一人、海辺に立つ人
日本共産党、2022年7月15日、創立100周年!!
日本共産党は、2022年7月15日、創立100周年を迎えた。
心から「よくぞ頑張り続けた、おめでとう!!」と言いたい。
私は、2016年、静岡平和資料センターに「清水教会の聖堂」のことで意見を聞きに行ったことから、そこに来ていた「清水の戦争展」の人の勧めで、「清水の戦争展」のメンバーに入った。私も戦争体験者、親しい人が死に、悲惨な想いをした「太平洋戦争」のことを伝えたいと思っていた
しかし、日本共産党については「暴力革命をする人たち」とか、カトリック信徒の私は「神を信じない人たちだ」等…マイナス面しか知らなかった
実際に「清水の戦争展」で一緒に活動してみると、イメージとは全く違い、学校の先生をしていた人が多かったが、知的で人間的な温かな人たちだった。<日本共産党は、近年、かつての「暴力で革命をする~考え方」を、間違いだと変更した>:(志位委員長宣言)
「清水の戦争展」に入った私は、清水カトリック聖堂が横浜教区長により「取り壊し」の危険がある…と言うと、年一度の「清水戦争展のイベント」に、4年間も展示スペースを割いて「清水教会と関連事項の展示」をさせてくれた。初年には、清水教会信徒から「赤旗に宣伝した」と、猛烈な「抗議電話」があったが、関係者は、それを上手に振り切ってくれた。
展示では「清水カトリック教会が建物ととしての値打ちがあることや、1945年爆撃で焼け野原の中にポツンと残った聖堂が、爆撃で倒れた人たちの施療院になったこと」などを、2020年まで4年間4回も、大きく展示してくれた。
その間、戦争展メンバーの一人一人を見ると、会合の時に、最長老なのにいつも菓子をもって来てくれる人、「平和憲法」を守ろう:イベント(駅前での宣伝、署名活動)に健康状態が悪いのに毎回参加する人、選挙の時には(私から見ると当選はできない…と思われる候補者を(負けを覚悟で)応援し、全ての私的な時間を「選挙運動」に使っている人…その底辺には、貧しい人への応援や想いが、非常に強いことを知りました。
片や、カトリック信徒の我々はどうか?
イエスを伝える聖書には「よきサマリア人(強盗に襲われ半殺しにされ、道路に放置された人を、社会的指導者たち:司祭・レビ人が見て見ぬふりをして立ち去ったが)当時は軽蔑されていた外国人のサマリア人が通りかかり、襲われた人を助けた」の話がある…が、いま現在、イエスを奉じているはずの清水のカトリック教信徒は、全く違う行動をしている。
私たち教会では(神父・信徒委員が先頭に立って)身近に困窮しているコロンビア母子4人家族も、ダルク(アルコール、薬物依存者の施設)にも「支援しなくてよい」どころか「してはいけない」等。「ホームレス支援はフィィッピン人信徒がやっているから、手を出すな」と言っている。
もちろん信徒の一部は、こっそり支援活動をしてはいるが、教会指導者には「白い眼で」見られている。とてもヘンではないか!!
カトリック教会でも10年前頃までは「赤い羽根募金」他、積極的に教会学校の子供たち先生たちが、近くの駅前などで、大きな旗をかかげて積極的に募金活動をしていたのに、なぜやめることにしたのか?
募金をする人たちからは、「カトリック教会の旗があるから、ヘンな人たちではないと、安心です」と言われていた。
イエスの弟子:ペトロたち初代教会からキリストの信徒たちは、貧しい人を自分の資産で(少ない人も)支え、彼らと生活を共にした。(神を信じるかどうかを別にすれば、共産党員の考え方そのものではないか…!)
いま私は、言いたい。イエスの教えに返って、カトリック(横浜教区)でも「良きサマリア人」を…実行するべきではないか…と思う。(もちろん日本の地域によっては、今もやっているが…)