アトムの子のスピリチュアリズム日記/東京スピリチュアリズムサークル(旧 埼玉シルバーバーチ読書会)感想

     
      この地上人生を生きる目的は、『霊界』という本来の世界へ帰るための準備期間です。

6月の読書会に参加して

2016年07月17日 07時40分41秒 | 日記

 梅雨明け前とは思えないような暑い日が続いています。私の働く部署では、早い段階からクーラーを入れているのですがそれでも動き回っていると汗が流れます。仕事ではアジの調理・三枚おろしを毎日しているのですが、最近ではサバ、カツオ、天然ブリなどの魚をおろすことが日課になっています。カツオや天ブリは刺身にするため皮引きまでするのですが、特にカツオの皮引きには難しさを感じています。また翌日の刺身用にイカやアジの仕込みもやるため時間配分も考えなくてはなりません。しかし、カツオや天ブリのヒレや骨が刺さったり包丁で指を切ったり、時には指の肉をえぐっているときもあり毎日出血が絶えません。「手」だけにツライ思いをさせていて本当に申し訳ないのですが、それでも魚を触ることは夢でしたから、できるだけ練習して綺麗に早くさばけるようになり、売り上げに貢献したいと思っています。

 さて今回(6月)の読書会では、「霊界を挙げての大計画…スピリチュアリズム運動」について本文から抜粋し内容を深く掘り下げて勉強しました。また、人間は自由意志ひとつで、霊界や守護霊を喜ばせることも悲しませることもする…ということを改めて学びました。人は年齢を重ねるごとに自分の枠や殻をこわすことができなくなり、人によっては頑固になっていくものです。しかし他人のために一歩踏み出すことで、喜びを感じ霊的成長ができるのです。私は「シルバーバーチの霊訓」の中で、守護霊が私たち1人ひとりの(生まれる前から)そばにいて必死に導き見守っていることを知ったとき、生涯を通して守護霊を絶対に悲しませないと心に決めました。私が裏切る・悲しませるということは、守護霊にもカルマを作らせることになります。私のために今日まで必死に守り導いてくださった人にそのような裏切り行為はできません。そんな自由意志ならいらないとさえ思っています。

 「シルバーバーチの霊訓」は本当に素晴らしい霊界通信です。しかし「シルバーバーチの霊訓」を読むだけでは、読んで感動するレベルで終わってしまいます。私たちスピリチュアリストがやることは、「霊訓」の全体像をつかみ理解し、「神とは?」「死とは?」など人に聞かれて正しく答えられるレベルにまで上げていくことです。シルバーバーチがナゼ地上におりてきたのか、シルバーバーチは私たちに何を伝えにきたのかを正しく理解し実感していくことが、今後の私たちの仕事「真理普及」に繋がる大きな課題になっていくと思います。


 『シルバーバーチの教え・上』3章 霊界を挙げての大計画
                       ———スピリチュアリズムとは

★私たち(霊界の人たち)は、何ひとつ見返りを求めてはいません。栄誉を欲しているわけではありません。ただ、皆さん方のお役に立ちたいと思っているだけです。忘れられてしまった霊的摂理を改めて啓示し、それによって地上の人間が物質界にも存在する霊力を再発見し、新たな希望と新たな生命を呼び覚ますことになればと願っているのです。P49 後6行目~後3行目)

※イエスの思いがそのまま詰まった文章で、霊界の人たちの利他愛について書かれています。何百の霊たちが、地球人類を救いたいという一途な思い・利他的思いだけで動いているのです。その純粋な愛によって真理が伝えられてきました。私たちスピリチュアリストはこの与えるだけの愛を見習っていかなければなりません。そうして初めて「霊界の道具」になれるのです。

※地上人は、どうしても名誉であったり、名声、お金という形で見返りを求める生き物です。ボランティアや奉仕活動をしている人たちであっても、心のどこかに自己満足や自己顕示欲など他人からの賞賛(しょうさん)を求めたりとしてしまうものです。

まとめ【スピリチュアリズム運動を主導する霊界人の利他愛】
・見返りも栄誉も、何一つ求めない
・ただ地上人類の役に立ちたい=救いたい
・霊的真理を伝え、地上人を霊的新生させて救い(霊的成長)をもたらしたい


★古い規範が捨て去られ、あらゆる権威が疑念をもって見直され、その威力が衰えつつある今、私たちは大霊を絶対最高の権威として明らかにしようとしています。決して働きを止(と)めず、また誤ることもない摂理として顕現している大霊を啓示しようとしているのです。その大霊の摂理にのっとった生き方さえすれば、地上界に再び平和と調和が訪れます。P49 後2行目~P50 3行目)

※この文章は、シルバーバーチが伝えようとした本当の神の姿であり、これこそが正しい「神観」なのです。つまり「神」とは、全宇宙の創造主・大霊、そして摂理のことなのです。残念なことに地上人は霊的なことに無知なうえ、「神観」については最も知られていないことの1つになっています。

※神(大霊)は摂理として存在しています。ひげの生えたおじいさんではありません。今世・前世のカルマや摂理を踏まえて、初めて「祈り」が聞き届けられるのです。しかし地上人は何千年もの間、神と人間は(神に直接お願い事をすれば、神が直接願いを叶えてくれる関係)「神の直接支配」だと思ってきました。さらに祈る対象が神ではなく、「イエス」や「教祖」に対して行っているという宗教が数多くあります。

まとめ【スピリチュアリズムが明らかにした神の姿(スピリチュアリズムの神観)】
・大霊は絶対最高の権威(大霊としての神が存在し、私たちは分霊なのです)
・摂理として顕現している大霊
・スピリチュアリズムの信仰対象は、大霊と大霊がつくった摂理のみ
・人類が摂理にそった生き方をすれば、地上世界に平和と調和が訪れる


★自ら選んだ暗闇の中で、自由になれるのに鎖につながれ、奴隷のような生き方をしている魂が数多くいます。私が案じているのは、そうした束縛された状態があまりに長く続くと、その束縛から解き放たれるのが怖くなってしまうことです。鳥カゴの中で長いあいだ飼われていた小鳥は、その鳥カゴから放たれたときに、もしかしたら飛べない(生きていけない)のではないかと心配になるものです。

 ですから、束縛から解放してあげるのはよいのですが、自由になったときに歩むべき道も用意してあげないといけません。何の道しるべもない場所へ放り出したままにしておいてはいけません。自由になってもらわなければなりませんが、同時にその自由が導いてくれる道(指針となる道しるべ)も教えてあげなくてはならないのです。(P51 7行目~後2行目)

※霊的牢獄から抜け出す苦しみを、小鳥や鳥かごに例えたシルバーバーチの言葉が心に染みます。霊的束縛(洗脳)から解放してあげるのが目的なのですが、(長い間束縛の中にいると)抜け出すことが不信仰ではないか、サターンの誘惑ではないか、地獄に落ちるのではないか…と自分を責めてしまうのです。

※地上の7~9割以上の人たちがキリスト教やイスラム教など何らかの宗教に入っています。それだけ「霊的奴隷」になっている人たちが多いというのが現実なのです。

《参考》ここに集っている皆さんは、協議の牢獄から脱したことを喜んでください。そして喜ぶだけでなく、今なお隷属状態にある人々を解放してあげるために努力してください。P124 後5行目~後3行目)

まとめ【間違った宗教組織による霊的牢獄・魂の奴隷状態からの解放】
・宗教組織に洗脳されて、霊的奴隷になってしまった人がたくさんいる
・霊的牢獄状態が長く続くと、その束縛から解放されるのが怖くなってしまう
・スピリチュアリズムは、霊的奴隷となった人々を解放し、救い出す
 それだけでなく、正しい道を教え、これから歩むための道しるべを示す


★私たちは、今度こそは「唯物主義」と「利己主義」の勢力が絶対にはびこらないように努力しています。そのためには人間みずからが、その勢力に負けないようにならなくてはいけません。日常において発生するさまざまな問題に霊的真理を活用することによってのみ、人類の前に迫りつつある恐ろしい破局を防ぐことができるのです。P53 後1行目~P54 3行目)

まとめ【霊的真理の実践によってのみ、地上の悲劇はなくなる】
・霊的真理を忠実に実践する → 悲劇はなくなる(人類の救い)
・霊的真理を実践しない → 悲劇はなくならない


★それがいつになるか――早く来るか遅いかは、人間が大霊から授かった「自由意志」をどう使うか(※1)によって決まります。が、一人の人間が他の人間に救いの手を差し伸べようとするとき、その背後では数多くの霊が群がって援助し(※2)気高い心を何倍にもふくらませようと努めます。善(※3)のための努力が忘れ去られることは絶対にありません。奉仕への願望が無駄に終わることは決してありません。P56 5行目~9行目)

※1)霊界主導で「真理」をおろしてくれます。地上におろすところまでは霊界がやってくれるのですが、それを実践するかどうかは私たち一人ひとりの自由意志にかかっています。実践する人が増えることによって、真理が拡大し地上が「霊的同胞世界」になっていくのです。

※2)目に見える結果でなくても、時間の経過とともに必ずいい方向に何かしらの動きが起こっていきます。

※3)「善」とは、霊的真理を伝えること

まとめ【背後から多くの霊によって援助されている】
・霊的同胞世界の確立の時期は、スピリチュアリストが自由意志を用いて、真理をどのように実践するかで決まる
・人類救済のために働く人間は、数多くの霊が群がって援助してくれる
・善のための努力(霊的真理の普及の努力)が、霊界の人々から忘れ去られること、見逃されること、無視されることは絶対にない


★私は時おり、霊界の高級霊たちが目に涙を浮かべている姿を見かけることがあります。地上の人間が同胞を引き上げる大きなチャンスを捨て去っている姿を見て、いつかその愚かさに気づいてほしいと願い、じっと眺めているのです。そうかと思うと、嬉しさに顔をほころばせているのを見かけることもあります。名もない人(私たちスピリチュアリスト)が善行を施し、それが暗い地上世界に新しい希望を灯してくれたからです。P56 後5行目~後1行目)

まとめ【霊界の人々の悲しみと喜び】
・霊的真理を知った人間が、真理に反したことをする(大きな罪)
        → 高級霊たちを最も悲しませることになる
・名もない人間が善行を施し、利他愛の実践に励んで暗い地上世界に新しい光を灯している
        → 霊界の人々に最高の喜びをもたらす


※参考資料;スピリチュアリズム普及会発行『シルバーバーチの教え(上)・3章』

※なお、これらの引用にあたっては、スピリチュアリズム普及会の許可を得ています。