清水女次郎長の想い

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清水聖堂は取り壊されていません:2021年3月末

2021-03-22 11:34:20 | 清水教会の聖堂


鉄骨耐震をすると、美しい聖堂内部が損ねられる、だから聖堂を取り壊す?

横浜教区梅村司教から「清水教会の聖堂取り壊し」の命令は、昨年9月に出され、地方新聞にも出した。取り壊し理由は「鉄骨耐震の見積り」をしたところ9,400万円以上かかるうえに「聖堂の内部にゴツゴツと鉄骨が入り、見栄えが悪くて、とても聖堂だとは思えなくなるからだ」と。(正式にはコロナ終息後、司教が直接清水教会信徒に説明する」と言うことになっている)

 しかし信徒たちは、2015年時点からすでに何回も地元の「日本建築専門家」の設計士、建築技術者に見積りをさせ、3000~4800万円位で、木造(鉄骨は見えないように入れての)耐震ができると司教にも報告してあるのに、なぜ「鉄骨診断だけなのか?」、当然「木造耐震の診断」もするべきではないか。

 静岡と言う地は徳川家康が駿府(静岡)に定住して以来、家康は有能な技術者を集めた。その中には木造建築の(宮大工)が多くいて、今でもその末裔で「木造建築の専門家が多数」いる地だ。なぜ「鉄骨耐震」しかしないのか?

司教が「見積もらせた」と言うことは、残すことを前提にしている。

しかも「木造耐震」なら、費用は鉄骨の半分か、3分の1の費用ですむ。耐震の費用は全て信徒の負担なので、美しさを保ちながら耐震をする方法を選ぶのは当然なのに…、ひいき目に見ても「取り壊したいための」方便に見える。

 初めから「取り壊しありき」の司教のやり方は、聖堂を残したい信徒だけではなく、県知事・市長(昨年末、聖堂を改めて見に来て「残してほしい」と言った)「残してほしいと署名した8,000人近い静岡市民」もあきれ返っている

 司教に権力で押し潰され、委縮してしまった信徒もいるが「残したい信徒」はまだ多いので、聖堂を残すための方法を考えている。

 初めから「聖堂は取り壊しありき」の司教方針で、上にしか目がついていない「ヒラメのような神父」を清水教会に派遣し、信徒の話し合いなど、途中でも強引にやめさせ、司教のイエスマンだけの「建設司教諮問員会」をつくり、話し合いをさせなかったことを「信徒が結論を出せなかったから」「補完性の原理原則で、建設司教諮問委員会だけが、この聖堂問題を決定する」と…、いかにも信徒がダメで決められなかったように装い、倫理的に問題のあることを平然とやっている。

 司教権力で押し潰され、委縮してしまった信徒もいるが「残したい信徒」はまだ多いので、聖堂を残すための方法をいま考えている。諦めたりはしない。請うご期待!! 

 改めて日本の教会の司教・神父は(もちろん全員ではないが)今も「近代化されたカトリック教会、フランチェスコ教皇を中心とする考え方、ヴァチカン方針」をへし曲げ、まだ中世期の名残のような「権力志向」がまかり通っている。私たち信徒自身が、イエスに従っている現教皇の考え方をしっかり学び、考えて行動しなければならないと思う。