2024年7月:清水カトリック教会その後
横浜教区:清水カトリック聖堂は、2022年7月末に、司教から「移築のみ許す」との伝達が(静岡教会で)あり、2023年3月末に、移築のための『社団法人』が設立され、2024年1月から、まだ移築先は見つかっていませんが、とりあえず「移築のために」取り壊しが始められました。2024年7月末までかかる予定です。
移築先は、「①できるだけ津波が来ない所、②非常に高い塔などがあるので、ご近所に迷惑がかからない所…、③観光バスなどを止めることができる、又は、広い駐車場がある所」等が条件で、なかなか難しい。
解体は、これまた大変な仕事です。
木造、檜を使った貴重なものなので、非常に丁寧に梁や柱の飾り物から取り外し、再現するために、印や番号などを付けての「取り壊し」です。その様子は、6月にNHKでも知らされました。
解体はしても、はたして本当に「元通りの聖堂」ができるのか、文化遺産にもなるものなので、日本建築の専門家にとっても、なかなか難しいようです。
今回の「移築」は、教区の梅村司教の望みであり、ほぼ、命令でもあったので…2億円では収まらない、莫大な移築費もかかり、非常に残念なことです…、たった一つのメリットは「解体により、建てた宮大工や船大工が、どのようにあの美しいアーチ型を作り出したのか…その技術が分かってきたことは、不幸中の幸いかもしれません。 (つづく)
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