だいすき♪

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ふうのヘルニア

2011-06-09 | いぬ
ゆうの天使記念日の今日、ほんとは色々たまってることもあるし
お医者にも行かなきゃ(人)いけないんだけど
血圧も上がってしんどいから、午前中はだらだらすることに決めた。

ゆうくんには約束通りの山羊ミルクを供えて
おまけに贅沢山羊ミルクカッテージチーズを作って供えたよ。
eikoちゃんちのミッタンが良質のたんぱく質の塊手作りカッテージチーズで
肝臓の値が下がったそうで、早速真似っこです。



500mlのミルクを50度くらいにあっためて大匙4杯くらいのレモンと投入。
木べらでさらっと混ぜで20分位放置。
ざるにクッキングペーパーを敷いてどろんどろんのミルクを濾す。
しばらく放置したら出来上がり。ざるの下の水分はホエーと言ってこれもレモン風味で美味しい。
冷やしてどうぞ(人が)
500mlの山羊ミルクで出来上がる量に少し涙して。(少ない)
4匹の犬におやつにあげよう。ふうちゃんはゆうくんの分ももらおうね。
あっ。。猫は?う~ん。今日はゆうの天使記念日。
にゃんずにもあげよう。ひと舐めづつ(ずるい!)



ふうちゃんのこと覚書として書いとこうかなと思って。
何しろ、寄る年波のせいで記憶に自信がないものでさ。

確か発症は。5月19日の木曜日。
はじめて「きゃん」と泣いて痛いことに気が付く。
実はそれまでにいろいろふうちゃんからのサインはあった。
それを不思議のふうちゃんで終わらせていた私たちのミスは確実。
すまん。ふうちゃん。
なので、これからは全力投球でかあさん頑張る。
1ミリも隙がなく全力投球を約束するよ。

普段登れてた段差を躊躇する。
全力疾走をしなくなる。

これは、完全にサインです。
躊躇するだけで登ってたし、お家の中では走っていたので
気分が載らないだけなのかなと楽観してました。

後ろ足を拭くとき、嫌がる。
短い足を持ち上げるとき、軽く唸ってました。
これはほんとに小さいときに後ろ足の指の先を骨折した後遺症だと思ってた。
これもサインの一つでした。

腰をマッサージした時に小さく唸る。
これは発症の前日。意味が全くわかってなかったです。
ふうちゃんはだいぶん前から
「腰が痛いんです」を伝えていたのにね。
りうくんのお守りは発症を早めてしまったようで直接には関係ないみたい。
でも、きつかったよね。重ねてごめん。

こうして長い時間がかかる場合もあるけど
一瞬で起こる場合もあるから、胴長短足の皆様お気をつけてね。

それから改めて思ったけど、やっぱりダックスのヘルニア率って高いね。
これはもう犬種のさだめと言っても過言ではないと思う。
くうのように石灰化した部分を持っていて、かつ、おデブで、なのに
やるときゃやるよの活動派の8歳はまだその兆候はないんだよね。
わかりやすいデブだから気を付け率が高いのかもしれない。

ふうちゃんは自他とも認める筋肉隆々だったので、ほんとにまさかでした。
ダックスにはまさかはありませんの見本になりました。
りうくんも気を付けるように。


そして半日の安静ののち鍼を使う病院に受診。
これが大間違い。
単なる筋肉を傷めただけと診断されて、安静の必要なしと言われる。
大事な発症48時間を大きく出遅れる。
20日21日と普通に動かせてしまう。それでも、痛いふうちゃんは大人しかったけど。
トイレも自分で歩いて行ってしてたし。
22日の月曜、やっぱり調子が悪いので鍼の病院受診。
腰痛は治ってると言われる。甘えているだけとも言われる。
う~ん。そうなのか。それにしたらおとなしすぎる。
火曜日23日。仕事を早く済ませていつもの病院を受診することにした。
腰が悪くないならきっと他に悪いところがあるはず。
これは普通ではない。
ふうちゃんこの時点でもうトイレに歩いていけない。
ソファに寝たまま動けなくなりその場で漏らしてしまう。

23日夜。T病院受診。主治医は休みで院長に診てもらう。
後ろ足。反応検査。ひっくり返した足首を戻せるかどうか。
左戻せない。右足、なんとか戻せる。
レントゲンを撮るまでもなくヘルニアだと思いますと診断される。
頭真っ白。腰は治ってると言われたんですけど。
他の病気だと思ったんですけど。
ステロイド6ml 筋注。24時間後に受診を言われる。

その夜は痛みがマックスになりこの前書いた通り。
少しだけ眠れてるふうちゃんが息してるか心配になる。
パパはこのまま死んでても苦しまずに死ねたならいいのかもしれない。と不謹慎なことを言う。
と、言うくらいにふうちゃんは辛かった。

次の日。24時間を待たずに受診。
倍量のステロイド注射に決まった。6mlを一日2回。12時間あけて。
この量は最高量と先生は言ってた。
感染症予防のため1日1回抗生剤の注射も追加。
2回の注射でふうちゃんがようやくひどい痛みから解放されて
眠れることができるようになったのでこのままお願いすることにした。
倍でも何でも命があるなら、この痛みを取ってあげたいと思うだけだった。

ステロイドの副作用の多飲多尿はきつかった。
身体を起こせないふうちゃん。下半身の感覚がなくなったふうちゃん。
膀胱がいっぱいになったら出てしまう。そんな感じのおしっこが続く。
お水が飲みたくて仕方ない。顔が少ししか起こせない。
飲む力もない。でも飲みたい。
付きっきりの看病。
それでもぜんぜん私は苦じゃない。
だってね。5年前のゆうくんも投薬はステロイド。
量はもっと少ないけど、のどが渇いて仕方ない。
お家にいてた時は飲めたけど、吐血して入院してからは点滴のみで
自分で飲むことは禁止された。
どんなにのどが渇いてたことだろう。
どうせ死んじゃうんだったらがぶがぶ飲ませてあげたかった。
なので、ゆうくんのお供えのお水の入れ物は大き目。
ふうちゃんにはたくさん飲ませることができる。
先生もたくさん飲ませてくださいというので
朝も昼も夜も家族全員で、飲みたいサインを逃さずに口元にお水を運んだよ。

ただ、飲むと出る。
飲んだ分だけ出る。ふうちゃんはできるだけいつものトイレに行きたいという。
動かさないのがヘルニアの鉄則。
でも我慢するふうちゃんもつらそう。
飲む量が半端ないから出る量も凄いことになる。
自分たちの腰の悪さをかえりみず、なるだけふうちゃんを動かさず
抱いてトイレに連れて行く。
最初は横になったまま流れ出るおしっこ。
それでもケージの中より気持ちよさそう。
だんだん足に力が戻って自分ではおしっこスタイルのつもりだけど
ほどんどお腹がシーツすれすれお腹がしっこに濡れる。
足が立って何気に片足しっこな感じになった時は涙がにじんだよ。

1日2回の注射で、みるみる回復してきた。
ステロイドにきちんと反応して効果があるということだ。
足の力が戻ってきた。左足の反応がよくなってきた。
最悪麻痺になるかもと思われた右足に痛覚が戻ってきた。
27日4日ぶりに自力でうんちができた。
28日両足で立つことができた。両足の麻痺は回避できたんだと大喜びした。

6ml×2の注射を29日の朝まで続ける。
金曜26日から食欲が落ちる。副作用で胃がやられたと思い胃薬の注射をする。
が、食欲は戻らない。日曜の血液検査で肝臓が大幅に悪くなってることがわかる。
食欲不振はこれだった。
即、ステロイドの減量が決まる。

日曜29日から内服薬に切り替わる。
半分の量プレドニゾロン5ミリと1ミリで6ミリ。
抗生剤2種。

月曜30日はそれほどの変化はなかったように思う。
夜くらいから痛みが戻ってきてトイレに連れて行くとき
低く唸る。
31日はまたもとどうり。足の反応は残っているけど
おしっこするだけで精いっぱいで横になったまま一日を過ごすようになる。
薬が切れるころに受診と言われたけど
ご飯も食べない、笑いもしない、起き上がりもしないふうちゃんを
見ていられなくて受診をする。
が、なす術はなかった。

もうステロイドは増量できないし
次の薬を使うにはステロイドを切って肝臓を回復させなければいけない。

毎晩、ふうちゃんのケージの前で眠り、2時間ごとに起きる生活が続き
仕事も行かなきゃいけないし、自分の受診もある。
疲れもストレスもピークになり、気持ちがどこにも持っていけない。

友達のアドバイスでセカンドオピニオンを決めた。
3日金曜日。仕事前に受診A病院。尿検査、うんち検査、血液検査、レントゲン。
ステロイドの量の多さに驚かれる。
0.5ミリで反応はある。こちらの病院ではマックスで1日3ミリと言われる。
ふうちゃんはそれの4倍。肝臓がやられるはずだと。。再び頭真っ白。
こちらの先生の勧めと友達の後押しで中山獣医科病院の受診を決めた。

その時は痛みが消えない笑顔が消えたふうちゃんを助けたいために
できることは何でもしようと決めたのだから。

決めた途端、あとで思うと決めた途端。ふうちゃんの体調がよくなった。
その朝、ふうちゃんが起き上がっていた。

あとはこの前書いた通り。
手術を覚悟して、この日はふうちゃんを病院に置いて帰ることを覚悟していたのに
まさかのグレード1。
ふうちゃんしっぽふりふりやん。
田中先生にステロイドの大幅な減量を言っていただき
あとは肝臓ケアと安静に徹する事。
プレドニゾロン1ミリ。1週間で終了しておしまい。


の、3週間でした。ながっ。

今日のふうちゃん、ゆうくんのお下がりのミルクでうまうま~
食欲は戻ってきて、今度は異常食欲と戦ってます。
まあ、これも薬が切れたらマシになるはず。

そんなふうちゃんのために過保護なゆうままは
朝と夜は馬肉の赤身を中心としたヘルシーご飯。
いつもの半量で。
そしてお昼と夜中は、ササニシキの野菜リゾット。
肝臓ケアのためにお腹が空いた状態はなるべく避けるようにする。
体重が増えたら元も子もないので、ご飯はヘルシー、かつ肝臓によいものを。
良質のたんぱく質がよいとのことで
ご飯もあげることにした。しかしふうちゃん白米アレルギー。
たんぱく質の形が違うとアレルギーも出にくいということで
ササニシキはアトピーの子にもよく使われるアレルギーの出にくい種類だそうで
さっそく、ポチ。近所、何件も回ったけど置いてないんだもん。

ササニシキを少量にして野菜と卵黄少しとスープを摂ったすじ肉をすこ~しのおじや。
体重は1日4回にしても今のところ維持。太ってない。
ヘルシーなので少し減ったくらい。

もう普通に歩けるし、痛みもなさそう。わんわん、わお~んも言えるようになった。
あとは安静あるのみ。
って、安静はホンマに難しい。
でもね。がんばろうね。

ゆうくんも見ててくれるしさ。

5年目

2011-06-09 | いぬ
もう5年経ったんだね。
まだ、5年しか経ってない。

毎年、花を飾る。
今年はふうちゃんのケージを置くために
ゆうくんは狭い場所に移動。
お花でゆうくん見えないし。



いつもはいろいろリクエストして作ってもらうお花だけど
今年はお花屋さんにお任せで作ってもらいました。



山羊ミルクも買ってきたよ。
朝になったら、供えようね。

もうすぐゆうくんと過ごした月日より
離れて過ごした時間の方が多くなる。

そう考えるとやっぱりさみしいね。

ゆう。ゆうくん。もう、めそめそはしない。
大丈夫だよ、ゆうくん。



ニューフェイスは、ゆうくんばりにいたずらっ子だし。



黒山羊から黒ウサギに変身したお騒がせふうちゃんもいてるし



なにより、態度も存在もでかすぎる、ゆうの弟、くうちゃんがいるからね。



ゆうくんがいてた頃には信じられない猫との同居。



みうさん、結構耐えてりうくんを遊んでくれてます。



おっさん、くうちゃんも耐えてます。

気が付いたら、りうくん歯が抜け変わってます。
乳歯は2本ゲットしました。

気が付いたら、というか、3週間ふうちゃんと隔離していたら
りうくうの顔、ふうちゃんよりでかくなっていました。げっ。

こんなふうにしてると、やっぱり月日はながれているんだよね、ゆうくん。

ほら、りうくんのしっぽがほぐれてるでしょ。
今朝まで、まきまきコルネだったんだよ。
朝と夜だけでもこんなに変わっちゃう。

ゆうくんのいたあの頃といろんなことが変わっているんだよね。

5年前、もうこんな後悔はいやだと思った。
だからいつも私は一生懸命なんだよ。
しないで後悔するよりできることは頑張って後悔したい。

できたら、後悔はしたくないけどさ。

ゆうくん、いつも誰よりもだいすきよ。
世界で一番だいすきだよ。