ハイビーム

2007-11-10 16:55:48 | 社会
http://mainichi.jp/select/wadai/news/20071110k0000m040165000c.html

茨城県警が昨年5月から始めた、夜間に車のヘッドライトを原則上向き(ハイビーム)にする指導が、

全国に広がり始めたそうだ。


茨城県警によると

「比較できるだけのデータはまだないが、夜間の対人事故が減った手応えがある」

としている。



な、、なんちゅうことを指導してんの?!


県警が言ってるのは、

ハイビームにすれば遠くまで見えるから事故が減る、という幼稚園児理論で、

ただ一台で走行しているならいざ知らず、

他に対向車や先行者が走行していることが常態である狭い日本の道路事情で、

走行時原則ハイビームはむしろ危険すぎるというものではないか?



尤も県警も、対向車がいる時はロービームに切り替えるべきだと言っているようだが、

私自身も運転する者として、

対向車はもちろんのこと、後続車がハイビームであった場合、

バックミラーやサイドミラーに反射する光の強烈さというのは、

視界を幻惑するだけでなく、精神の安定を著しく損なう。

つまり、頭に血がのぼる。



平時穏やかな人であっても、運転時になると人が変わったように凶暴になる人物を数人知っているが、

これらの人々に於いてはまず間違いなく激高するだろう。


運転者の視界のみならず他者からの確認の意味もあり、

夜間の点灯というのは当然であり必要だと思うが、

原則ハイビームというのは、

余りにも日本の道路事情を無視した、危険な指導といわなければならない。



ちなみに、

現在発売されている原付などは、昼間でも点灯する常時点灯機能となっている。

また、交差点などで時々見かけるいわゆるエチケット消灯は、明確な道交法違反とされている。





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