薔薇のお風呂

昨日、おばあちゃんのところに遊びに行って帰ってきた長女が手にカゴを持っていました。
「ママ～、みて～」
「ま～、カゴいっぱいのたっくさんのバラ　とたっくさんの虫・・・」
「おばあちゃんが、これおふろにいれたらええわ、やって」
「こんなに虫ついてんの、ママいややわ」

さて、この後このお嫁様、どんな行動をとったでしょう

１　言われたとおり、虫つきバラをお風呂に入れる。
２　黙って捨てる。
３　お姑さんにつきかえす。

結婚してすぐの頃の初々しいだったら１でした。
虫嫌い潔癖症のでも、泣く泣く言われたとおりにしていたでしょう。

結婚してしばらくたって本来の強気を出し始めた頃のだったら２でした。
そして翌日おばあちゃんに
「昨日のお風呂、バラの香りした」
「ううん、ママ捨てちゃった。」
「え」
なんてことになって、あとで「どーしよーどーしよー」と悩んだりして意外と気の小さいところもあったりして。
あ、これは勝手な空想のお話ですよ

そして嫁姑関係を結んで6年目の今。

「おかあさぁん。これ、とってもいい香りしてるんですけど、こんなに虫ついてたら怖くて私ダメですぅ。」
とうま～くお返ししに行ってまいりました。
そしたら。
「ああ、虫ついてた大丈夫。お湯に入れたら死ぬわ。」
やはりお姑さま、一枚上手でしたぁ
どうやら庭にいっぱい咲いたバラ、もう開ききってしまったのを庭中から切り取って集めてきてくださったらしい
ありがとうございますぅ

しばらく外に出して、羽のついた虫は飛んでいくよう仰いだりして（あんまり効果なし）羽のついていない幼虫どもは小枝で一匹ずつ取り除いた上で、さらにバラを一つ一つ水洗いしてからお風呂にいざ投入

結構楽しいもんだわね


そして最後に入ったパパが
「明日もやろうよ。洗面器に入れて残しておいたから」

しかし一日洗面器の水の中に浮かんでいたバラたち、今日入れてみたらこんなことに

拾い集めるの大変だよ


そして今日も最後に入ったパパが
「泡風呂していい」

前世は貴族なんです、このお方


ゆち夫ってナルシストと思われましたよね・・・
「ちがう～」


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