from タビーランド

タビーランドの住人【ティンキーウィンキー♂・ディプシー♀・ラーラ♂(25才自閉症)・ポー♂(18才)】のくらし

固有受容覚の弱さ

2009-10-20 | ラーラ(その他)
自閉っ子の多くが感覚の問題を持っている

ラーラも然り…
「偏食」も、触覚過敏なんかが起因してるんだと思う
体温調節も苦手
聴覚も、過敏
こういう五感の問題は、まだ想像しやすい

人間には、五感だけじゃない感覚が他にもあるらしい
「前庭覚」…体をまっすぐに保ってくれる感覚
「固体受容覚」…自分の体や動きを脳に伝える感覚

これって、私も弱いかも…
特に「固体受容覚」
自分の身体の大きさを勘違いして、自転車で電柱にぶつかったり
足の大きさを勘違いして、階段を滑り落ちたり
テニスをしてラケットにボールが当たらず、グリップで打ってしまうのも
どうやらこの「固体受容覚」の弱さから来ているようだ…
そして、ポーも…
よくこける
しかも派手にこける
ぶつかる
思いっきり物や人にぶつかる
視力や注意力の問題だと思ってきたけど
「固体受容覚」も、関係しているのかもしれない
視力や注意力で補える部分もあるだろうけど
そもそも普通ならなんでもなく無意識にやってのけられることを
見て、注意しないとできないってことなのかもしれない
育てるべきところは、視力でも注意力でもなく、「固体受容覚」
「感覚統合」ですなぁ~
ポーの場合、あえて訓練に出向くこともない
日常の遊びの中で充分に鍛える事はできるだろう
ラーラのためにと備え付けた
ハンモックもトランポリンも吊り輪も
IKEAで買ったトンネルも
まるで感覚統合のグッズだし
キックボードも自転車も下駄ポックリも
全部全部、使える
本来、子供は発達しようとする本能があるから
自ら自分の欲する運動をするし
おもちゃも選択する
うちにはふさわしい選択肢は揃ってる
だからこれといった訓練をさせる必要も
誰かに見てもらう必要も、なさそう
ポー、がんばれ!

ラーラが一輪車にはまったわけ
それも今となっては納得できる
これぞ!というラーラにふさわしい運動アイテムだったんだと
学校や学童に、一輪車があったことに、感謝
乗れない段階で、一輪車を買い与えることはまずないから

そんなこんなと、私が「感覚」にはまってるもとは
この本
 
「続 自閉っ子こういう風にできてます!」-自立のための身体づくり
「続々 自閉っ子こういう風にできてます!」-自立のための環境づくり
 発行 株式会社 花風社
 著者 岩永竜一郎×ニキ・リンコ×藤家寛子

最近、昔ほど自閉症関連の書籍を買って読む事はなくなってたんだけど
甥っ子の「なんでラーラにぃにはしゃべられへんの?」の一言がきっかけで
そろそろ、小学校入学を控えた甥っ子と、ポーにも
ラーラのことを告知するタイミングかなぁ?と
子供だからとなんとなくあやふやに説明するのではなく
子供なりに「自閉症」ってものをわかって理解できるように
もう一度、客観的に「自閉症」の知識を自分に入れておきたくて、書店めぐり
で、ついでに目に付いたこの二冊も購入、と
さて、子供達にはどうやってどこまで話そうかな
自分達、定型発達の人との「違い」
そして、なによりも「違っていいんだよ」って、ことだよなぁ~

最新の画像もっと見る

コメントを投稿