今年は当方も俳人見習いとして、旧暦を意識して暮らしてみようと思います。
二十四節気七十二候歳時記カレンダー
二十四節気の大寒、20日から二週間が大寒です。
しかし、旧暦ではまだ十二月十日なんですね。
大寒の最終日、2月3日が節分、次の節気の立春の前の日です。
カレンダーを見ると、旧暦の元旦は、なんと2月10日ということです。
年の内に春は来にけりひととせを去年とやいはむ今年とやいはむ
古今和歌集、在原元方
うむ、当方も同じ気分になってきましたね。
立春を検索
「今の暦で立春は2月4日頃です。一方、陰暦では12月後半から1月前半です。」とありました。
うむ、なるほど。
今の暦は、4年毎に2月29日があるので、2月4日頃、これは当方でもわかる。
しかし、陰暦の幅は?
陰暦の一年は354日なので、数年ごとに閏月を設定して調整いたのでこうなるようです。
陰暦のもとになった貞享暦は、1684年、渋川春海が作ったものだそうで、この功績により、幕府天文方に任命されたそうです。
渋川春海は、当方が趣味とする囲碁の江戸時代の家元、二代目安井算哲。天文方になったことで、囲碁界を引退して、暦の研究に専念したそうです。
松尾芭蕉が「おくのほそ道」の旅に出たのは、1689年ですから、芭蕉も貞享暦を使っていたわけです。
当方の囲碁事情
7級になって、よし、と思っていたら、たちまち負けが込んで、只今10級になってしまいました。二月三月をかけて、6級に踏み込むのを目標としましょう。
近ごろお気に入りの一句
球場を出てくる春のホルンかな 田中裕明
球場を出てくる?
春の選抜高校野球、地方予選の開会式か。吹奏楽の行進曲が球場の外にまで聞こえてくる。
と読めばいいかなと。
春寒のさても小さき四番打者 田中裕明
小学生の野球でしょうか。
霜柱きらきらきらとあれは声 高野ムツオ
当方の一本畝畑にも、きらきらした霜柱を見ないうちに春になりそうです。