コロンビアじゃバナナ会社も命懸け

2007-03-18 18:56:34 | Weblog
チキータ・ブランズ・インターナショナル社(本社・米オハイオ州)という世界的なバナナ生産企業が、
コロンビアの右派民兵組織コロンビア自警軍連合(AUC)と
左翼ゲリラのコロンビア革命軍(FARC)、
民族解放軍(ELN)にそれぞれ約170万ドル(約2億円)を提供していた。

同社は04年6月までコロンビアで事業をしており、資金提供について
「従業員の生命を守るためだった」と言っている。

ところがこの3勢力とも米国政府から「テロ組織」に指定されていた為、
米司法省に罰金2500万ドル(約29億円)を払う羽目になったげな。



これさぁ、、この会社はコロンビアの右派左派テロ組織に金を払っていた訳だから、
政治的な思想性は感じられないよねぇ。

つまり純粋に「従業員の生命を守るため」というのは信憑性のある話で、
要はやくざなんかの言う『守り代』を支払った。

これ払わなかったら、
よく判らんけど、日本のやくざでもリアクションを起こすくらいだから、
コロンビアなんかじゃ従業員の殺害とか誘拐などはマジでおこる可能性大な訳で、
これを毅然と拒否した所で米国は大して守ってくれなかったと思うよ。


守ってもくれない米司法省に2500万ドル(約29億円)もの罰金食らうなんて
全く納得がいかなかっただろうね。

この会社にしてみればチンピラ3人に2億づつカモられて、
最後にやくざの大親分に29億強請(ゆす)りとられたような気分だろうなぁ。


まぁ、、しかし、ペロッとそんな大金が出せるような会社だからこその出来事なんだろうね。


最新の画像もっと見る