空模様

わがまま老女の視野狭窄ときどき日記

来客

2009-10-28 15:10:11 | 日記
勤務時間中に突然、我が家へ来たけど留守だったからと電話があった。
それは、母方の祖母の実家からで、叔母さんが我が家へは初めての訪問をしたのだった。
けれど留守だから目の前のショッピングセンターで買い物をして帰るとの連絡だった。

慌てて引き留め5分で着くからとセンターまでお出迎えする。
叔母さんはすでに80歳を過ぎている。
一人暮らしで車は運転出来ない。
それなのに、母の霊前に参りたいとバスを乗り継ぎ来られたのだった。
自宅から徒歩で20分のバス停まで行き、バスを待ち町まで30分揺られ、そこでまた乗り換え
今度は私の住む隣町までバスで40分。
ショッピングセンターで降りて徒歩5分で我が家。

何とすごい! これでまたその逆を帰るのだ。
健脚だと思う。

年を取っているので、今朝いきなりうちへ来ようと思い立ち、旅支度をして来たのだという。


うわぁ!すごい行動力。
80歳を過ぎてもこんな勇気を持つ人って羨ましい。

とか何とか、私はただ感激しまくりで。

何でもっと早くに叔母さんを迎えに行き連れてこなかったのかとも悔まれたけれど
こうやって自分の思うように動き、あちこち行ける事こそが叔母さんの楽しみなんだろうとも思った。

亡き母に手を合わせ、「元気なころの貴女に会いに来れば楽しかっただろうに、遅くなってごめんね」と言われた。

お茶を進め庭を眺めながらしばらく世間話をする。
最後までよく身取ってあげたねと私と妹にも言ってくだすった。
ありがとうね叔母さん。

もう父母の頃の親戚とは以前のような親しい付き合いは出来なくなっているけれど
せっかく出来た御縁。
大事にしていこうと思う。

もうすぐ退社時間になるからゆっくり夕飯でも御一緒し、くつろいで帰ってと頼んだけれど
そうすれば私が送っていけるからと言うけれど、「用事があるから帰るよ」と
また来た道を帰って行かれた。

本当に感謝とともに尊敬した。
老いてもこうでなくちゃいけないんだなって。




キンシバイ

2009-10-28 00:54:04 | 日記


この花がどうしても欲しくて欲しくて、数年経ちます。
そんで、とうとう買っちゃいました。10本

本来なら今は秋なので花市場には出ていないそうなんですが、植えたいと言うと
行きつけの園芸屋さんが取り寄せてくれたのです。
それも花が咲く春なら高値が付くけど今は季節が外れているのでと半額だったそうな。
植えるのは丁度良いとか。

それを玄関扉の前、サツキがあった場所、そこに欲しかったのです。
そのサツキを全部撤去し、キンシバイを植えて貰いました。
そのサツキが育ちが悪くしかも花の色が赤で好きじゃなくて撤去し、
裏庭へ植えかえることにしたのです。

キンシバイは当分は伸び放題の枝葉ばかりだけど、辛抱して下さいとのこと。
半落葉樹の低木なので、植込み垣根風にもなるとか。

その姿に完成するまで数年はかかるのでしょうけれど待つ事にしました。
今の庭も父が二十年かかったのだし、私が今からやって二十年すれば、私の庭が
完成となるのでしょうか。

松の木が枯れたのでそこへはラカンマキの良いのがありますと言ってくれましたけど
見てみないと判りませんから。
今度その園芸屋さんへ行ってみるつもりです。これだって二十年なんだもん。
自分で考えなくちゃ育った頃のイメージを。

じっくりと考えて一つ一つ自分らしい庭を作ろうと思います。