12月10日のリサイタルに向けてピアニストの塩見亮さんとリハーサルでしばらく京芸通いでした。
新しくなって移転した京芸は初めて来ました。
建物の前で立って待ってくださっていて優しい。
現代的な建物は、ドイツの音大みたい。
「ベルリンとかケルンの音大みたいですね」
塩見さんはドイツに留学されていたのでそういうと、
「僕が留学していたマンハイムの音大は建物の半分が映画館だったんですよ」
って教えてくれました。
ベルギーやチェコはドイツと繋がっているから
(実はデンマークのはじっこも)
時々所用で訪ねたドイツのことを思い出しながら。
塩見さんは難しい曲ほどさらっと弾いてくださって吹きやすく楽しいリハーサルでした。
反面、2人ともやった事ある曲なのに思い出せない!っていう曲もあって🫠これなんでしょね。
チェコの作品を演奏しながら、
チェコごはんは美味しい、と塩見さんが言ってくれたので、ドイツも世間的な印象よりずっとごはんは美味しいですよね、なんてお話しも。
リハーサルが終わって外に出るともう日が暮れかけていて、京芸のデッキから見た京都タワーが
着いた時と違った表情で。
さっきまで練習していた教会の塔の中で育った、体の弱かったチェコの作曲家の旋律が浮かびました。