遅めの帰宅をし、夕飯の支度をしようとレンジを入れたとたんに
ばちん! と 大きな音がして電気が消えた
周りを見ると、キッチンとお風呂、洗面所、玄関、廊下、和室、鳥の部屋 が真っ暗
茶の間、リビング、二階は全部電気は付く。
懐中電灯を大急ぎで取り出し、ブレーカーを見ると大きなブレーカースイッチが落ちていた。
で、各部屋毎の小さいブレーカーのスイッチはオンになってて落ちていない。
仕方ないと、小さいブレーカーをまず全部オフにして、大きなブレーカーを最後にオフにする。
そしてもう一回立ち上げてみるが、何の変化もなく付かない部屋と付く部屋はかわらない。
ハテ?
まだ何も料理できてないし、お風呂もお湯張りもまだだ。
慌てて妹の家に電話し、会社で利用している電気工事業者は何処だっけ?と聞くと
知り合いに工事業者いるんじゃないかと言われ考えてみれば居た。
そこへ電話したら、主人がまだ帰ってきていないので、とりあえず、冷蔵庫の電気を確保しないといけないから
延長コードで電気の付く部屋から取って接続していてみたらと言われ、なるほど。
速攻で二本の延長コードを引っ張り出して接続。
どうやら、これで業者は来てくれなくても明日になっても大丈夫と一安心
すると、真っ暗な玄関方面で来訪者があって、その電気工事店の店主だった。
電話を受けてくれた娘さんとご主人が今帰ってきたばかりだと、二人が心配して来てくれたのだ。
で、ブレーカーを調べ、「ふん、こりゃぁ~もしかしたら」とチェックしていると「これだ。間違いない」と
外に出て行った。
で、暗い中を見れば、そばの電柱を見上げた店主。
娘さんに「ちょっと上れ傍の土手を。なんて書いてある? 32 か?左、右、右」とあるだろ?」
娘さんも慣れたものでひょいと土手に飛び乗り、札の付いた電柱を見上げて読んだ。
「kikoさん、これはね。中国電力のせいで停電になっちゃったんですよ。家の軒下までが中電の範疇なんですが、
そこの接続部分の三本のうちの一本がダメなんです。だから家の電気の半分が消えたけど、半分が生きているんですよ」
「すぐ電話しますから、来てもらいましょう。あちらの責任なんで、費用は掛かりませんし、すぐに来てくれるはずです」
説明してくれた。
そうか! 漏電しちゃったのかと心配しちゃったわ。安心した。
しっかり、暗い中、親子さんたちは帰っていった。感謝しきりでした。
それから30分後、若い中電の社員が来てくれて、確認後、「間違いまりませんうちですね」と納得し
すぐに作業に取り掛かる。
20分くらい作業をしてただろうか、指示されてブレーカーを上げると、全部付いた!(^^)
説明では、20数年前に使用していた部品がこれでと新しいのと交換するので外してやりかえた部品を示してくれる。
「その当時の部品が意味不明な原因で勝手に停電することがあって、まさしくお宅の症状がそれだったんです。
申し訳ありませんでした。」と汗びっしょりになりながら丁寧に頭を下げて詫びを言い帰って行った。
今日はなんて良い日だろう。
どっちもこんな遅い時間に来てくれてちゃんと自分なりの仕事をしてくれて、ありがたい事だ。
でも、それが全部済んだのが10時前になってしまい、何も作る気がしなくなり、あるものを食べただけで今夜はおしまい
息子もそのうち帰宅し、自分で適当に冷蔵庫をあさりごそごそ作って食べてくれた。
ありがとうね。
いきなりのハプニングでただ驚いたけど、こんな事もままあるだろうと納得。
電気があると言うことは本当にありがたいことなのだ。