なおを抱いたよ

毎日、ご飯を変えて置くだけだった。
朝になって、お皿を引き上げに行く。
お皿が空になってたら、なおが食べたんだろう、よかった。。と思う。

毎日、何度も声をかけにいく。
床下に向かって「なお～」

今日、お世話になってるがんこ・・（しつこい？）
もとい、やさしいじいさまから
「なおちゃんが出てきてご飯を食べてるよ」って
電話をかけてきてくれました。
わたしはまだ、一度もなおの姿を見れてないから
「わたしが行って来る～」

あっ。なおだ。
ご飯を食べかけてるのにわたしを見て、床下に戻ってしまった。。
なんでなんだよ～。

早く、思い出せよ、なお。

「ほんとにもう、すみませんねぇ～」とか
お家の人としばらくお話していたら

「みやぁ」

あっ。なおだ。なおの声だ。
お家の人には戻ってもらって
「なおなおなおなお～」と声をかけたら
「みゃみゃみゃああああ」って、なおが返事した。
「なおなおなおなおなおなおなお～」
「みゃみゃみゃみゃああ」

手を床下に入れたらなおに届いた。
「なお～」

ご飯も手から食べた。

なおがわたしを確認した。
じゃあ、ほら、出ておいで。お家に帰ろう。

「怖いからでられへん」
って、外を気にする。
応援部隊を頼んだけど、怖がるから返した。
「ようこちゃんなのに、こわいん？」

「怖くてでられへん」
「大丈夫やで、出ておいで」

何十分もこれを繰り返した。

だんだん、なおの顔が見れるようになった。
手を持って引きずり出した。

「なお～。寂しかったやろ～」ってぎゅうっと抱きしめる。
「なお～、寂しかったよ～」

と、ここで、心配してくれたじいさまが顔を出す。。
なおは「ふぎゃあ～」と言って、床下に隠れた。。
内心。。「ちっ」

抱かれることをとても嫌う。
ここで離したらなおが戻れない。って
ぎゅぎゅぎゅううううって抱くからなおも
「ぶぎゃあああ」って嫌がる。

困った。


仕切りなおして、おやつを持って「なおなお～」と呼ぶ。
今日はもうだめかなって思ったら「みゃみゃあ」って返事があった。
ご飯やおやつを手に、「なお～」って呼んでたら自分から姿を現した。

ここで、あせったらだめだよね。
平静を装って、「なお～」

再び、抱き上げる。
なおは嫌がる。すごい力だ。8キロの猫だもの。
でも、なおは爪を立てない。
でも、すごい力で腕の中から出ようとする。
わたしも全身を使ってなおを抱きしめる。
なおはすごい声を出して暴れる。
どうやって、帰ろうか。キャリーには入らないよな。。
なおもだんだん力が抜けてきて落ち着いたかな。。

と、思ったらしゃちょーが顔を出した。
急になおが緊張した。
わたしの手を噛もうとした。でも、やめた。
わたしは手の力を抜いた。

なおは飛び出して逃げた。


再び、「ちっ。。」もう少しだったのに。


今日はなおも疲れて出てきそうにないので帰宅。
なお、明日は一緒に帰ろうね。
今日は疲れたね。
一人はさみしいだろ？
明日は一緒に帰ろうね。


応援してくださってるみなさま。
いつもありがとうございます。
なおは目やにが出ているくらいで
元気そうに見えました。
ご飯も食べてくれています。
今日はとても残念だったけど、また、明日、がんばりますっ。
引き続き応援よろしくお願いしますっ。