アトムの子のスピリチュアリズム日記/東京スピリチュアリズムサークル(旧 埼玉シルバーバーチ読書会)感想

     
      この地上人生を生きる目的は、『霊界』という本来の世界へ帰るための準備期間です。

10月の読書会に参加して…『摂理観その②』

2018年11月18日 08時48分12秒 | 日記

 朝晩の冷え込みはあるものの、日中は10月、11月とは思えないほど気温の高い日が続いています。それでも紅葉の映像がテレビで流れると、少しずつそして確実に「秋」はやってきているようです。今年は記録的な早さの梅雨明けと猛暑日により、熱中症などの被害が多く出た年でした。目先のことにとらわれれば地球がどうかなってしまったかのように思いますが、地球も生きています。長い年月には大地や気候にいろいろな変化が起こるのものです。私たちであっても1年1年成長という変化を遂げているわけですから、私たちも地球と一緒に進化向上を目指して生きていこうと思っています。

 話が変わりますが数日前、NHK特集「手塚治虫・創作の秘密」を何十年ぶりかにテレビで見ました(初放送は1986年)。画像が当時のもので粗かったのですが、懐かしく翌日の仕事中にも幾度となく頭をよぎり胸が熱くなりました。今年は生誕90周年だとか…。地上で「マンガの神様」と呼ばれた先生は、霊界で今は高級霊として「真理普及」に忙しく走り回っているのでしょうね。

 さて今回の「読書会」では、神が造った(1つではない)さまざまな摂理を学びました。また、「摂理の神」というものを正しく理解することが重要なポイントであり、そこから初めて正しい信仰であったり、正しい生き方をスタートさせられるのです。人間は誰しも「幸せ」になりたいと願っています。人々は、その方法を見つけるために物質的なお金や物を追い求めてきました。富や名誉を得て成功した人生こそが「幸せ」であるかのように、書店にも“成功するためには…”などの関連著書が多く売られています。「幸せはそこではない」と気づいてきた人たちもいますが、ではどうすればいいのか?までは分かっていないのが現状です。


 スピリチュアリズムの思想体系〔Ⅱ〕 「摂理観」その2
    「神が造ったさまざまな摂理」と「摂理の神」の信仰的意味

(1)神が造ったさまざまな摂理
  ・神が造った摂理(法則)には、さまざまな次元のものがある
  ・人間を支配している摂理もさまざまで、それらが重複・重層構造をなしている

※低い次元の摂理から、高い次元の摂理は重複しているのです。

「大霊による直接の関与などというものは、絶対にありません」(霊的新時代の到来P46/10行目)

《人間を存在させるさまざまな摂理(法則)》
  ・人間を創造し、存在させる摂理・法則
     物質的法則(物質次元の摂理)
     生命法則(生命体・生物を支配する摂理)
     サイキック法則(サイキックレベルを支配する摂理)
     精神的法則(精神レベルを支配する摂理)
     霊的法則(霊的レベルを支配する摂理)

  ・被造世界・被造物は、さまざまな摂理が絡み合って存在し、神の支配を受けている
  ・大枠となる1つの大きな摂理の内側に別の摂理があり、全体として大きな摂理を形成している

◆「私が摂理の存在を口にする時、たった一つの摂理のことを言っているのではありません(※)。宇宙のあらゆる自然法則を包含(ほうがん)した摂理のことを言います。それが完璧な型(パターン)にはめられております。ただし、法則の裏側にはまた別の次元の法則があるというふうに、幾重(いくえ)にも重なっております」(到来 P143/8~12行目)
※)無数にあり、複雑に絡み合っていることを言っています。

◆「摂理の裏側に別の次元の摂理があります。大自然の成育(せいいく)、国家ならびに民族の進化をつかさどる摂理とともに、一人一人の人間を支配している摂理があります。これらが裏になり表になりながら働いているのです。無限の叡智というカギを手にしないかぎり、その全体に完全な調和が行き渡っていることを悟ることはできません。が、間違いなく調和が行き渡っている(※)のです」(到来 P190/8~12行目)
※神の完全性の反映と言えます。


(2)「摂理の神」の信仰意味
  ・神に対する正しい認識と神との正しい関係を理解して初めて、正しい信仰をなすことができる

※「摂理の神」の意味を正しく理解することが重要なポイントであり、神と人間はどこまでいっても「間接的な関係」であるということが大原則です。それをしっかり理解しなければなりません。

①「摂理」とは、神が人間を幸せにするために設けた仕組み
 ・摂理に一致した生き方 → 調和状態 → 幸福
  摂理と一致しない生き方・摂理に反した生き方 → 不幸
 ・人間の幸・不幸は、摂理への一致によって決定する
 ・摂理と人間の幸福は、表裏一体の関係
 ・「摂理(真理)とは何か」を知らずに、摂理に一致した生き方ではない(幸福になることはできない)

※スピリチュアリストの目指す生き方は、霊界の霊たちが当たり前に思っている「神」と「神の摂理」への絶対的な信仰です。それを貫くことが先駆者としての生き方であり、最善の道なのです。そもそも地上の宗教が「摂理の神」について全く知らなかったことが大きな問題です。

◆「私たちは大霊が定めた摂理(法則)をお教えしようとしているのです。それを守りさえすれば、地上生活に健康と幸せをもたらすことができるからです」(教え・上 P88/6~7行目)
※「摂理」さえ守っていればそれだけで幸せになれると、シルバーバーチは幸せの極意をたった2行で伝えてくれました。

◆「摂理に順応した生活を送っていれば、望み通りの結果が生じるようになっています。結果がでないということは、摂理に一致した生き方をしていないことを示しています」(教え・上 P93/8~10行目)
※望み通りの結果=幸せのこと

◆「真の幸福とは、大霊と一体になった者に訪れる安らぎのことです。それは心が大霊のリズムで鼓動し、大霊の意思と一致し、魂と精神が大霊と一つになっている状態のことです。大霊の摂理と調和しているから安らぎがあるのです。それ以外に安らぎは得られません」(教え・上 P99/8~12行目)
※神と心を一つにした生き方こそが「安らぎのある幸せな人生」なのですが、大半の人が真の幸福を分かっていません。

②神の摂理にそうための忠実な努力が「正しい信仰」(※1)
 ・人間の幸せを願う配慮から定められた摂理を無視して、自分の一方的な願いを訴えても、幸せになることはできない
 ・従来の宗教は、「神にすがれば、神が救ってくれる」という他力信仰(※2)……間違い
 ・「正しい信仰」とは、神が定めた規律、すなわち摂理に自分を合わせていくこと = 自力信仰
 ・正しい信仰努力によって、霊的成長(※3)が達成される

※1)幸せになって欲しいという「愛」の思いから、神は「摂理」を造りました。ですから、そこに人間が合わせていくという忠実な努力と徹底した自力救済の思いが「正しい信仰」の姿だと言えます。ただそれは決して難しいことではなく、本来はその「神」の思いに寄り添うシンプルなものなのです。
※2)必死に祈りをすれば「神」が自分を守ってくれるという他力信仰は根本的に間違っているのです。
※3)「霊的成長」こそが地上人生の目的であり、人間にとってもっとも大切なことなのです。

◆「神を人間の都合の良い方向へ向けさせようとしても無駄です。神の摂理は、計画通りに絶え間なく作用しています。賢明なる人間ーーー叡智を身につけたという意味で賢明な人間は、摂理に文句を言う前に、自分から神の無限の愛と叡智に合わせていくようになります(※)(シルバーバーチの霊訓・1 P111/1~3行目)
※霊的無知の人は、決して変えることのできない「摂理」の方を変えて欲しいと願い、その無駄な努力によって疲れてしまいます。

◆「ここにおられる(ハンネン・スワッファー・ホームサークルの)皆さんは、霊的知識から生まれた完璧な信仰を持たなければなりません。皆さんは霊力の証(あかし)を手にしておられます。万事(ばんじ)うまくいくという信念、大霊の摂理と調和して生きればそれ相当の実りを手にすることができるとの信念を持たなければなりません」(シルバーバーチの教え・上 P96/5~8行目)
※シルバーバーチはここではっきり言っています。「信念を持って、神の摂理に合わせていくのがスピリチュアリズムの信仰であり実践です」。

③摂理による支配を踏まえた上での神への語りかけが「正しい祈り」
 ・「祈り」とは、神に語りかけるという、人間にとって重要な信仰的行為であり、重要な霊的実践内容
 ・自分自身の願い事を訴えることは、正しい祈りではない
 ・摂理にそっていない祈りは、どれほど真剣であっても意味のない行為
 ・従来の宗教の願いごと信仰・ご利益信仰の原因は、「摂理」に対する霊的無知※

※残念ながら、今も真剣に祈っている人たちは多いと言えます。

◆「いくら誠心誠意の祈りであっても、それだけで摂理が変えられるものではありません。いかなる教義を忠実に受け入れても、摂理を変えることはできません」(シルバーバーチの霊訓・11 P90/5~7行目)

◆「祈りをするうえで常に意識しなければならない対象とは、大霊、生命の摂理、宇宙の自然法則であるということです」(シルバーバーチの教え・上 P120/1~2行目)
※「祈り」の大原則が端的(たんてき)に伝えられています。

◆「ーーーすべてのものが不変の法則によって支配されているのであれば、大霊にいに祈っても意味がないのではないでしょうか。というのは、祈りとは大霊に法則を変えてくれるように依頼することではないかと思うからです(※1)

 それは私が理解している祈りとは違います。祈りとは、大霊に近づこうとする魂の願望(※2)です。自己の内部の大霊を顕現(けんげん)しようとする行為であり、その行為が魂を開かせ、それまで届かなかった段階に至ることを可能にするのです」(シルバーバーチの教え・上 P120/7~11行目)
※1)質問者は、従来の信仰者が行なってきた「祈り」の形そのものであり、自分にだけ特別な幸せを求めてしまう姿といえます。
※2)自分の魂を高めていく思いのこと。

※参考資料;スピリチュアリズム普及会発行「シルバーバーチの教え・上」「霊的新時代の到来」/他「シルバーバーチの霊訓(1)、(11)」

※なお、これらの引用にあたってはスピリチュアリズム普及会の許可を得ています。


9月の読書会に参加して…『摂理観その①』

2018年10月05日 17時04分10秒 | 日記

 2か月ぶりの読書会(8月・1月は読書会がお休みのため)に参加することができました。ちょうど、仕事で大きな山を越えたところでしたので、より安心して読書会に向かうことができました。今の私は、魚(鮮魚)に関わる仕事をしながら充実した毎日を送っています。仕事では知識や技術の向上を目指すだけでなく、協調性や謙虚さも学ばなければいけません。また、人間関係を通して「霊的視野」や「霊主肉従」を学ぶ機会も与えられますし、それを行動に移すことで、わずかでも「真理普及」の一端を担うことができると思っています。

 ただ仕事ですから、思うようにいかないこともありますし、気を抜いていると足元をすくわれたりもします。また壁にぶつかった時は、スピリチュアリストとしての真価を問われる出来事も生じてきます。私自身感情的に対処することはないと思っていますが、それでもこの先どこにいても何が起こってもスピリチュアリストとしてしてブレることなく、苦難に負けない強い心と霊的成長を目指して進んでいこうと心に決めています。

 話は変わりますが、(9月の読書会で)主催者から「スピリチュアリズム普及会」での感動的な話を聞き大きな衝撃を受けました。もともと、霊界と深く繋がっている「スピリチュアリズム普及会」のメンバーの皆さんではありますが、そのなかでも更に霊界との交信が可能な人たちがいらっしゃると聞いています。その人たちが(普及会で行われている)勉強会のあと、霊界からメッセージを受け取ったというのです。それは地縛霊を連れてきた指導霊から感謝されたというものでした。

 真摯な勉強会・読書会に対しては「霊界人」も救われるという事実を、目(ま)の当たりにした瞬間でした確かにシルバーバーチの霊訓のなかで「交霊会には5000人もの霊が参加している」とありますから、正しい普及をすることは地上人だけでなく「霊界人」をも救うことになるのだと思います。ただ今回の霊界からのメッセージは、私たちスピリチュアリストにとってとても励まされる、勇気づけられるものになりました。

 さて、スピリチュアリズムの思想体系〔Ⅰ〕の時間軸を学び終えた私たちは、6月、7月と続けて思想体系〔Ⅱ〕を学んできました。〔Ⅱ〕は“水平軸”=人間を取り巻く世界と呼ばれ、私たち人間は、神(神観)・地上世界・霊界の3つに囲まれて生きています。その中で、最も重要なのが『神観』です。その『神(観)』とは、①創造主としての神大霊としての神愛なる神摂理としての神究極の理想・目標としての神、この5つ全てを合わせた存在であることをシルバーバーチは伝えてくれました。今回は、その中でも特に重要な霊的真理の真髄とも言える④の『摂理としての神』を学んでいきたいと思います。



    スピリチュアリズムの思想体系〔Ⅱ〕 「摂理観」


(1)「摂理としての神」とはーーシルバーバーチの神観の最大の特徴

  ①神は摂理を造り、摂理を通して被造世界・被造物(※1)を支配している
  ・霊界・宇宙、そして、そこに存在する全存在物と全生命体は、神の摂理(※2)によって創造され、その存在を維持している

※1)被造世界とは、神が造った世界(霊界・宇宙)であり、霊的世界と物的世界の2つのこと。また被造物とは、すべての存在物・すべての生命体のことを指しています。
※2)反対に、もし「摂理」がなかったら、被造世界・被造物のすべてが存在しなかったことになります。

※「摂理としての神」は、シルバーバーチが人類に初めて伝えてきた内容であり、霊的真理の神髄と言えるものです。

◆「私たちは、大霊(神)とは何かを明らかにしようとしていますが、それは摂理を通して大霊を明らかにすることにほかなりません。私たちは、大霊の摂理をお教えしようとしているのです」(シルバーバーチの教え・上 P105/4~6行目)

※シルバーバーチが明確に述べてくれています。命を捨てるくらいの勢いで信仰してきたはずの地上の宗教は、すべて間違っていました。摂理を正しく理解していない者(宗教)に、大霊を正しく知ることはできません。

◆「大霊とは摂理(法則)であり、あらゆるものを支配しています。摂理に関わりなく生じるものは、宇宙には何ひとつ存在しません。
 地震・雷・嵐ーーーこうしたものについてどのように理解すべきか地上人が頭を悩ませていることは、私もよく承知しています。しかし、それらはすべて摂理の支配下にある宇宙の一部なのです」(シルバーバーチの教え・上 P79/4~8行目)

 ②摂理は不変であり、永遠に存続し続ける
  ・例外は一切なく、機械的な正確さで万物を支配
  ・人間の感情が入り込む余地はない

※人間が作った法律は時代や国によって変わりますが、神が造った摂理(法則・決まりごと・法律)は、何千年、何万年、何十万年たっても訂正も追加も一切ありません。

◆「物的世界は、他(た)のすべての世界と同じく、絶対不変の摂理によって支配されております。その摂理は無限の過去から存在していましたし、これからも無窮(むきゅう)の未来まで存在し続けます。予期しなかった事情が生じて改めざるを得なくなることはありません。これまでの摂理では間に合わない新たな事態が生じるということも絶対にありません。その作用は完璧であり、停止することも、無効になることもありません。無限の知性(神のこと)によって考案されたものだからです」(シルバーバーチの霊訓・11 P89/5~9行目)

 ③永遠の霊的真理とは、神が造った摂理のこと

※摂理=真理のこと。どこの宗教でも「真理」は大事であると教えますが、果たして教団の言う「真理」とは何なのでしょう。教団の場合、それが“教義”に当たります。しかし、この教義は時代や教団の都合で変わります。「正しい真理」とは、教団の作った“教義”ではなく、『神が造った摂理』のことなのです。

◆「私たちとしては、永遠の霊的真理(神が造った摂理)をお教えすることしかできません。なぜなら霊的真理だけが、物的なものが崩壊しチリとなったあとも存在し続けるからです」(シルバーバーチの教え・上 P105/後5~後4行目)

 ④摂理の完璧性は、神の完全性と全知全能の反映
  ・人間は、摂理を通して、神の完全性と全知全能性を知ることができる
   (摂理を見た=神を見た)

◆本文“略”(霊的新時代の到来 P199/3行目~P200/3行目)

※神と摂理について、これほど感動的で分かりやすく伝えている文章はありません。「神を見る」とは、こういうことなのです。


〈参考〉
◆(シルバーバーチの霊訓・11 P58/8~後2行目)(P89/5~P90/1行目)(P107/後5~後3行目)
◆(道しるべP158/10~12行目)(P159/4~7行目)

※NHKスペシャル「人体」…司会;タモリさんと山中伸弥さん(2012年ノーベル生理学・医学賞を受賞/iPS細胞研究所所長)の番組でも、人体の見事な仕組みや目的、働きの中に「神の完全性」を見ることができます。しかし科学者から見ると、そのシステムや法則でさえ“偶然”という言葉に置き換えられてしまっています。


(2)神と人間の関係の大原則ーー摂理を介した間接的な関係

 ①神と人間は、摂理を介した間接的な関係
  ・これまでの宗教や信仰者が信じてきたような神の直接的な関与はない

※シルバーバーチが伝えた画期的な内容です。また宗教を根底から覆(くつがえ)す革命的変化であり、重要かつ中心的な内容と言えます。

◆「大霊による直接の関与などというものは絶対にありません」(霊的新時代の到来 P46/10行目)

※これが、真理の中の真理です。たった一言で伝えくれています。

 ②摂理による支配を人間サイドから見ると、神は常に「摂理」として現れる
  ・人間を機械的に支配する“冷たい神”
  ・冷たい摂理の背後に、神の温かい愛が存在する(控えている)

※人間が「神」を直接“見よう(知ろう)”とするとき、そこには常に「摂理」が存在しています。そして、その「摂理」は機械的に人間に働きかけるだけで、人間の感情が入る余地は一切ありません。私たち人間が、期待するような「神(摂理)」ではないからです。しかし人間が「摂理」に従って生きたとき、そこで初めて「霊的成長」という、言葉にならない喜びが得られるようになっています。

◆「宇宙は、誤ることのない叡智と慈悲深い目的をもった法則によって統括されます。その証拠に、あらゆる生命が暗黒から光明へ、低きものから高きものへ、不完全から完全へ向けて進化していることは、間違いない事実です。このことは、慈悲の要素が摂理の中に配剤されていることを意味します。ただ、その慈悲性に富む摂理にも機械性があることを忘れてはなりません」(地上人類への最高の福音 P164/7~後3行目)

※「摂理」に従って生きたとき、初めて「霊的成長」の喜び・感動があるのです。

 ③神は、被造世界・被造物のすべてを把握している
  ・神の認識から外れたり、忘れ去られる人間は1人もいない

※あらゆる情報を把握(支配・ご存知)している「神」は、72憶人の1人1人のことを全て知っています。自分が絶えられないほどの淋しさや孤独を感じている存在だと思っていても、「神」は忘れていません。それは、木の葉1枚でも、動物1匹でも、小さい虫であっても言えることです。

◆「地上界のすべて、霊界のすべて、宇宙のすべて、そしてまだあなた方に知らされていない世界のすべてが、大霊の法則の絶対的な支配の中にあるのです。その法則から離れては何ひとつ生じません。すべてが法則の範囲内で発生していますから、大霊はすべてを知っていることになります」(教え・上 P77/後5~後2行目)

 ④「摂理としての神」とは、「大霊としての神(遍在する神)」
  ・神の摂理による支配と影響力は、霊界・宇宙とそこに住むすべての意識体・生命体(※)に及んでいる
  ・「摂理としての神」は、「大霊としての神(遍在する神)」と表裏一体

※「神の摂理による支配」は、霊界人、地上人、動物、宇宙人と呼ばれるすべての生命体にあまねく存在(広くすべてに行き渡っている)なのです。

◆「大霊とは宇宙の自然法則(摂理)です。物質界と霊界のすべての生命体の背後にある創造的エネルギーです。大霊は完全なる愛であり、完全なる叡智です。大霊は全宇宙のすみずみまで行きわたっています。人間が知り得る極微(きょくび)のものであろうと、まだ物質界には明かされていないものであろうと、そのすべてに偏在(へんざい)しています。
 大霊は、あらゆる生命体に充満しています。あらゆるものに内在し、あらゆる法則に内在しています。大霊は生命であり、愛であり、存在する全てのものなのです」(教え・上 P76/6~後3行目)


〈神と人間の関係〉


   神            神
                 ↓ 
   ↓↑             摂理          
                ↓↑
   人間            人間

  (従来の宗教)※1  (シルバーバーチが説く
              「摂理の神」)※2

※1)従来の宗教では、「神」に真剣に祈ることで「神」が奇跡を起こしてくれる・助けてくれるという存在だと信じられていました。「神」が奇跡を起こすということを疑っていなかったため、信者の中には命をかけて殉教(死)する者もいました。

※遠藤周作さんの代表作の1つに『沈黙』という作品があります。正しい「神観」や正しい「祈り」を知らなかったために起こった悲劇であり、深い絶望と悲しみのなか「神の存在」というものをテーマにした切実な思いが伝わってきます。

※2)「正しい信仰と神観を確立したい」という強い思いから、シルバーバーチが人類史上初めて地上に伝えてくれました。


〈参考〉
◆(教え・上 P104/9~13行目)(教え・上 P104/後2~P105/後1行目)(教え・上 P105/4~6行目)
◆(福音 P164~P165)
◆(シルバーバーチの霊訓・11 P108/11~14行目)(シルバーバーチの霊訓・11 P115/4~8行目)

 

※参考資料;スピリチュアリズム普及会発行『シルバーバーチの教え・上』『地上人類への最高の福音』『霊的新時代の到来』/他『シルバーバーチの霊訓・11』

※なお、これらの引用にあたってはスピリチュアリズム普及会の許可を得ています。


7月の読書会に参加して…『祈り』

2018年08月14日 15時32分17秒 | 日記

 38度近い猛暑のなか、遠方から多くの同胞たちが埼玉の「読書会」に集まりました。1ヶ月に1度の交霊会ではありますが、皆の心を一つに「霊的真理」を学べることは大変幸せなことです。「読書会」に通えていることが当たり前になっている今日(こんにち)、改めて霊界に感謝するとともに、常に謙虚さと真理普及への強い思いを忘れずに歩んでいきたいと思っています。

 ただ、ここのところ仕事(鮮魚)の忙しさが尋常ではなく、猛暑も伴って体力が追いつかずにいます。仕事的には社員の次の“サブ”(それほど大きくない店舗なので)の役割をしているため、それなりに責任もあります。朝早く出勤し、(魚をおろす)加工から、詰め物・値付けから始まり売場づくり全般、午後は刺身を作り、発注をやり売り上げを追いかけ続け、やっと1日が終わる状態です。かなり疲労がたまっていますが8月は多くの予定が入っているため、なんとか元気に乗り切りたいと思っています。がんばります!

 さて7月の「読書会」では、『祈り』について学習しました。日本で『祈り』と言えば、誰もが神様と関わることができる“初詣”という行事があります。また、お寺や神社も数多く存在する国で、特に信仰心がなくても昔から“神様、仏様”への『祈り』がありました。さらにキリスト教やイスラム教や他の宗教を見ても、『祈り』がない宗教は地球上に存在しないのではないかと断言できるほどです。信仰にすべてを捧げてきた信仰者たちは、人生の多くの時間を『祈り』という形で神と触れ合ってきました。しかし、(日本人の神社やお寺への参拝を含め)その宗教の『祈り』は霊界からみるとすべて的外れであり、神の摂理に反した内容(祈り)だったのです。摂理に反した『祈り』をいくらしても、聞き入られることはありません。それについては、6月の読書会でも詳しく学習しました。

 しかし、シルバーバーチが正しい「神観」に基づいて、正しい『祈り』を伝えてくれました。今は、ごく一部のスピリチュアリストにしか伝わっていない『祈り』ではありますが、何百年~何千年先には多くの地上人が当たり前のように正しい『祈り』をするようになっているはずです。今回、「スピリチュアリズム普及会」のHP・ニューズレター・毎月の読書会より、具体的な『祈り』の内容や実践方法を学ぶことができました。では早速、本題に入っていくことにします。

      「祈りの実習」

①祈りの対象についてーーー誰に向けて祈るのか
 ・祈りとは、神に向かって語りかける霊的行為
 ・祈りの対象は、「神(大霊)」だけ
 ・祈りは、霊界の天使や守護霊を通じて神に届くことになるが、どこまでも「唯一の神(大霊)」に向けての働きかけ

※「神」への語りかけ・話かける行為が、「祈り」の原点です。

②祈りの時間と場所についてーーーいつ、どこで祈ればよいのか
 ・(本来は)いつ、どこで祈ってもよい

※地上の宗教では、神社、教会などの宗教の施設で行われます。

③祈りは一人ですべきか、皆と一緒でもよいのか
 ・祈りは、神と一対一での交わり。一人で行なうのが原則
 ・同じ思いを持った信仰者(スピリチュアリスト)が集まっての祈祷会や礼拝をする場合もある → 大きな力を発揮することになる

※グループ・読書会では、代表者が祈ることもあります。

④祈りは声に出してすべきか、心の中ですべきか
 ・声に出しても、声に出さなくても、どちらでもよい(ケース・バイ・ケース)
 ・声に出して祈ることで、自分の考えが明瞭になる(シルバーバーチより)
 ・意識が集中できないときは、用意した祈りの言葉を心を込めて繰り返し唱えるのもよい

⑤神の呼称(こしょう)についてーーー祈りでは神を何と呼んだらよいのか
 ・霊的真理にそった正しい神認識に立った祈りなら、呼称は何でもよい
 ・日本人の感性や馴染みやすさから「神様」「天の親様」「大霊」「大霊様」
 ・従来のような男性格(天の父・父なる神・天のお父様)と呼ぶのは卒業すべき

※シルバーバーチの原書では、「グレート・スピリット」「グレート・ホワイトスピリット」と言っています。

⑥祈りの内容についてーーーどのような言葉を述べたらよいのか
 ・神に語りかける際の最低限ののエチケットを守る
  神への願い事・神への要求はしてはいけない(※)
  (物質的利益や名誉・一方的で身勝手な願い事はしない)
 ・摂理を無視した祈り、霊的成長とは関係のない祈りは、神に対して失礼
 ・摂理に一致した祈りをしていく

※従来の宗教では、神への一方的な要求として、願い事をしてきました。

⑦祈りノートをつくる(自分のための祈り集)
 ・心境が高いときに浮かんだ深い祈りの言葉を書き留めておく(※)
 ・自作の言葉を心をこめて唱えることで、深い祈りに入っていくことができる
 ・他の人のよい祈りを書き留めて、それを何度も言葉に出して自分のものにしていく
 ・祈りノートは、祈りの言葉を項目ごとに分類して書き留めておく

※日常の中で、心境が下がりっぱなしということもあります。そのため心境が高いときの書き留めは効果的な方法です。また、心境が高いときの言葉・祈りは、スピリチュアリズムへの強い決意の表れと言えます。


〈祈りの項目〉
  ◆朝の祈り(1日の始めの祈り)
  ・夜の祈り(1日の終わりの祈り〉
  ・人と会う前の祈り
  ・仕事を始める前の祈り
  ・1週間の始めの祈り
  ・1年の始めの祈り

※その他に、食事の前や、読書会の始まりと終わりに祈ることも良いことです。

  ◆神への感謝と賛美の祈り

  ◆スピリチュアリズムの発展を願う祈り
   人類全体の霊的向上と霊的同胞世界の確立を願う祈り
   ・一刻も早く、地上から悲劇がなくなり、人々が無用な苦しみから解放されますように…
   ・地上の全ての人々が、霊的成長の道を歩むことができますように…

  ◆周りの人々に対する祈り
   家族に対する祈り
   ・縁あって地上で家族となった者たちが、地上人生を有意義に過ごし、霊的成長をなせますように…

  ◆自分自身に関する祈り
   ・自分の酷い心をなくし、弱い心を強くしてください
   ・霊的成長のための苦しみに耐える力を与えてください
   ・もっと深く人を愛せるように、自分の心に広くて純粋な愛を宿らせてください
   ・時期のきた人と出会わせてください
   ・もっと人々のために働かせてください
   ・自分を霊界の道具として役立ててください
   ・人類のために、犠牲の道を歩ませてください

※自分のことでも、摂理にあった内容なら「祈り」として成立します。


〈さまざまなケースの祈りの例〉

朝の祈り・・・「天の親様、おはようございます。今日一日も、地上での出来事にとらわれることなく、守護霊の導きを信じて歩んでまいります。自らの心境を高め、スピリチュアリズム普及のために少しでもお役に立てるよう、力を尽くしてまいります。今日の歩みが、あなたの願いにかなったものとなりますよう、お導きください」

就寝前の祈り・・・「天の親様、一日の歩みを終え、祈りの時を持てますことを感謝申し上げます。大半の人々が物質中心の生活を送るなかで、真理にそって歩めることは本当に幸せなことでございます。人々への奉仕のために働けますことを感謝し、明日もまた、一人でも多くの人に真理を伝えていけるよう、道具として歩んでまいります。
本日も ともにいてくださり、ありがとうございました。」

周りの人々への祈り・・・「天の親様、私の周りにいる人々が一刻も早く霊的真理を受け入れ、霊的人生を歩みだすことができますように……。せっかくの地上人生を物質欲だけにとらわれて無駄に終えることがないようにお導きください」


※参考資料
   ・思想体系〔Ⅲ〕
     〔6〕より高次の霊的人生を歩むための秘訣
       (4)霊的視野として祈りの実例
   ・ニューズレター17号

※なお、これらの引用にあたっては、スピリチュアリズム普及会の許可を得ています。


6月の読書会に参加して…『神観』

2018年07月15日 07時36分19秒 | 日記

 梅雨の合間の晴れ間が心地よく、穏やかな時間が流れる「読書会」となりました。また、今年の4月から主催者(2人)が、東京と埼玉で2日続けて「読書会」を開催しています。その普及の強い思いに、私も今まで以上に真剣にそしてより気持ちを引き締めて学んでいこうという熱い思いがこみ上がってきます。

 話が少しそれますが、皆さんは脳神経外科医の福島孝徳(ふくしま たかのり)さんをご存じでしょうか。現在、アメリカ在住で76歳でありながら、患者さんにとっての「ラストホープ(最後の望み)」であり、「神の手を持つ男」「もっとも神に愛された男」と呼ばれている人です。私は、かなり以前から存じ上げていて、私の中では今世の「ブラック・ジャック」だと思っている人です。福島さんの私生活は、患者さんのためだけにあり、自分の時間は一切ありません。夕飯は数分で終え、その後は日本から送られてくる山のようなフアックスにすべて目を通して返信するという徹底ぶり。手術の実績例は、24.000例を超え、今なお更新中です。自分の技術も惜しみなく人に教え、手術の様子も数々公開しています。そして、なにより患者さんにとって最後の頼みの綱であり、患者さんのためだけに生きておられる人なのです。

 どれほど多くの(霊界の)霊医がついていることでしょう。福島さんの生き方に毎回熱いものがこみ上げてきます。霊界(高級霊)にこれほど信頼され、愛される人間に私はなれるだろうか。自分の時間を持ちたいと思っている私が、どこまでその精神に近づけるだろうか。人のためだけに生きる姿は本当の意味でかっこいい生き方であり今後の私の大きな目標です。

 話を戻しますが、読書会では今回から「思想体系Ⅱ」を学習することになりました。昨年の2月から今年の3月まで「思想Ⅰ」を学んできました。「思想Ⅰ」とは、私たち人間がたどる道筋(時間軸)のことです。地上人生から始まって、死や死後世界~再生までの時間の流れを体系的に見ていったもので、約1年に渡って学んできました。確かに、シルバーバーチが地上に伝えてきた「霊訓」は膨大な量のため、真理の全体像を掴むのが非常に難しいとされています。しかし普及会では、それらを「思想体系のⅠ~Ⅲ」に分け、重要なポイントを理解しやすいようにまとめてくださいました。そして今回の読書会では、その中でも一番大切な項目とされる『神観』について勉強していきました。

 「神様って本当にいるの?」、「神様ってどんな人?」「どんなお願いなら聞いてくれるの?」地上人が一般的に思う疑問のすべてに、シルバーバーチは答えてくれました。そして、地上の宗教の「神様」や「神観」がどれほど間違っていたのかが、ここではっきりと分かります。(一般の人たちに)霊界が伝えた内容が今すぐ受け入れられなかったとしても、これが真実の『神観』であり『神』なのです。なにより長い時代、地上人が「神」を追い求めてきた背景には、やはり“自分の親を知りたい”という霊の本能からくるものなのです。私たち人間(子)は、目に見えない親(神)にひと目会いたくて必死に探してきたのです。ではなぜ霊界人には当たり前に分かる親(神)が、地上人には認識できないのでしょうか。その答えを含めて、今回 大変長くなりますが、1つ1つの解説とシルバーバーチの霊訓の抜粋により、理解しやすくなっていると思います。   



     スピリチュアリズムの思想体系〔Ⅱ〕の概要

(1)スピリチュアリズムの思想体系〔Ⅱ〕とは
  ・人間を取り巻く「神」「霊界」「地上世界」という3つの世界の真実と実態を明らかにしたもの
  ・人間は今どのような環境の中にいるかを知ることで、自分たちの立場を正しく理解することができる(人間についての真実を理解)
  ・人間を中心にして、水平軸にそってスピリチュアリズムの思想を整理したもの

※私たち人間は、「神」「霊界」「地上世界」の3つの世界に取り囲まれて生きています。しかし、実態は「キリスト教」は霊界を敵対視していますし、「仏教」は神も霊界も認めていません(ある意味、宗教とは言い難い存在)。「唯物論者」に至っては地上世界しか認めてないというのが今の地上の姿なのです。


(2)人間を取り囲んでいる3つの世界
①神観
  ・人間にとって神とはどのような存在か?(創造主・人間の霊的親)
  ・神の真実の姿は(神の定義)
  ・神と人間の関係とは

②霊的世界観
  ・人間にとって霊界とは(本来の生活の場・永遠の住処)
  ・霊界の様子や仕組み、そこにいる霊的存在者について
  ・人間と霊界・人間と霊的存在者の関係とは

③地上世界観
  ・人間にとって地上世界とは
   (分霊化の現場・永遠の人生の出発点・一時的な仮の住処)
  ・地上世界の存在者とは(鉱物・植物・動物・人間)
  ・人間と他の存在者との関係とは(利他性の愛、共存、共生関係)
  ・人間同士の関係について
   (同じ神を親とする霊的兄弟姉妹 > 人種・民族・国家の違い、男女の違い)
  ・地上世界の問題と悲劇について
   (人間の霊的無知と霊的未熟性からさまざまな悲劇が発生ーー地上地獄の現実)


     スピリチュアリズムの思想体系〔Ⅱ〕「神観」

(1)これまでの地上世界における神観ーー神についてのさまざまな考え方・見方
 ・「神」は人類にとって最大のテーマ(「死」と並ぶ二大テーマ)※1
 ・大半の宗教が「神」を崇拝・信仰の対象としている(仏教は例外)
 ・人類史上、「神」についてのさまざまな考え方・信仰があった※2
   自然神信仰(太陽や雷、山や岩や樹木、動物を神格化し、崇拝・信仰の対象)
   アニミズム信仰(原始的な精霊信仰)
   人物神信仰(歴史上の人物を神格化し、崇拝・信仰の対象)

 ・さまざまな神観(神の分類)※3
    ◦有神論……/多神教
          \ 一神教
    ◦無神論

 ・スピリチュアリズムは唯一神(大霊)を信仰の対象とする一神教
 ・これまで地球上には、共通の神観が存在しなかった
  神の存在を信じていても、(神への正しい理解を示さまないまま)間違った神をイメージしていた
 *人類とすべての宗教が、神に対して霊的無知の状態にあった
        (結論:自分たちが勝手に作った神を信仰してきた)

※1)人類にとって「死」と「神」は大きな二大テーマなのですが、残念なことにいまだに共通の展開には至っていません。
※2)太古からの自然信仰には、富士山(世界遺産)や浅間山、ご神木(樹木)や、目に見えない花・水・海の各精霊、カトリックの聖人信仰やマリア信仰などがあります。
※3)多神教(古代ギリシア・日本の八百万神・ギリシア神話に登場する多くの神々など…)


(2)霊界人の神観とシルバーバーチの神観
          ーーーシルバーバーチの神観とは霊界の宗教における神観
 ◎霊界人の神観と地上人の神観の違い
  ・霊界人の神観……唯一・共通の神観
           すべての霊が共通の神を信じている

※霊界と地上で、なぜここまで宗教に違いがあるのでしょうか・・・それは「霊的認識能力が大きく違うため」ということです。肉体を持っている地上人には、神を実感しにくいのです ↔ 霊界では肉体を持っていないため(程度の差はあれ)実感的に神を認識できるのです。つまり、認識できない地上では、「頭で考えた神」「政治的に利用しようとして作り上げた神」などが存在してしまっています。

◆「たとえ拝(はい)したことはなくとも、われら(霊界人)はその御業(みわざ)を通じて神の奥知れぬ完璧さをますます認識する。その力、その叡智、その優しさ、その愛の偉大さを知るばかりである。それはそなた(地上人)には叶わぬことであるが、われら(霊界人)は無数の方法にてその存在を認識することを得ている。地上という低き界層には届かぬ無数の形で認識する。哀(あわ)れにも人間はその神の属性を独断し、愚かにも人間と同じ形体を具(そな)えた神を想像しているが、われらはその威力を愛と叡智に満ちた普遍的知性としえt理解し感得(かんとく)している」(霊訓・下 P31/4~9行目)
◆「神への信頼が余りに実感あふれるものであるが故に、敢(あ)えて思案をめぐらす(※)必要を感じぬのである」(霊訓・下 P31/後5~後4行目)

※霊界においては、意識しなくても、またあえて考えなくても空気と同じように「神」を感じられるのです。

 ◎スピリチュアリズムの神観……霊界人と共通の神観
  ・地上の宗教に“神観の革命”を引き起こすことになる(※)
 ◎シルバーバーチの神観
  ・スピリチュアリズムの神観の最高峰
  ・スピリチュアリズムの神観の集大成
  ・シルバーバーチによって、人類史上最高の神観が示された
  ・地上の言語を用いた説明であるため、霊界人が実感しているような深い神認識を説くことはできない。さまざまな制約がある地上で最高レベルの神観を示した
  ・シルバーバーチは、唯一の神「大霊」と呼んでいる
   「創造主」「大霊」「摂理」「愛の始原」「究極の理想・目標」として明らかにした
            ↓
        シルバーバーチが明らかにした「神」の定義

地上にもたらすことで、(地上人が今すぐ受け入れられなくても)、いつかは共通の価値観が持てるようになっていくはずです。地上人も将来的には、霊界が教えてくれた「神観」が認識できるようになるのです。


(3)シルバーバーチの神観のポイント(神の定義)
        ①創造主としての神
        ②大霊としての神
        ③愛の始原としての神(愛なる神)・究極の愛としての神
        ④摂理(法則)としての神
        ⑤究極の理想・目標としての神

①創造主としての
   (シルバーバーチによって明らかにされた創造論 ↔ 進化論)

神は、霊界と宇宙、そしてそこに存在する全ての生命体・存在物を創造した

進化論(間違い!)
 ・物質的な偶然が重なり進化して、さまざまな生物種が存在するようになった
    → 間違い
 ・すべての生命体は、神によって創造された。進化によって存在するようになったのではない
 ・一見すると、生物は低次元から高次元に(偶然)進化していったように映るが、その変化はすべての神の関与によってなされたもの(神の創造による進化 = 進化的創造論)

※人間は猿に近い形ではあるが、猿から人間になったのではありません。なにより霊体があるかないかという大きな違いがあります。突然、霊体ができたわけではないのです。実は、教科書で進化論を教えているのは“日本”くらいだと言われています(アメリカは宗教的理由で載せていません)。

※神は、具体的に“こういう物を造ろう”と思って造っています。ダーウィンの進化論は仮説にすぎないため、その説は間違っているという論文が出てきています。

人間も神によって創造された
 ・大霊である神から分霊化 → 神から独立・個別化した人間が存在するようになった(神による〈具体的な〉人間の創造のプロセス)

人間は「神によって創造された」という意味で、神は人間にとって「霊的親」
 ・神は全人類にとっての共通の霊的親
 ・すべての人間は、同じ神の霊的子ども。霊的家族

※「神」は、人類というひとくくりに“霊”を与えたわけではありません。1人1人に霊を分け与えたのです。つまり、1人1人が大切な「神の子ども」なのです。

人間には「神の分霊(ミニチュアの神)が内在している。これが人間の本体
 ・人間の本体(神の分霊)は、永遠に存在し、神に近づく歩みをしていく
 ・神の分霊が人間の本体であるため、人間は神と同じ霊的要素を持っている
 ・人間(分霊)は、未熟な形で出発し、霊的成長によって進化向上をしていく
   → 内在する神性を徐々に発現させていく

※人間の肉体 → 本体ではありません。分霊(ミニチュアの神)が本体なのです。
※分霊によって人間は、まず(わがままな)赤ん坊として地上人生が始まります。そして何度も生まれ変わりながら成長し、神性を発揮してしていきます。また、私たち人間の心の中にある喜びや悲しみ・いかりなど、いい部分や醜い部分も「神」から託されています。神の中にある感情をそのまま受け継いでいるということです。驚くことかもしれませんが、たとえ利己性であっても、「神」が持っていないものを私たち人間が持つことはできません。肉体を持つ私たちは、「神」が持つ両方(利他性、利己性)を手にすることで、“自由意志”を使い、出来る限り多くの利他性を発揮するという学びのなかで生きているのです

◆「神は人間を霊的にご自分に似せて(形という意味ではなく)創造されたのです。生命は霊であり、霊は生命です。霊的に似せて創造された以上、あなたは永遠に神とつながっており、神性を共有しているのです。ということは、必然的に人間は霊的大家族の一員であることになります。同じ神性が宿っているからです。ですから人間は、霊的に神に似ているのであり、姿が似ているというのではありません」(シルバーバーチの霊訓・11 P109/後1行目~P110/4行目)

◆「大霊はあなた方の内部に存在しています」(シルバーバーチの教え・上 P89/3行目)
◆「私たちは一人の例外もなく大霊の一部です」(シルバーバーチの教え・上 P90/4行目)
◆「あなた方は自らが大霊の一部であることを忘れてはいけません」(シルバーバーチの教え・上 P91/5行目)


②大霊としての神

 「神(大霊)」は、霊界生命体と、宇宙生命体の全てを包み込む無限の大きな存在であり、もちろん全て「神」が造ったものなのです。

《ポイント》
 ◎神は無形であり、無限の存在
  あらゆる区別・形式・概念を超越している
  被造世界(霊界・宇宙)と被造物に偏在している(※)
 ◎神は、霊界・宇宙をすべて包み込むような広がりを持った大きな心のような存在
  無限の大きな意識体
 ◎神と無関係な存在はない

※偏在(へんざい)…あまねく、いろいろな場所に存在。

◆「大霊は全宇宙のすみずみまで行きわたっています。人間が知り得る極微(きょくび)のものであろうと、まだ物質界には明かされていないものであろうと、そのすべてに偏在(へんざい)しています。
 大霊は、あらゆる生命体に充満しています。あらゆるものに内在し、あらゆる法則に内在しています」(シルバーバーチの教え・上 P76/7~11行目)
◆「人間が“神”と呼んでいるのは、宇宙の自然法則のことです。大霊(神)は万物に内在しています。すべての存在物が大霊であると言えるのです。魂はそれ自身のことを知っていますから、大霊は魂を知っていることになります」(シルバーバーチの教え・上 P77/5~7行目)

◆(霊的新時代の到来 P178~P181の祈り)

◆「神は万物の内側にも外側にも存在しています。神から離れては誰一人存在できません。神から切り離されるということはあり得ないのです。あなたの中にも存在しますし、雨にも太陽にも花にも野菜にも動物にも、その他いかに小さなものでも、存在を有するかぎりは、すべてのものに宿っているのです。
 私は大霊と呼んでいるこの神の概念を伝えるのは至難の業です。あらゆるものを支配し、あらゆるものから離れず、存在するものすべてに内在している崇高(すうこう)な力です」(シルバーバーチの霊訓・11 P108/4~P109/1行目)

他に、◆シルバーバーチの霊訓・11 P88/後3~P89/2行目、◆シルバーバーチの霊訓・11 P91/6行目。


③愛の始原としての神(愛なる神)・究極の愛としての神
 ◎イエスによって、人類史上はじめて神が「愛の存在」であることが明らかにされた
  ・「恐れの神」から、人類に共通の親である「愛の神」へ
    イエスによって、画期的な神観が明らかにされた(神観の革命)

※イエス以前は、神は「絶対的存在」であり「おそれの神」でした。旧約聖書でも「怒りくるった神」という言葉がよく出てきます → しかしイエスが現れてからは、イエスは命ある限り「愛の神」だということを説き続けました → 現在、スピリチュアリズムでは、さらに画期的な愛の形が分かってきました。
※「神」は何の感情もなく分霊をしたわけではありません。1人1人のイメージを思い描いて「神の愛」を与えたのです。さらに、神と人間(親子関係)や人間同士(隣人愛)も、すべてが「愛」という霊的絆で繋がっているのです。

 ◎神は人間にとって「霊的親」であり、神と人間は「愛」によって結ばれている
  ・「愛」は、神と人間を結ぶ霊的絆
  ・神の愛が神と人間、また人間同士を結びつける霊的絆となっている
  ・人類は、神を中心とする霊的一大家族
  (神は人間の霊的親、人間同士は霊的兄弟姉妹)

 ◎神は被造世界と被造物を支配し、維持するために「摂理」を設けた
  「摂理」の背後には、神の愛が控えている
  ・神はすべての生命体・存在物を愛から創造された
   それゆえ、霊界・宇宙には神の愛が充満している
  ・冷たく機械的な「摂理」の背後に、温かい神の愛が存在している

◆「大霊は全宇宙のすみずみまで行きわたっています。人間が知り得る極微(きょくび)のものであろうと、まだ物質界には明かされていないものであろうと、そのすべてに偏在(へんざい)しています」(シルバーバーチの教え・上 P76/7~9行目)

◆「宇宙に存在を与えたのは神の愛です。宇宙が存在し続けるのも神の愛があればこそです。全宇宙を経綸(けいりん)し全存在を支配しているのも愛です。その愛を波長に触れた者が自分の愛する者だけでなく、血縁によって結ばれていない赤の他人へも手を差し伸べんとする同胞愛に燃えます。愛は自分より不幸な者へ向けて自然に手を差し伸べさせるものです。全生命の極致(きょくち・最高の状態)であり、全生命の基本であり、全生命の根源であるところの愛は、よりいっそうの表現を求めて人間一人ひとりを通して地上に流れ込みます。そして、いつの日か、全宇宙が神の愛によって温かく包まれることになるでしょう」(シルバーバーチの霊訓・1 P142/5~後4行目)

④摂理(法則)としての神

  ①『摂理』…まず、摂理(ルール)を作ってから、その後すべての存在物(宇宙・霊界・人間(分霊))を造っていったのです。
    ↑
  ②『神の知』…神の知の発動によって、摂理が作られた(神の知の反映』。

    ↑
  ③『神』…①と②を知って、初めて『神』の全知全能を知ることになります。

※人の目から見ると、“老化や死”は必ず起こり、ずっと愛する人といられるわけではありません(そう見えています)。肉体的に見ると機械的な正確さからくるその「摂理 」は、冷たいと感じてしまうかもしれません。しかし、霊的に見るとその背後には「愛」しかありません。

 ◎神は、霊界・宇宙・全存在物を創造するに際して、それらを支配し維持・運行するために「摂理」を設けた

 ◎神の摂理の完璧性は神の完全性・絶対性・全知全能性を示している
  (摂理の完璧性 = 神の全知全能性の反映)
  摂理の働きの中に、神の姿を間接的に見ることになる

※太陽は東からのぼって必ず西に沈みます。植物が土から顔を出し、なんの段階も踏まずいきなり花は咲きません。決して変わることのない自然の流れや植物からも「摂理」を知ることができます。法則は不変なのです。

 ◎「摂理としての神」は、シルバーバーチの神観の最大の特徴
  シルバーバーチが人類史上、初めて明らかにした画期的な神観
  従来の宗教における信仰を根底から覆(くつがえ)すことになる

※従来の「神」と人間の間には、“必死にお願いをすれば願いを叶えてくれるはず”という直接的な関係で存在していました。しかしシルバーバーチ(スピリチュアリズム)が明らかにした関係性は「神 → 摂理 ⇆ 人間」でした。何千年も間違えられてきた「神」と人間との関係性や、信仰そのもの全てをシルバーバーチが根底からくつがえし、真実を伝えてくれました。

 ◎神は、摂理によって万物を支配することで、被造世界と被造物のすべてを知り、完全に把握している
  神と無縁の人間はいない。誰一人忘れ去られることはない

※神を信じない「唯物論者」や、霊の存在を信じない「科学者」であっても「神」と繋がっているのです。

 ◎神は、摂理によってすべてを支配することで、人間と全生命に対して、完全平等・完全公平に臨んでいる

※人間は特別扱いが好きな生き物ですが、「神」は1人だけをかばったり、1人だけに味方したりはしません。機械的な厳格さで世界を支配することで、完全平等・完全公平という「愛」があるのです。(何度も言いますが)摂理は冷たいものではなく、人間が成長するため・幸せになるために作られたものなのです。

◆「大霊とは宇宙の自然法則です」(シルバーバーチの教え・上 P76/6行目)
◆「人間が“神”と呼んでいるのは、宇宙の自然法則のことです」(シルバーバーチの教え・上 P77/5行目)
◆「地上界のすべて、霊界のすべて、宇宙のすべて、そしてまだあなた方に知らされていない世界のすべてが、大霊の法則の絶対的な支配の中にあるのです。その法則から離れては何ひとつ生じません。すべてが法則の範囲内で発生していますから、大霊はすべてを知っていることになります」(シルバーバーチの教え・上 P77/後5~後2行目)
◆「大霊とは摂理(法則)であり、あらゆるものを支配しています。摂理に関わりなく生じるものは、宇宙には何ひとつ存在しません」(シルバーバーチの教え・上 P79/4~5行目)
◆「私たちは、大霊(神)とは何かを明らかにしようとしていますが、それは摂理を通して大霊を明らかにすることにほかなりません」(シルバーバーチの教え・上 P105/4~5行目)

他に、◆シルバーバーチの霊訓・11 P89/5行目~P90/3行目
◆シルバーバーチの霊訓・11 P107/後5~3行目

⑤究極の理想・目標としての神

 ◎人間は永遠の霊的成長の道をたどるが、それは終わりのない神への接近のプロセス
  人間にとって神は、永遠に目指し続ける「究極の目標」であり「理想」である

※「神」に向かって霊的成長をしていくことで、(神に一歩近づくたびに)喜びと幸福感を得られるようになっています。しかし、私たちがどれほど霊的成長しても「神」と一体化することはありません。また、古代インド思想において、(ニルバーナに至って)神と一体化するという考えは間違っています。それは真実ではありません。しかし、シルバーバーチも「なぜ一体化しないのか分かりません」と言っています。

◆「霊性が開発されていくにつれて少しずつ大霊に近づき、摂理と調和していくようになることを悟っていただきたいのです」(シルバーバーチの教え・上 P95/10~11行目)

◆「霊性を開発するにつれて宇宙最大の霊すなわち神に近づき、その心と一体になっていくことを知っていただきたい」(霊的新時代の到来 P66/8~9行目)

他に、◆霊的新時代の到来 P108/7~後3行目◆霊的新時代の到来 P122/1~5行目◆シルバーバーチの霊訓・11 P109/4~6行目


※参考資料;スピリチュアリズム普及会発行「シルバーバーチの教え・上」「霊的新時代の到来」、他「シルバーバーチの霊訓」

※なお、これらの引用にあたっては、スピリチュアリズム普及会の許可を得ています。


5月の読書会に参加して…『宗教の観点から…』

2018年06月15日 20時02分16秒 | 日記

 さわやかな五月晴れのなか、さいたま新都心で読書会が開催されました。久しぶりに大宮から会場が変わったため、(方向音痴の私を気遣って)読書会の友人が待ち合わせをしてくれました。ただこの日、さいたま新都心の埼玉スーパーアリーナでは、NEWS(ジャニーズ)のコンサートが開催されていたため、恐ろしいくらいの人・人・人の流れに、コンサート会場へと道を誤るところでした(それは、無いか…)。

 さて今回の読書会では、「宗教の観点から見たスピリチュアリズムの全体像」について学びました。「自分はどこへ向かって行くのか」「スピリチュアリズム運動とはいったいどういうものなのか」など、スピリチュアリズムの基本やこれらを含めた全体像を学ぶことは、スピリチュアリストとしてとても重要なことです。そのためにも、前回の学習内容「救済の観点から見たスピリチュアリズムの全体像」と、今回の「宗教の観点から…」を再確認し理解することが大切であり、この先『読書会』を開く人や「普及」をしていく人は、この2つの全体像を語れるようになっていかなければなりません。

 また、改めて「霊的無知」が地上全体の悲劇を生み出し、(地上のみならず)霊界の悲劇を生み出すことへの重要性(重み)を感じています。無知ほど怖いものはありません。知らないが故に犯してしまう悲劇の数々は、全体像を学べば学ぶほど心が苦しくなっていきます。しかし、それ以上に霊界の高級霊たちは、手を出すことができず苦しんでいるはずです。そのためにも私たちスピリチュアリストが、高級霊としっかり手を組み、「道具」に徹していかなければなりません。地球の未来を考えたとき、伝えていけることや思いを必ず形にできるはずです。そうして道なき道の雑草を刈り取り、砂利を取り除き、あとに続く人たちが少しでも歩きやすいようにしていかなければならないと思っています。 


     宗教の観点から見たスピリチュアリズムの全体像

(1)宗教の観点から見たスピリチュアリズムの定義
  ・霊界主導の人類史上、最大の宗教革命
  ・霊的真理による地球上、最大の宗教革命

※「宗教」と「救済」、どちらも“霊界主導”であり、地上に“霊的真理をもたらす大計画”なのです。そして、私たちはあくまでも“道具”として霊界のメッセージを伝えていくことになります。

 ◎救済の観点から見たスピリチュアリズムの定義
  ・霊界主導の地球人類救済計画
  ・霊的真理による地球人類の救い

《まとめ》
  スピリチュアリズムによる宗教革命とは・・・
    霊的真理の普及によって、地球上のすべての宗教を
    霊界の宗教に置き換えようとする(※)、宗教の大革命のこと

※置き換えようとしているのは、霊界から見たとき地上の宗教すべてが間違っているからです。
※良いことを言っている宗教もあるのだから、全部が全部悪いとは言えないのではないか?と思ってしまいがちですが、本来「霊界」と同じ内容・同じ信仰が正しい姿であり、それが「スピリチュアリズム」の宗教であって、そのための改革・革命なのです。


(2)地上の宗教の実態(宗教の問題点)
          ーーー地上の宗教は、霊的に見るとすべて失格
  ①霊的無知から間違った教えを説いている
  ②本来の使命を果たしていない
    ……宗教の使命は、人類の霊的成長を促(うなが)すこと
  ③人類にとって(②どころか)有害な存在となっている
    ……人々の魂を霊的牢獄に閉じ込め、霊的成長を妨げている

※地上の宗教で扱う「死」や「死後」「神」についての内容は、霊的事実と大きく異なっています。最初は、教祖が(霊界から)啓示を受け教義を作っていったのですが、その教義の内容は霊的真理の一部が含まれるかどうかです。さらに、宗教組織が存在するため、運営しやすいように時間とともに教義の内容が変えられていくというのが現状なのです(①の説明)。

※本来、宗教とは「人間に幸せをもたらすもの」であり、「霊的成長へと導くもの」「霊的知識を伝えるもの」なのですが、地上のすべての宗教が“霊的無知”であるため、霊的成長に導く力を持ち合わせていないことが最大の問題点だと言えます(②の説明)。

※人類にとって「地上の宗教」は、(霊的成長どころか)信仰すればするほど有害な存在なのです。

◆「宗教の教義(信条)による束縛は、地上界の悲劇の一つです。それは重い疫病よりも悪質で、肉体の病気の苦しみよりも、はるかに酷(ひど)い苦痛をもたらします。なぜならそれは「魂の病」を生み出し、霊に目隠しをしてしまうからです」(シルバーバーチの教え・上 P124/6~8行目)

※肉体の苦しみは確かに苦痛ではありますが、あくまでも地上だけの問題です。しかし「魂」は、(死後)霊界でも存在し続けるため、「魂の病」は人間にとって非常に深刻な問題だと言えます。

◆「教義は必ず魂の足かせになるということを忘れないでください。教義を重んじることで立派になれるのではありません。教義を無視しても立派になれるのです。キリスト教では教義の名のもとに、殺し合いと火刑(かけい)を行なってきました。魂のを縛るもの、魂を閉じ込めるもの、魂の自由な顕現(けんげん)を妨(さまた)げるものは排除しなくてはなりません」(教え・上 P136/後1~P137/4行目)

※キリスト教について述べた内容ですが、(キリスト教以外でも)宗教の教義というものは、間違いなく霊的成長の足かせになると、シルバーバーチはハッキリ伝えています。

  ④組織エゴを増大させ、地上に戦争・紛争などのさまざまな悲劇をもたらしている

※宗教組織ができた時点で、幹部たちは組織を大きくしていくために、入信させた人たちを“洗脳”していきます。本来の宗教は1つでなければならないのですが、自分たちの宗教だけが正義であり、自分たち以外の宗教は間違っていると非難し、他の宗教に対して敵対視しているのが現状です(④の説明)。

◆「私が非難しているのは“組織”です。組織が真理への道を閉ざし、古い慣習を温存し、精気みなぎる霊力が顕現するための場所を奪い去っているからです」(教え・上 P130/4~6行目)            

《まとめ》
  地上の宗教は、“人類の敵”
  人類にとって存在しない方がよい

※上記の①~④を無くさないと地上は本当の意味で幸せになれないと、シルバーバーチは強く訴えています。そのため、高級霊たちは地上の宗教を正しいものにしていこう・霊界の宗教に近づけようとしているその働きかけが「スピリチュアリズム」と呼ばれるものなのです。


(3)霊界の宗教とは
  ①すべての霊が「唯一・共通の宗教」を信じている(※1)
  ②信仰対象(※2)は大霊である「神」と神が造った「摂理」
    ……すべての霊が、神の摂理による支配を認識している

※1)シルバーバーチの霊訓によって、霊界の宗教の内容や信仰の内容が明らかにされてきました。また、霊界の宗教はたった1つなので、「〇〇〇経」などの名前はいらないことになります。ちなみに霊界人は、地上人口(約70憶)の10倍以上いると言われているため、700憶人以上の霊たちが(たった1つ)同じ宗教信じていることになります。

 それに対し、地球上には「世界三大宗教」と呼ばれるキリスト教(約24憶人)・イスラム教(約17憶人)・仏教(約5憶人・日本人が一番多い)が存在します。またインドの民族宗教であるヒンズー教(約10憶人)やアニミズム、シャーマニズムなどを入れると世界の90%の人たちが何らかの宗教に関わっていると言えます。さらに、そこから宗教間・宗派間に分けていくと、ほとんどの人が思い思いの宗教に携わっていることになります。それゆえ、宗教をもとにした悲劇が後を絶つことなく繰り返されているのです。

※2)ちなみに日本では、山岳信仰や岩を信仰する盤座信仰、また教祖を信仰したり、歴史上の人物(太宰府天満宮の菅原道真公や、乃木神社の乃木将軍夫妻など)を信仰の対象にしている人たちもいます。

◆「いかなる人物であろうと、一人の人間に服従してはいけません。いかなる書物であろうと、いかなる教会であろうと、それを盲信してはいけません。地上界の人間であれ霊界の存在であれ、どのような指導者にも盲目的に服従してはいけません。絶対的忠誠を捧げるべきは「大霊の摂理(法則)」だけです。それだけが誤ることもなければ裏切ることもないからです(教え・上 P128/2~6行目)

※「神」と「神の作った摂理」、それだけです。

  ③摂理に一致した生き方が、そのまま信仰実践となっている(※3)
     ……霊的成長に関わる摂理は、「利他性の摂理」「カルマの摂理」
  ④地上のような宗教組織や宗教形式はない(※4)
     ……あらゆる点で、地上の宗教とは正反対

※3)霊界では1人残らず誰もが、霊的成長を目指し歩んでいます。また、数多くある「摂理」のなかで「利他性の摂理」「カルマの摂理」は霊的成長に関わる大切な摂理です。特に「利他性の摂理」は、これに忠実に生きることが、そのまま霊界の信仰実践になっているのです。

※4)霊界には、教祖や教義もないし、組織の布教活動もありません。シルバーバーチの祈りにすべてが表れているように、神への深い信仰心と神に全幅(ぜんぷく)の信頼をおいた中ですべての霊界人が生きています。つまり、地上のすべての宗教を超越した存在(霊界の宗教)と言えます。


(4)真の宗教とは(正しい宗教の定義)
  ①信仰対象は、大霊である「神」と「神の摂理」

※真の宗教を地上に正しく伝えるのは、本物のスピリチュアリズムだけです。

◆「イエスを崇拝の対象とするのは間違いです。崇拝の念は大霊に捧げるべきであって、大霊の使者(イエス)に捧げるべきではありません」(教え・上 P138/2~4行目)

※シルバーバーチは、「イエス=大霊の使者」であると、キリスト教徒に対して根底から覆(くつがえ)す発言をしました。そうです、勘違いしてはいけません。「イエス」は「神」ではないのです。

  ②摂理に一致した生き方(摂理にそった日常生活での実践)
    ・霊優位の摂理 → 霊主肉従の努力
    ・利他性の摂理 → 利他愛の実践
    ・カルマの摂理 → 苦しみの甘受

※「霊優位」…肉体を持つ地上のみの摂理。「利他性の摂理」…宗教はサービスであり、見返りを求めない。

  ③宗教組織や宗教形式(教祖・教義・儀式・布教活動・宗教的施設)は必要ない

◆「私たちはあなた方に、いかなる教義も儀式も作法も要求しません。ただひたすら、大霊の愛がその子どもたちを通して顕現するように努力しているだけなのです。そのためには、いかなる書物にも、いかなるドグマ(教義)にも縛られてはいけません。いかなるリーダーにも、いかなる権威にも、いかなる学識にも、また崇敬の対象とされるいかなる聖遺物にも縛られてはいけません。あなた方はひたすら、大霊の摂理に従うようにしてください。大霊の摂理こそが宇宙で最も偉大なものであり、唯一最高の権威あるものなのです(教え・上 P124/後2~P125/5行目)

※ーーーの部分は大切です。これが真の宗教の在り方なのです。

  ④自らの努力によって自分自身を救う自力救済的生き方(※1)
  ⑤一人一人の霊的成長と、霊的同胞世界の確立を目的とした生き方(※2)

※1)(日常生活においての)自らの努力以外、自分を救う方法はありません。しかし地上の宗教は、残念ながらどこまでいっても神仏に頼るという「他力救済宗教」なのです。

《まとめ》
       真の宗教
        ||
                    霊界の宗教
        ||
           スピリチュアリズム(※)
       (超宗教)

※霊界の宗教を手本に、地上に展開している宗教革命こそが「スピリチュアリズム」と呼ばれるものです。


(5)霊的真理の普及によって達成される人類史上“最大の宗教革命”(※1)            
  ①霊的真理の普及にともない、地上の間違った宗教は消滅していく
  ②スピリチュアリズム(霊界における唯一の宗教)が地上に確立するには、長い期間がかかる(数百年~千年)(※2)
  ③スピリチュアリズムによる宗教革命の成功はすでに確定している(※3)が、革命が完全に達成されるまでは悲劇・不幸・苦しみが続くことになる

※1)“最大の宗教革命”は、歴史上の社会革命とは異なり、「霊的真理」が武器!
※2)気の遠くなるような話ではありますが、私たちスピリチュアリストは今この始まった時に導かれたと言えます。
※3)約170年前、初めて“スピリチュアリズム運動”が地上で起こりました。そして今から40年ほど前まで、実際に“シルバーバーチの交霊会”がイギリスで行われていました。現在、私たちの前を歩いていた地上人はほとんど他界してしまったため、私たちスピリチュアリストが先駆者・開拓者だと言えます。さらに、霊界主導なので(私たちが死んでも)この革命は消えることなく未来永劫続いていくのです。

※「シルバーバーチの霊訓」に出会い、自分の間違いに気づいていく → 地球規模に広がっていく。(例)仏教は、お葬式のためだけと思っている人も多いため、そのお葬式が必要ないと思えば、少しづつ仏教から離れていく人も増えていきます。それは、キリスト教にも言えることです。ここから何百年~何千年かけて、地上の宗教は間違いなく消滅していくのです。

◆「私たちは常に霊的真理の宗教的意義を示そうと努めています。なぜなら地上人類がその霊的な重要性を認識すれば、戦争や流血による革命よりも、はるかに大きな革命が生じるからです。それは“魂の革命”と呼ぶべきものです。地上すべての人間が霊的存在としての本来の権利ーーー霊の自由を享受(きょうじゅ)する権利を手にすることになります。そのときには何世紀にもわたって人々の魂の足かせとなってきたものが、すべて取り払われることでしょう」(教え・上 P40/後1~P41/5行目)

※過去のフランス革命やロシア革命、社会主義革命と大きく違うところは、スピリチュアリズムの宗教革命は武力ではなく、「霊的真理」という霊的武器を使用します。そして将来、霊的真理が地上に行き渡ったとき、(地上の間違った宗教がすべて消え)霊界と同じ「唯一・共通の宗教」になっていくのです。

◆「間違いなく言えることは、新しい世界の種子がすでに地上界に根付いているということです。既得権力の座に安住している者たちがいかなる策を弄(ろう)しても、それは功を奏(そう)さないでしょう」(教え・上 P66/9~11行目)

◆「勝利へ向けてのうねりは(地上人が抵抗しても)止まりません。古い秩序(地上の宗教)が死滅し、新しい秩序と入れ替わります。新しい世界は着実に到来しつつあります。が、新しい世界になったからといって暗い面が完全に消え去ると思ってはいけません。涙を流すこともあるでしょう。心を痛めることもあるでしょう。犠牲を強いられる局面も生じることでしょう。
 大霊に関わる仕事は犠牲なくしては成就されません」(教え・上 P60/5~9行目)

※利己的な思いや、ただ思っているだけでは成就(じょうじゅ)されません。また、どれだけ早められるかは、地上の道具である「スピリチュアリスト」にかかっていると言えます。

◆「誰かが先頭に立って藪(やぶ)を切り開き、後に続く者が少しでも楽に通れるようにしてあげなければなりません。やがてそこに道ができ上がり、通るほどに平坦になっていきます」(教え・上 P56/10~11行目)

※スピリチュアリストのやるべき仕事は、どこまでいっても「利他愛の実践」です。



※参考資料;スピリチュアリズム普及会発行『シルバーバーチの教え・上』

※なお、これらの引用にあたっては、スピリチュアリズム普及会の許可を得ています。