from タビーランド

タビーランドの住人【ティンキーウィンキー♂・ディプシー♀・ラーラ♂(25才自閉症)・ポー♂(18才)】のくらし

統合保育研究会

2006-06-15 | ラーラ(その他)
すごい名前?
これ、ラーラが通ってた保育園が加盟してる保育園連盟が主催してる会…?で
ハンディキャップを持つ子も当たり前に「地域の中で共に育ちくらす」をモットーにされています

昨日から、全国私立保育園研究大会が神戸で開催されている
その中の分科会に、統合保育をテーマにしたものがあったので参加してきた
上の統合保育研究会の歩みと実践報告、そしてパネラーと参加者とのディスカッションという内容
地域で当たり前に…というのはたやすくないのが現状
その子に合った支援を、と思うとそういう場へどうぞ、と紹介される
障害児の親は、新米の間は情報も少なく、つい専門家と名の付くものに頼ってしまう
間違いではないけれど、他の選択肢を忘れてしまう
障害を持って産まれてこなければ、通ったであろう家の近所にある幼稚園なり保育園…という選択
ラーラの場合、障害に気付く前から保育園に通ってたから、ちょっと事情が違ったけれど
それでも、保育園を続けるか、仕事を辞めて通園施設に移るか…迷った時期もあった
迷いを相談した時に、当時の園長先生に紹介してもらったのが、この統合保育研究会だった
年に一度、会を支えている大学の教授・小学校の教師・NPOの代表ら、それに保育士や親が集って話す場を開いている(統合保育研究大会)
夏には、保育士も参加の一泊親子懇親会も行う
―市内の別の保育園に通う、いろいろな障害を持った子とその親が保育士もいる中で、ぶっちゃけトークを繰り広げる深夜の座談会は特殊で貴重な時間
これらの会に参加して、ラーラの障害「自閉症」と向き合い、そして親として生き直すきっかけをもらったと言っても大袈裟ではない
今ではラーラ絡みでたくさん拡がったネットワーク
それもこれも、全てはここから始まったんだから
自閉症の親の会という訳ではないから、ここでの障害は様々
肢体不自由あり、難聴あり、脳性麻痺あり…ダウン症、自閉症、LD…
どんなに障害が重くても、子供達の中で共に育つことの意味
訓練では得られないものがそこにはある
もっとも!正論だ!
ものすごいパワーをもらって、ラーラがここにいていいんだぁと思う

でも、でも…
自閉症の子供に限っては、障害の重さとは別に、集団の中にいること自体の困難さがあるわけで
そこはしっかりと見極めないといけないと思っている
何がなんでも通常学級!では危険すぎる
ホッと寛ぎに帰れる、なかよし学級という居場所があってこそのラーラの学校生活
本当に欲を言えば
通常学級に当たり前に在籍しながら、補助教員が付いて、しかもカームダウンのための場所が学校内に確保されれば、ベスト!
そこまではラーラが小学校在籍中に、どんなにどこに働きかけようが間に合いそうにはないので
今の制度の中での、うちにとってのベターな選択
(なかよし学級に在籍、交流クラスに可能な時間加わる)
そして、その中で可能な事はしてもらえるよう、最大限働きかける
これからも、そういうスタンスでいこう
だって、そうやってる今、ラーラのニコッて笑顔があるから
ラーラの笑顔が「それ、正解!」って答えてくれてる