空模様

わがまま老女の視野狭窄ときどき日記

庭の手入れ日

2009-10-14 01:30:42 | 日記
朝、きっかり8時に造園屋さんが来た。
大きな杉の木のてっぺんとか切り落とさねばならないので、クレーン車?同伴。
どんどん、表玄関の木々が綺麗にすっきり落とされていく。

松くい虫にやられて、9月終わりに伐採したから、何だか庭も間が抜けたみたいだけど
こうやって手を入れていくと様になる気がする。

で、杉の木を見上げて二人の職人さんが言うには
「この杉の木はね、京都から来た杉だと思いますよ。高いんだよねコレ。
これは、こんなに背を高くする杉ではないんです。
下をテーブルみたいにしてその周りからどんどん木が出て来てね。丸く形作るんですよ。
そしてまたその上に出て来たのをまた丸くする。
低木のようにしてこんもりとした常緑樹になるんです。
あの当時はこれが流行ってましてね」


「え~~~~!そんなぁ! 我が家の二階の屋根を目指してどんどん大きくなってますよ!」
「ええ、そうですね。形の仕方をご存じじゃなかったんだと思いますね。
見てください、幹の横周りに枝を払ったところの跡が見えるでしょ?何本も。
これを仕立てるんです。もう、ここまで大きくしちゃったら、切り株にしてもダメで
枯れてしまいますからね」

そう言えば、家のすぐそばにも杉はあって、家の邪魔だって父が切ってしまった。
それも下から10センチのところで、幹の太さは直径20センチ弱。
その木の横にも切り落とした別の枝木跡が見えた。

そしてもう一本あってそれも高くなり、途中で二つに分かれた一本は切られていたし。

何よりも、それらの杉の周りは広く、大きな石が数個配置してあるだけで、空いていた。

そうだったのか、こんもりにするために他の植えもの出来ない場所だったんだ。
なんて、見て驚きの連続だった。

あとは、木々の姿を見て枝払い剪定をして行く。
紫陽花まで綺麗に切ってくれて、「来年はここから枝が出るよ。花もここから出る枝に咲くから」って
教えてくれる。
皇帝ダリアの育て方も教えてもらったし。
明日、親方に杭を打ってもらおう!♪

こうやって、あれこれ教えてもらうことが多くて
会社どころではない。
いっぱいいろんな事を質問した。車は息子が私のを使っているので仕方なく会社まで歩き。
お昼に往復  三時の職人さんの休憩時間に往復、そして退社時間に買い物して歩き。
会社と家を一日で三往復した事になる。今日一日で1万歩には届かないが近いと思う。

それに庭をいじるって楽しい。 自分で出来たら尚更楽しいだろうって思う。

結局、前庭と後庭で二人掛かりで5時まで掛った。
明日は親方(彼らがそう呼ぶ)が来て、後の庭の松を三本剪定するそうだ。


何だか、最近は刺激のある仕事もあまりなくなってきたこともあって、家に気持ちが行くことが多くなった。
コレって、老女には当り前な生活で正しいことなのかな?