from タビーランド

タビーランドの住人【ティンキーウィンキー♂・ディプシー♀・ラーラ♂(25才自閉症)・ポー♂(18才)】のくらし

涙雨

2010-01-25 | ディプシー(日記)
昨日は澄んだ青空だったのに
今朝のどんよりした空を見てびっくりだわ
頭が重いのは、気圧の影響もあったのかもしれないなぁ

一昨日のcandyちゃんからの電話
聞いた名前が脳で変換されるのに
すっごい時間がかかった

クリーニング屋に預けっぱなしだった喪服を
朝一番に取りに行き
告別式に向かう車の中でもまだ現実味がなく
式場で遺影を見ても「嘘やろ?」としか思えない
棺の中の彼女を見て、ようやく冗談じゃないと受け止める
が…未だに「嘘やろ?」との思いは消えない

かわいいかわいい息子達
毅然としてて立派で、びっくりしたよ

過保護なほどの愛情を注ぎつつも
一方では自立を意識して
生活する力をしっかり身に着けさせようと
がんばってたね
でもね、あかんやろ
まだまだそばにおってやらんと
あんたほど必要とされてる人間、そうおらんで
次のランチはいつするねん!
飲み会するって言うたやん!
子どもがもっと大きなったら泊まりで宴会って言うてたやん!

家がそう近いわけでもないし
学校も違う
子どもの学年も違うし
同じ自閉症でもタイプは全然違う
体操教室や水泳教室で同じクラスの時には
毎週のように顔を合わせるけど
子連れなので、ちょっとしゃべるだけ
ゆっくり話せるのは、年に1~2回のランチタイム
それでも、腹を割って話せる付き合いだった
それぞれに、環境は少しずつ違っても
一緒に生きてる同志みたいなとこがあったから
お互いの子どもの成長を喜び
つまづきを心配しあい
愚痴を言ったり聞いたり
のろけを言ったり聞いたり
みんな時間に制約のある身だからこそ
気遣いあって、連絡も最小限
たまに会えば大騒ぎ~
そんな付き合いが本当にありがたかったし、心地よかった
今度集まるのは、あなたを偲ぶ会なん?
苦労も愚痴も哀しみも
「わっはっは」と腹を抱えて笑い飛ばす
あなたに変わるキャラは、誰もおらんよ

もう戻らんのなら、さっさと天国に昇って
しっかりと子どもと旦那を見守るんやで
男だけの家なんて、頼りないことこの上ないわ
明日には、雲の中から顔出して
ちゃんと道を照らしてな