Yumi @ Sudan

北アフリカの国、スーダンでの生活日記

町中!殺虫剤!!

2006-10-18 | everyday

今年は一度に降る雨の量が多く、去年に比べてハルツームの蚊がぐーんと増えました。いたるところに大きな水溜りができて、水はけのわるい粘土質の土はいつまでもぐちゃぐちゃ。

それで、蚊が増えたために、マラリアも流行してます。
でもスーダン人は、体調が悪くなるとすぐ「マラリアになった」って言うし、お医者さまもただの風邪でもすぐに「マラリアです」って言うから、本当にマラリアが流行ってるのかどうかはよくわかりませんが、でも、蚊が多いのは嫌だなあって思ってた。

そしたら、政府がマラリア撲滅運動の一環として、ハルツームに殺虫剤を撒くと発表。地域ごとに日にちと時間が決められた。

「どうやって撒くのかわからないけれど、体に悪いんじゃない?」ってきいても、スーダン人は大喜びで
「当日は窓を全部開けて、家の中にも殺虫剤が入るようにしておかなくちゃダメよ」って。

私が住んでる地区も結局予定の日時には何もしなかったみたい。せっかく、その時間はわざわざ外出してたのに。
で、翌日朝起きたら、ものすごーく殺虫剤くさかった。
これ、絶対に体にわるいでしょ!っていう匂い。。。。。

今日、屋上でヨガをやってたら、殺虫剤を撒いている飛行機を発見。
えー!空中から散布してたの????人体は大丈夫なの??????
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予定は未定

2006-10-17 | everyday
スティーブン率いるダンスチームのパフォーマンスを見に行った。
会場は、スーダンで一番大きなカトリック教会。一年に一度の大きなお祭り。

午前と午後に1度ずつ計2回公演するという。
スティーブンは随分まえから、張り切っていて、どうしても私に写真をとりに来て欲しいという。
それなのに、前日になっても何時からがスティーブンたちの番なのかわからない。
さすがに、暑い中、午前10時から午後8時までずっと会場にいるのは無理。

当日、朝電話すると、「あと30分ではじまっちゃう!」といわれる。急いで教会へ行って、ぎりぎり間に合う。

「次は45分後だから、見て行って」といわれ、

待つ待つ待つ待つ。3時間後の15時。
「まだ?」「あと10分」

待つ待つ。1時間後の16時。
「まだ?」「オーガナイザーに問い合わせてみる」

待つ待つ待つ。1時間後の17時
「まだ?」「演目の順序が逆さまになったんだって」


スティーブンは笑っているけれど、笑い事じゃない。。
結局彼らは、夜の7時半ごろからパフォーマンス。
だけど、疲れちゃったためか、予定の演目の半分もやらなかった。


あー、すばらしい舞台でしたが、
つかれました。

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砂漠

2006-10-15 | everyday

ハルツームから3時間くらいのドライブ。
一年半くらい前は道の舗装もガタガタだったのに、すっかり整備された一本道をひたすら進む。

石油精製工場のために作られているような道。タンクローリーが行きかう。
道沿いには、ずっと石油パイプ。
反対側には羊、やぎ、らくだ・・・・・。

突然、ピラミッド群が視界に入る。
保全状態が良くなく、半分朽ちているピラミッド。で、スーダンの人たちは、新しく作ってみたりしてるけれど、やめてほしいなあ。。。。

こんな砂漠。
今日は風がふいてて
靴の中も、口のなかも、耳の中も砂だらけ。
きれいだったー。
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ラマダン中です。5

2006-10-13 | everyday

 ラマダンの月は、貧しい人々に貴賎をする月でもあります。
そうなると、想像はつくことですが、いつもよりも物乞いをする人たちが増えます。もともとはムスリム同士の助け合いだったはずが、ムスリム以外の南部の人たちも、それに多くの外国人(他のアフリカからの移民)の人たちも、チップを求めてストリートに立ってます。

おかしいなって思うのは、ピチピチに太ったおばちゃんや、綺麗な服を子供までが、「小銭ちょうだい、外人さん!」と手を出してくること。

道で物乞いをしている人に、小銭をあげるべきかどうかという議論はいっぱいあると思います。国や文化によっても違うと思うし、長い目で考えたら、あげてはいけないのかもしれないとも思う。
でも、スーダン人はコーランの教えに従って、小銭を持ってたら、あげてます。だから私もローカルルールに従って、小銭があればあげてる。ないときは、「今は小銭がないのよ。」って言えば、「分った」って笑ってくれたりする。

でもラマダンになってから、その数が増えて、正直言ってどうしていいかわからないなあって思ってた。一人の子供にあげると、何人もの人が追いかけてきたりする。

なんだか、疲れてしまって、ごめんねって思いながらも振り切るようにして歩いてた。
そしたら、ひとりの子供が家の前まで走って追いかけてきて、「小銭がないなら、写真とって!」って。「写真だったらいつでも撮るよ!」って言ってファインダーをのぞいたらこの笑顔、目がきらきらしてる。

この子の未来はストリートでは終わらないなって確信して、嬉しくなった。
「プリントしたらあげるから、ちょっとしたら家においでね」って言ったら、「ありがとう!」って手を振りながらストリートに戻っていった。

彼女にも、チャンスが巡ってきますように!

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ラマダンチェーンメール?

2006-10-12 | everyday

友人たち3人から同じ様なメールが転送されてきた。

「このメールはスーダテル(私が契約している携帯電話の会社)からです。ラマダンのプレゼントとして、このメールを受け取った人は、2000ディナールの無料通話をもれなくプレゼント。なお、このメールを15人の人に送ってください。その人たちも無料通話をゲットできます」

これって、小学校の頃とかに流行ったチェーンメールでしょうか?
15人に送るって。。。やめとこ。

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送るよ!!

2006-10-11 | everyday

 家に帰ろうと思ってリクシャーを探してたら、後方から激しくクラクションが。
大きなバスが私を追いかけてくる。

ひかれるー!って思ったら、運転席で知ってるおじさんが手を振ってた。

「乗りなさい、送るよ!」

スーダン航空の送迎バスの仕事をしてるおじさん、前の家の近所に住んでた人。
私専用貸切バス!


私の家まで送ってくれるって言ったのに、途中で
「うちにきて、おばあちゃんに挨拶しなさい!」って無理やり家につれていかれた。ま、久しぶりにおばあちゃんたちに会えたからいいけれど。
結局前の家から今の家まで徒歩でかえりました。


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ラマダン中です。4

2006-10-10 | everyday

 今日は、ラマダン17日目。お月様の満ち欠けによって30日間、もしくは29日間のラマダンですが、もう半分越えました。
それにしても、断食はほんとにみんな辛そう。飲まない食べない、暑い。
その上、腹持ちが良いもの=お砂糖という固定観念から逃れられない彼らは、夜の食事では、できるだけ甘いものを飲みまくります。。これって、余計疲れちゃわないのかなあ。

さて、断食は妊婦、病人、体力のない高齢者は除外されます。
家の隣に住んでいるお金持ちのモナは、いたって元気そうだけれど、体のどこか(?)が悪いと言う理由で、断食はしてません。
だけど、毎晩毎晩、豪華なラマダンブレックファーストのお祭り気分だけは享受してます。豪華な食事を準備し(ハミッドやその他のお手伝いさんが作る)、友達を呼んでは、毎晩のように小さなパーティーを開いている。
いいとこ取り???

そして今日モナは、外国人の友人たちを引き連れて、スーダン人憧れの場所、ヒルトンホテルのラマダンブレックファーストに行くんだってー。一人40ドル近くの豪勢なお食事です。
私も誘われたけれど、断りましたー。スーダンで40ドルの食事なんて、無理無理。
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おしゃれ?_?

2006-10-08 | everyday
 

写真は公立中学校へ通う少女たち。そう、これ制服です。
迷彩柄だけど、かわいらしい色。女子の色はスカイブルー×グレー。男子はエメラルドグリーン×グレー。

毎日毎日きるのに、こんな制服かわいそうって思った。こんなの毎日着せられたら、子供の美的感覚も狂うのではないか???
いつまでたってもこの制服は疑問です。

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人間の不思議

2006-10-06 | everyday

 ハミッドとヌリは、モナの家に孫のサラが来てからというもの、サラにメロメロ。
「サラ!今日はご機嫌いかがでちゅかー??」って、赤ちゃん言葉で日に何度も何度もサラに話しかけ、サラをだっこする。

「ハミッドは9人、ヌリは8人も子供がいるのに、まだ赤ちゃんに飽きないのね」って言ったら、
「自分の子供が増えれば増えるほど、子供に対する愛情は増すものだよ」とヌリ。うなずくハミッド。

それが本当だとすると、私は一生かかってもハミッドやヌリが感じる程は、子供をかわいいと思えないって事??


それに似たような近所のおばあちゃんの話。
みんなで女性器割礼の話をしていたときに、おばあちゃんが言った。
「私は割礼をしたから、一般にいう女性の快楽は味わってないのかもしれないけれど、私にとってのエクスタシーは、8人目からの出産だったわ。あれはほんとに最高だった!」とゲラゲラわらった。

それがほんとだとすると、私にはそれは一生経験できないー。

だって。8人も子供うめないもん。
なんて弱いわたし。


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ラマダン中です。3

2006-10-05 | everyday

 友人のシーザーの家に、ラマダン・ブレックファーストにお呼ばれしました。

 6時に来てねって言われてたので、その時間に着くと、食事用の銀のトレーが10個も並んでいました。
近所のおばちゃんたちもきていて、シーザーや彼女のママと一緒に働いている。ハミッドはもう3時過ぎにはダウンしていたのに、やっぱり女性って強い。食べなくても最後まで生き残るのは女性だとはきいていたけれど、ほんとにそうなんだなあと、てきぱき動くおばちゃんたちを見ていてそう思った。。。

6時15分ごろに10トレー分(1トレーで5人くらいが一緒に食べられる)が出来上がり、トラックの荷台のった若者たちがやってきて、その食事を運んでいった。
シーザーはアメリカに住むおにいちゃんがいて、毎年ラマダンになるとお兄ちゃんから余分にお金が送金されてくるので、そのお金でストリートチルドレンたちに食事を配るんだって。頭が下がります。

6時半過ぎに、日の入りのアザーン(コーラン)が町中に響き渡り、みないっせいに食事を始めます。でも、食事よりなにより、みんなまずお水をごくごく飲む。当たり前だよね。こんな暑い中、一日中汗かきながら水を一滴も飲んでいないのだから。
疲れのせいか、胃腸の働きが悪くなっているからか、みんなあまり食事がのどを通らない。ほんの少ししか食べない。

食事が終わった後は、みんなでコーヒーを飲み、シーシャ(水タバコ)を吸う。

彼らの次の食事は、夜中の1時半ごろ。
その後、日の出前に、甘い飲み物、ナツメヤシや、ビスケットを食べてまた一日が始まります。

食べない上に、睡眠時間まで減る。
ほんとに修行。


写真はラマダンブレックファースト
上から右回り、ゆで卵・チーズとオリーブ・タミア(ヒヨコマメのコロッケ)・ヨーグルトサラダ・トマトとにんじんときゅうりのサラダ(レモンとごま油のドレッシング)・牛肉ソーセージ・真ん中はピーナツバターのペースト(パンにつけて食べるもの)


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