詩歌探究社 蓮 (SHIIKATANKYUSYA HASU)

詩歌探究社「蓮」は短歌を中心とした文学を探究してゆきます。

ヴィヴィアン・リーと鈴ふるごとき名をもてる

2022-07-13 11:57:03 | 千駄記

昨夜、十月会例会で配付された資料です。

丹波真人氏の手書きの立派な文字に見惚れましたよ。

問題があるかもしれないのでぼやかした、

 

7/13(水) 雨

 

夏場に向けて復活しつつある工場です。

 

昨夜は超結社短歌研究会十月会の例会に出席。

首都高を飛ばしたら20分ほどで到着しました。

18:30~20:30くらいまで。出席者は多からず。

コロナ再ブームの影響もあるでしょう。

 

K路さんから個人誌「晴詠」に対してカンパを頂戴し、

Aずささんから名古屋に行ってきたからとうどんを頂戴する。

暖かきかなお心遣い。感謝感謝。

 

例会は丹波真人氏による発表「映画のはなし」。

丹波さんは「短歌往来」に映画の短歌について長いこと連載中です。

ぼやーっと真剣に聴いてましたが、ちと古すぎる映画の話。

映画館、名画座というだけでノスタルジーな世の中ですもんね。

原節子やら片岡千恵蔵やら、李香蘭やら・・・。

ジェームスディーン、バーグマン、ヴィヴィアン・リーやら・・・。

発表を聴きながら思ったのですが「映画を詠む歌人の心とは?」

タイトルを詠み込まれた短歌を見てもその映画を知らなければ

読解するにも無理があると思ったことです。

 

映画に関する短歌を50首近く紹介いただきましたが

唯一、これはと思った作品がこれです。

 

ヴィヴィアン・リーと鈴ふるごとき名をもてる手弱女の髪のなびくかたをしらず  葛原妙子

 

葛原妙子の歌集『縄文』(1974)に収載されているそうです。

私は全歌集に何度か目を通したつもりでしたが、見落としていた名作。

目を通しただけで読んではいなかったのですね。バカだから。

この作品は字余りが甚だしいけれどもそれが大いなる魅力。すごいなー。

 

 

おしまい。

 

 

 

 


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