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山村有佳里のミュージック+プラス

毎月第一火曜14時&23時FM79.7にて「山村有佳里のミュージック+プラス」放送中♩

京都あさぎ美術館へ

2023-10-30 14:32:35 | 日記

私が通っていた時のアムステルダム音楽院は
ゴッホ美術館や国立美術館、そしてコンセルトヘボウに囲まれた芸術を愛する人にはたまらない、といった場所でした。
音楽院の隣の道を行くと、ゴッホの「夜のカフェテラス」にそっくりなカフェがあって、
そこに座って思案していたら、アメリカ在住のダッチの画商の人に声をかけられて話した記憶があります。

ゴッホはオランダを代表する画家ですが、
私が一番最初にベルギーで住んだエノー州モンス郊外の炭鉱町で宣教師として布教活動をしていました。そんなこんなでゴッホにはゆかりがなんだかあります。
そしてゴッホにも人にも歴史あり。

浮世絵に惹かれたゴッホの立体的な画風は他の印象派の作品と違い、確かに織物として再現するにはぴったりだなあ、と。 
「雨」を表現するにも、西洋人と東洋人の捉え方の違いと、それは演奏をする際の歌い方や奏法の違い、と似ていますね、などと話しながら。

生徒のレッスン後で、ご挨拶させて頂くだけで良いかと思いましたが、あさぎ美術館のマネージャーさんに一点一点丁寧な説明をしていただき、お陰で優雅な美術鑑賞の時になりました。

 

塚本社長と。


ビストロ nn

2023-10-26 10:54:23 | 日記

誕生日強化月間につき。

過日、ビストロ エヌエヌさんへ。
以前出演させていただいた、FMおとくに(地元!)の木下先生と對馬京子さんに連れて行っていただきました。

例えば、
ステージに立つ時
厨房に立つ時
お客様の前に立つ時
マイクの前に座る時

その心構えは皆共通で。
というかそれぞれ心構えなんて思ってもいない当たり前のことがそれぞれあって。
 
流石聞き上手な木下先生と對馬さん、
一番話し上手なシェフ野崎さん 笑
で、なんだか色んな意味で大変だった最後のイギリス時代の話しまで思いがけず
するっと話してしまった。
それも美味しい食事とお酒と、ゆるっとした
時間の中で偶発的に出てくる事で。
だってもう夢の中みたいだもの。

またお2人とご一緒したいし、あんな人やこんな人と来れたら素敵だな、と思える美味しく愉しいお店でした。

 


メドヴニークとミキティー

2023-10-22 15:02:36 | 日記

紅茶が切れたので、あ、そういえば、

夏に広島に行った時に来て下さったお客様が

くださっていたなあ、と思って出してみたら、まさかの

 

「ミキティーの香り」ω`)

 

という名前の紅茶で😂

 

なにより

「ミキティーの旦那さん公認  ミキティーの香り」ってシュール過ぎる

 

ミキティー、 ミキtea…なのかしら?

(まさかのダブルミーニング)

ていうか、なんでこのフレーバーの紅茶を私にくれようとしたのかしら

色々謎過ぎる。

 

川崎でECサイトのみで販売されている、チェコのお菓子屋さん、@cukrcukrさんの

メドヴニークというチェコのお菓子をメールオーダーしたので、ミキティー茶といただきました🇨🇿お皿はチェコのブルーオニオン、カップもチェコのもの。

 

蜂蜜と薄い生地にクリームが

何層にもなったケーキで、チェコ共和国どこのカフェにもある伝統的なお菓子ですが、

現地のメドヴニークはとにかく甘くて、

悪魔の汗の様な濃いコーヒー(by村上春樹)で流し込みながら食べる様なケーキでした。

でも、レッスンや練習後に疲れた体に沁みる甘さで、懐かしい味です。Cukrさんのは甘すぎず美味しくて、母も大喜び。

 

他の国に住んでいた時は一生住もう、と思っていたのですが、旧共産圏のチェコはあまりにも今までいた西洋とは違って2年だけ、と当時は決めていました。でも歴史が複雑な分、音楽や文学、絵画、建築、その他の文化芸術の魅力は尽きず、そもそも好きなチェコもののレパートリーを演奏する人生を送る事になり、深い縁のある国になりました。

 

何より、チェコに留学していた時の仲間は本当にいい人たちで、また帰国してから知り合ったチェコ仲間もみんないい人ばかりでやはり私にとってはチェコは特別な国です。

 

Cukr Cukrの小澤さんも

カレル大学に留学していた頃通ったケーキ屋さんのメドヴニークの味を思い出だしな

がら作っていらっしゃる様です。

それぞれの場所で食べていた思い出の味です。


the portrait the movie

2023-10-16 11:15:56 | 日記

「厳しい困難から多く学び取り人類としての種がより崇高になることを祈ります」Shuzo Ogushi

カメラマン小串周三さんの素敵なスタジオにお邪魔しました。
2020年に上梓した自著も読んで下さって、「一章一章噛み締めて読みました」とコメントをくださり、私も有り難く、印象的だったのですが、息子さんがピアニストでパリ、ベルギーで研鑽を積まれて、今もベルギーでご活躍なので、投影されたのかもしれません。
サインもさせていただき、小串さんの写真集も拝見させて頂きました。
どうやらその息子さん、私の演奏をパリかベルギーで聴いて下さった事があるようで…いつのことやら。
それでも何故か今時期の秋のパリやベルギーの風景を思い出すから不思議です。


お茶をいただながらゆるゆる結局3時間くらいアシスタントの森本さんも含めてお話しました。
とりとめのないようで芯があるお話をするのは愉しいものですね。
穏やかな時間でした。

ご縁をいただき、素敵な依頼を仰せつかりました。
私で大丈夫かしら。
でもありがたく楽しみな企画です。




誕生日でした クリスタルドレス

2023-10-14 20:10:58 | 日記


選手日を迎えました。
沢山メッセージをいただきありがとうございます。中途半端な時間に終わった仕事の後、実家の母に見せてあげたいものがあったので立ち寄ると、兄もいてケーキを用意してくれていました。
ケーキを食べながらどこの家庭でも毎年のように語られるような、超難産だった私の生まれた時、の話を聞きながら。
兄「お前、この世の登場の仕方から人騒がせだな」
…何、「この世の登場の仕方」って…

ある年齢特有のナルシシズムだと思うのですが、何故か私は昔、「20代で死んでみせる」というよくわからない自信を持っていて、当然両親は「縁起の悪いこと言わないで」と言うわけですが、絵描きの祖母だけが普通に「おばあちゃんもね、どういうわけか20代まで生きられないんじゃないか、と思ってたのよ。でもなんだかまだ生きてるのよね」と受け答えてくれたんですが、享年89歳…おばあちゃん、話しが違い過ぎるよ。

それで、今、存命のフルート奏者を調べてみたら、
ペーター=ルーカス・グラーフ(94)
マクサンス・ラリュー(89)
ジェームズ・ゴールウェイ(84)
先日会ったジャズ サックス/フルート奏者 ルー・タバキン(83)

えー(愕然)

どうやらまだまだ先は長いようです。


女流能楽師の友人からクリスタルドレス👗 crystal dressという素敵な名前の薔薇をいただきました。清楚な良い香り。

まさに夏の名残りの薔薇、です。

いつもありがとう。


その人を本質的に好きかどうか、信頼出来るかどうかは会った回数ではなく、
「ご縁の深さ」だと思うと互いに話しながら。


この世界で出会ってくださった方々に感謝しながら大切に生きていけますように。