星のぶろぐ

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風に乗って届け

2019-08-15 23:58:28 | 芝居

宝塚歌劇 雪組公演
かんぽ生命 ドリームシアター『壬生義士伝』
ダイナミック・ショー『Music Revolution!』
東京宝塚劇場

同じ日比谷でも、今日はちょっと違った場所です(笑)。そんなわけで、雪組公演を観てきましたー。しかも、お友達が取ってくれたチケットは、2階席の前列。しかも、センターブロック。やだ、観やすい! というか、ショーでの目線が飛んでくるー。おかげで、何回かのけ反りました(笑)。ひゃー、ありがたやー。大感謝です。
さてさて、お芝居は『壬生義士伝』。原作は浅田次郎さんの小説です。一言で言えば、まー暗い。なおかつ地味。新撰組の話とはいえ、メジャーな皆さんの話じゃないし。トドメに、ラストは死ぬ。なんつーかね、雪組トップさん、悲劇しかなくないですか? この間『オーシャンズ11』観て、「こーゆーの、雪組には無いのだろうか……」と思いましたよ。まあでも、上手くないと成り立たない演目だからかなーと思いますが。
そんなわけで、お芝居壬生義士伝。新撰組といえば、近藤・土方・沖田・斎藤じゃないですか(宇宙戦艦ヤマトではない)。けれど、この作品は彼らが脇役で、吉村貫一郎が主役。南部藩の下級武士しかも貧困という役柄。よって、板の上で一番地味。トップさんなのにー(涙)。お芝居が上手いから観ていて飽きないけど、なんせ地味(←しつこい)。そして、暗い。妻子置いて脱藩して、新撰組に入って、人斬って、最後は切腹ですよ? 酷くない? まあ、いい死にっぷりでしたけど。撃たれてから死ぬまで割と長かったし。そして、私はまんまと泣きました。でも、大野次郎右衛門が撃たれた時、ビックリして涙が引っ込んだです。お芝居自体はとても良かったですが、一番思ったのが「歌が少なすぎるわ〜♪」でした。ガンガン歌う吉村さんってのは流石にアレなので、せめて、あと一曲くらいは欲しかったよぅ……。

……で、そんな暗く地味なお芝居の後は、そのフラストレーションをぶっ飛ばすかのように、派手なショー! これでもかってくらいに踊るわ歌うわ。キラキラを通り越して、もはやギラギラのお衣装! ヒャッホー! 楽しい! アレですね、目線とか指差しとかウインクって、すごい破壊力ですよね。私も何度か「うっ!」ってなりましたもん。やー、かっこよかったー。お芝居とショーのギャップもたまらんものだな……と、歌劇団の思惑にまんまとノセられる庶民なのでした。


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