きまぐれ旅日記

我が家の旅行記録。
自由きまま・・・おもいつくまま・・・

ヴィース教会

2012-07-16 14:17:16 | おまかせヨーロッパ
16:40 ヴィース教会に到着。



このあまりかわった様子もない建物が世界遺産。






ドイツロマンチック街道のフィナーレを飾るのは、何と言ってもルートヴィッヒ二世のノイシュヴァンシュタイン城ですが、ノイシュヴァンシュタイン城のあるシュヴァンガウ(Schwangau)から2つ手前の町シュタインガーデン(Steingaden)からロマンチック街道を外れ、南東に5キロほど行くと、周りに何もない、なだらかな丘状の牧場にヴィース教会(Wieskirche)という教会が立っています。バスを降りると、カラン、カランと、首にカウベルを付けた牛たちが出迎え、ニワトリも放ち飼いにされています。ヴィース(wies)とは、ドイツ語で草原の意味で、まさしく草原の牧場です。この教会はユネスコ世界文化遺産に登録されているのです。外見は、何の変哲もない教会ですが、中に入るとその華やかで壮麗なロココ芸術の内装に圧倒されます。鞭打たれる主の涙の奇跡の由来のある教会です。






由来~鞭打たれる主、涙の奇跡
1730年、シュタインガーデンのプレモントレ修道院において、マグヌス・シュトラウブ神父とルカス・シュバイカー修道士が、寄せ木作りの鞭打たれる救いの主の木像を製作します。関節部は、亜麻布で覆って彩色されました。


しかしながら、血と傷で覆われた姿の木像は、そのあまりの悲惨さのために、信者たちの同情を呼んで用いられなくなり、1734年以来、シュタインガーデン修道院付属食堂の主人、エレミアス・レーレの屋根裏に置き忘れ去られました。




1738年3月4日、マリヤ・ロリーという農婦が、鞭打たれる主の木像を自らの農場に譲り受け、熱心な崇拝を捧げました。


1738年6月14日(土)の夕拝中と、それに続く日曜日の早朝に彼女は木像頭部の顔面に涙と思われる幾つかのしずくを認めました。


この「涙の奇跡」は瞬く間に広まって、ヴィース巡礼大運動の契機となりました。







中は、ほんとうに圧巻です。
写真撮影はOKでしたが、ちゃんと黒い服で訪れている方もたくさん
おられる中で、おちゃらけ写真を撮るのもはばかられ・・・

外に出て、草原をとりました。






あ~、気持ちいいです。


 

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