アトムの子のスピリチュアリズム日記/東京スピリチュアリズムサークル(旧 埼玉シルバーバーチ読書会)感想

     
      この地上人生を生きる目的は、『霊界』という本来の世界へ帰るための準備期間です。

10月の読書会に参加して…Vоl.2

2014年11月16日 08時32分05秒 | 日記


続き…

(4) 間違った祈りとは
 
 ・心のこもってない決まり文句の繰り返し
 ・意味も分からない文句の繰り返し
 ・霊的成長に反することや魂の進歩を遅らせることをする祈り
  手に入れる資格のないものを一方的に要求する祈り
 ・摂理に一致しない奇跡や特別な配慮を依頼する祈り

※以上のことを本文から抜き出すと、以下のようになります↓

決まり文句のただの繰り返しでは空気に振動を起こすだけです。P132 8行目~9行目)
誰かが作文した祈りの文句を意味も分からずに繰り返す(P133 5行目~6行目)
地上の人間はとかく、もしその通りに叶えてあげたら魂の成長にとって良くないこと、進歩を遅らせることになるものを要求しがちです。これは叶えてあげるわけにはいきません。また、そんなものを手にする資格のないものを要求していることもあります。これも叶えられません。P137 3行目~6行目)
祈りとは大霊に法則を変えてくれるように依頼することではない(略)それは私が理解しているところの祈りとは違います。P140 7行目~9行目)

※例えば、経典を意味が分かった上で読むならいいのですが、意味が難しく分からないのにひたすらお経を読み上げる行為。キリスト教では一斉にみんなで繰り返すフレーズ(その場に参加し、祈りを繰り返すことが大事とされているため)があります。また、苦しみや困難から救い出してもらおうとしたり、病気の苦しさから奇跡の回復を願ったり、お金持ち・成功者・地位や名誉といった物質欲を満たそうとする祈りも実際多いのです。

これまでの地上の宗教……「摂理の神」の考え方がなかった
  そのため、神を崇拝し絶対視するものの、摂理から外れた祈りをしてきた
  その結果、すべての信仰努力と祈りは無駄なものになってしまった

※もちろん願いは叶いませんし、結果「霊的成長」が遅れてしまうという事態になってしまいました。


(5) 正しい祈りとは―――正しい神観に基づいた祈り
 
 ・真実の祈りは、偉大(立派・重要)な霊的行為
  祈りは霊性向上のための(1つの)手段(※1)。信仰の目的ではない(地上の宗教は目的になっていた)
 ・魂の奥底からの神に対する誠心誠意の語りかけ
  「大霊の道具になりたい」との願望の表明(決意表明をすることで、心の準備にもなる)
 ・奉仕(サービス・利他愛の実践)に向けて、心を整えるもの
  可能なかぎり魂を高い次元にまで引き上げようとするもの(祈り)(※2)
 ・「大霊に近づきたい」との願いの表明
  「神と人々の役に立ちたい」との願いの表明
 ・祈りには、魂の進化レベルが表れる(※3)

※1)霊性の向上には、他に「霊主肉従」、「利他愛の実践」、「苦しみの甘受」などがあります。

※2)私たちは普段、日常生活を送ることで頭がいっぱいですが、声に出して数分でも「神」と対話することにより、自分の心を整え大霊に少しでも近づきたいと感じるようになるのです。

※3)ありのままの姿が「祈り」に表れます。「未熟な祈り」から少しずつ「大人の祈り」へと成長し、変化していくものなのです。

真実の祈りは偉大なる霊的行為です。祈りはあくまでも手段であって目的ではない―――これが最も正しい表現でしょう。P134 8行目~9行目)
魂の奥底からの誠心誠意の祈り、大霊との交わりを深め、大霊の道具としてより有用な存在になりたいとの願望から出た祈り(P132 9行目~10行目)
祈りの本質は、(略)より高度なエネルギーと調和するための手段です。誰かが作文した祈りの文句を意味も分からずに繰り返すのではなく、全身全霊をこめて可能なかぎり高い次元の波動に合わせようとする行為(P133 4行目~7行目)
衷心(ちゅうしん=心の底から思う本当の気持ち)から祈り大霊に近づきたいとの願いから出た祈り(P137 後3行目)
自然に湧き出る祈り、役に立ちたいと願う祈り、知識や光明(こうみょう)、叡智(えいち)、導きを求める祈り、こうした祈りは魂の進化の表れです。P138 7行目~8行目)
祈りの言葉はたった一言しかありません。「何とぞ私を人のために役立てる方法を教え給え」―――これです。「大霊のため、そして大霊の子等のために一身を捧げたい」―――この願いより崇高なもの、これ以上の愛、これに勝る宗教、これより深い哲学はありません。P134 後5行目~2行目)

シルバーバーチの具体的な祈りの見本
  「なにとぞ私を人のために役立てる方法を教えたまえ(導いてください)」
  「大霊のため、大霊の子等のために一身を捧げたい(道具として使ってください)」
 崇高(すうこう)さ、偉大な利他愛、深い哲学(真理)が含まれている



※参考資料;スピリチュアリズム普及会発行『シルバーバーチは語る 8章』

※なお、これらの引用にあたっては『スピリチュアリズム普及会』の許可を得ています。