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空海巡礼 鎌倉山中の弘法大師像を探して

2019-05-12 | 街道歩き

  今回の空海巡礼はお寺の訪問ではなく、山の中にある弘法大師像を探しに行
くことでした。グーグルの地図にははっきりと表示がある。しかし歩いても
歩いても見つからない。確か三回目のチャレンジです。場所は鎌倉、天園ハ
イキングコースです。
 まずは紫陽花で有名な明月院の横からの登山です。いろいろな登り口があ
りますが、定番明月院を選択、当然大船駅で降りて全てを歩きます。北鎌倉駅
の横をすり抜け
・・相変わらずこの辺りは観光客多く、特に中国人でしょうか・・よって
すり抜けるという表現にしました。
 明月院までは大混雑です。しかし、明月院を回り込む道を行くと、すぐに
ありました天園ハイキングコース。当然GO!!となります。
 下記のような道が続きます。



 すでに夏草が茂るような季節となっています。





 分岐点、グーグルによると覚園寺を目指すようです。いずれにしても距離は
大したことありません。アップダウンは激しいですが・・



 あっ、大きな岩が??まさかこれが弘法大師?これは十王岩だそうです。

「かながわの景勝50選」の石碑がなければ、おそらく気づかずに通り過ぎてし
まったでしょう。石碑の後ろの大きな岩に登ってみると、かなり風化が進んで
いるものの3体の仏像が彫られているのを見ることができます。

その昔、風の強い日には、吹き上げる風が山に反響し、あたかも十王が喚(わめ)
いているような音が、ふもとの村に響き渡ったのだそうです。そのため、
「喚き十王」とも呼ばれたとの話が伝わっているようです。





 向かって左から如意輪観音・血盆地蔵・閻魔大王なのだそうです。


 この十王岩横の岩から鎌倉の街を眺めます。天気がいまいちではっきりしま
せんが、一直線に段葛(だんかずら)が見えます。その向こうは相模湾、という
ことは段葛の手前は鶴岡八幡宮、まさしくパワースポットです。感動しました。

が・・・目的は弘法大師像、さてさていずこに。



 そして、そして遂に遭遇!!どうやらなかなか気づけないような場所にありま
した。ぼーっと歩いていたらまず気づかない。たまたま通りがかった人としゃ
べっていたら、その人は何度もこの道を歩いているが、初めて知りましたとび
っくりされていました。
 下の写真にあるように、急な崖に小さい階段が造ってはあるが、両サイドの
葉っぱが茂っていたら全く気づけないような場所におられました。
写真ではそうでもないですが、相当急な崖でした。おそらく最近樹木を伐採し
たせいで発見できたんでしょうか。
 感動しました。おもわず手を合わせ、近々空海先生の生誕地にお参りするこ
とを誓わせていただきました。手には五鈷杵、まさに空海です。









 ところで何故にこんな場所に空海像が?ネットで調べる限りは、この辺りに
八十八か所めぐるお遍路道があったようで、この空海像は88番目の場所にあ
たるらしい。いずれにしても私の四国お遍路への背中を押された気持ちになっ
てきました。空海巡礼はこれからも続けますが、5月末には徳島一番札所と
空海(佐伯真魚ちゃん)生まれた地、善通寺へ行ってこようと思います。
一番札所はお遍路を目の当たりに見に行きたい、善通寺は空海ゆかりの地を
まわりたい・・との思いです。
 家庭の事情で四国お遍路1200kmをすぐ実行はできませんが、前夜祭の
気持ちで空海が修業した地を歩いてきたいと思います。
帰りましたらおブログで報告します。

 

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