
先週、珍しいお客さんがやってきた。
キッチンのガラスドアをはさんだ向こう側に、何かいる。 外が暗くなりかけているのでよく見えないが、犬か猫かと目を凝らすと、「あっ、タヌキ!」。 よく見るとラクーンだったが、親子で我が家を覗いているではないか。
そういえば、昨日も一昨日も、夕食の時間に、裏庭のデッキで何かがモソモソしていた。 ラクーンの親子は、人間を怖がるわけでもなく、逃げるわけでもなく、まだこちらの様子を伺っている。 「人間がなぜ、そこにいるの?」といわんばかりの目つきだ。
ラクーンはスキあらば、納屋でも軒下でも屋根裏でも、どこでも入り込むらしい。 我が家のデッキの下には、前の住人が飼っていた犬が掘ったのか、親子のラクーンが心地よく眠れるくらいのちょうどいい大きさの穴があった。 穴の入り口は植木で隠れていて、静かに暮すには絶好の場所だ。 ラクーンは夜行性だから昼間はデッキの下で眠っていて、夕方になると這い出してくるらしい。 でも、ここは私の家だ。 ラクーンは遊びに来てもいいが、住まれては困る。
このタヌキの親子、いやラクーンの親子をどうやって追い出すか、、、。
「殺虫剤まこうか。」
私の言葉に、主人は一瞬反応したが、すぐに聞こえないふりをした。
ラクーンはすごく聡明なんだそうだ。 知り合いの家にラクーンが住みついたとき、捕まえ、5マイル(8キロ)先までドライブし、捨ててきたという。 ところがラクーンはすぐに、自力で家に戻ってきたそうだ。
ラクーンとタヌキは似ている。 だから、ラクーンはずる賢いはずだ。 そして、人を騙すに違いない。 子供の頃に読んだタヌキの話をいろいろ思い出した。
辞書で調べると、raccoonはアライグマと書いてある。 タヌキはraccoon dogとかbadger とよばれている。
どうしたらラクーンを追い出せるか?
インターネットで調べると、アンモニア水をまけばよいと書いてある。 ラクーンはすごくきれい好きで、アンモニアの匂いがすると、他の動物の尿のにおいと思って、立ち去るのだそうだ。 主人はさっそくドラッグストアーへ行き、アンモニア水を2ガロンも買ってきた。
アンモニア水をまくにあたって一番大事なことは、ラクーンが親子で外出していることを確かめること。 もし、ラクーンの子がひとりで留守番をしているときにまいてしまうと、親ラクーンだけが逃げてしまい、子ラクーンは置き去りにされてしまう。 そして、食べ物にありつけず餓死してしまうのだ。 死んだ動物のにおいは強烈だ。 「でも、防臭スプレーが、、、」と言いかけて、やめた。
私たち夫婦はデッキを木の棒でドンドンつつき、床下にはホースで放水した。 そして、ニャンとかワンとかを含め、とにかく動物の声が聞こえないことを確かめ、2ガロンのアンモニア水をデッキのまわりにまいた。
さようなら、ラクーンさん。 お願いだから復讐しないでね。
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先週、珍しいお客さんがやってきた。
キッチンのガラスドアをはさんだ向こう側に、何かいる。 外が暗くなりかけているのでよく見えないが、犬か猫かと目を凝らすと、「あっ、タヌキ!」。 よく見るとラクーンだったが、親子で我が家を覗いているではないか。
そういえば、昨日も一昨日も、夕食の時間に、裏庭のデッキで何かがモソモソしていた。 ラクーンの親子は、人間を怖がるわけでもなく、逃げるわけでもなく、まだこちらの様子を伺っている。 「人間がなぜ、そこにいるの?」といわんばかりの目つきだ。
ラクーンはスキあらば、納屋でも軒下でも屋根裏でも、どこでも入り込むらしい。 我が家のデッキの下には、前の住人が飼っていた犬が掘ったのか、親子のラクーンが心地よく眠れるくらいのちょうどいい大きさの穴があった。 穴の入り口は植木で隠れていて、静かに暮すには絶好の場所だ。 ラクーンは夜行性だから昼間はデッキの下で眠っていて、夕方になると這い出してくるらしい。 でも、ここは私の家だ。 ラクーンは遊びに来てもいいが、住まれては困る。
このタヌキの親子、いやラクーンの親子をどうやって追い出すか、、、。
「殺虫剤まこうか。」
私の言葉に、主人は一瞬反応したが、すぐに聞こえないふりをした。
ラクーンはすごく聡明なんだそうだ。 知り合いの家にラクーンが住みついたとき、捕まえ、5マイル(8キロ)先までドライブし、捨ててきたという。 ところがラクーンはすぐに、自力で家に戻ってきたそうだ。
ラクーンとタヌキは似ている。 だから、ラクーンはずる賢いはずだ。 そして、人を騙すに違いない。 子供の頃に読んだタヌキの話をいろいろ思い出した。
辞書で調べると、raccoonはアライグマと書いてある。 タヌキはraccoon dogとかbadger とよばれている。
どうしたらラクーンを追い出せるか?
インターネットで調べると、アンモニア水をまけばよいと書いてある。 ラクーンはすごくきれい好きで、アンモニアの匂いがすると、他の動物の尿のにおいと思って、立ち去るのだそうだ。 主人はさっそくドラッグストアーへ行き、アンモニア水を2ガロンも買ってきた。
アンモニア水をまくにあたって一番大事なことは、ラクーンが親子で外出していることを確かめること。 もし、ラクーンの子がひとりで留守番をしているときにまいてしまうと、親ラクーンだけが逃げてしまい、子ラクーンは置き去りにされてしまう。 そして、食べ物にありつけず餓死してしまうのだ。 死んだ動物のにおいは強烈だ。 「でも、防臭スプレーが、、、」と言いかけて、やめた。
私たち夫婦はデッキを木の棒でドンドンつつき、床下にはホースで放水した。 そして、ニャンとかワンとかを含め、とにかく動物の声が聞こえないことを確かめ、2ガロンのアンモニア水をデッキのまわりにまいた。
さようなら、ラクーンさん。 お願いだから復讐しないでね。
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