清水女次郎長の想い

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リニア中央新幹線は、必要なのか?

2022-02-09 16:53:14 | 日記

      

       

リニア中央新幹線: 時速500キロ、東京品川駅から大阪まで67分、

移動時間が大きく短縮されるが…

 JR東海は、リニア中央新幹線を、とりあえずは品川ー名古屋間を、2027年開業の予定だったが、工事を始めてから、実は、様々な問題が起きている。

 まずリニア工事のために、静岡県大井川の水量が大幅に減少になる危険が大なので、水資源で生きている下流の市町村住民たちが反対のため、川勝静岡県知事は、JR東海からの納得できる対処ができなければ「許可はしない」と言っている。

 すでに工事には7年経っているが、水資源だけではなく、残土処理、事故、様々な問題が続出して裁判も起きている。工事は大幅に遅れ、2027年開業は、ほぼ実現困難になっている。初めは「静岡県内にリニアの駅ができないから…反対なのか」などと、とんでもない批判をする人もいた。リニア新幹線の現実を少し紹介して、一緒に考えてみたい。

① 事故:リニア工事の事故は、2年に一度は起きている。2021年10月に岐阜県の工事現場で作業員の死亡事故が発生、直後の11月には長野県で事故。事故が出るとJR東海は、慌ててあちこち調査ボーリングをやっている。JR東海が工事を急げば急ぐほど事故が出ているのも現実だ。

② 住民説明会で:事故の説明会場に駆け付けたマスコミに「住民に安心して発言して頂くために」マスコミの取材を入れないことが多い。説明会終了後には「住民の理解が得られた」などと説明する。これはJR東海のいつものやり方だ。JR東海には<事故に向き合う姿勢があるのか>…、問われている。

③ 各県で山岳トンネル工事が再開される中、古田岐阜県知事は、2021年11月の記者会見で「岐阜県ではトンネル工事は一切、GOサインは出していません」と述べている。

7兆円~10兆円以上もかけ、膨大な電力も使って<品川~大阪まで67分>で移動するリニア新幹線は、本当に必要なのか? 

スピードの進化に、人間の体や心が追いついていけないのではないのか?

 既存の新幹線があり、各地に飛行場もできている、それに近年は、リモートなどで、ビジネスマンの移動も減っている、コロナで地方に分散、移住傾向があり、東京に住む人も減少しつつある昨今、リニア新幹線が、本当に必要なのだろうか? しかも電磁波で500キロものスピードは、人間の身体に与える望ましくない負担も大きいと言われている。

 膨大な電力を使うことについて、マスコミが質問したところ「電力は十分にありますから」とのこと、では「原子力発電に頼るつもりなのか?」と聞いたら、「原子力発電に頼らなくても大丈夫です」と。大量の電気を使うリニア新幹線を走らせても、電力は十分あるのなら「日本は今、現在から将来も、危険に満ちた<原子力>を止めて」一切、使わないようにしても、良いはずではないか。

 政府が「2035年頃まで原子力を使い続ける」と言っているのは何故か? 大きく矛盾している。

 貴重な大自然、生き物をも危険にさらし、水資源も破壊する、それに加えて、一部のビジネスマンが中心とは言え、人間の身体をも危険にさらすことになりかねない<リニア新幹線>が、本当に必要だろうか…?

  リニア新幹線が、わたしたち人間を、幸せにしてくれるだろうか? 

 


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