2年程前の10月初旬の事である。
経理をやっている家内が、午後3時頃、
会社に来るなり『えぇ~っと、あのね、、』と恐る恐るという感じで私に声をかけた。
『え、なに?』と言うと、急に息を一杯に吸い込んで、緊張した顔をして思い切ったようにこう言った。
『事故起こしちゃったの!』。
『え、どこで?ぶつけたのか?車どうしか?』と矢継ぎ早に質問すると、
『ぶつけられたのよ』と青い顔をしている。
『あ、そうか、、』と少し安心し、体の具合を訊いて、
『警察には届けたんだろうな?』と訊ねると、届けていないと言う。
『はぁ~?何で届けなかったんだ?』と言うと、
相手に『必ず修理代は払う、今急いでいるから警察には届けないでくれ』と言われたからと答えた。
私は驚いて家内を叱責し色々質問すると、
@ガソリンスタンドに入ろうとした所を、その手前の路地から出てきた車に後方左からぶつけられた。
@相手は50台の男でヤクザではなさそうだ。
@男の名前と住所、相手の車のナンバーは控えた。
@免許証は確認しなかった。
@男は修理代は払うと口約束したが文書は交わしていない。
@事故の現場及び当該車の写真を撮っていない。
@事故の証人はいない。
などが判った。
私は家内に対し、直ぐに男に連絡して警察に行き事故証明を取るように言ったが、
家内は『でも、、届けないでって言われたから、、、』と応じない。
私はゼンリン地図を調べ、相手が言った住所に相手の苗字が在ることを確認し、いくらかほっとした。
それから、もし話がこじれて裁判になったときの用心に、
事故当時からの事実とこれからの相手とのやり取りを全てノートに書き記すように家内に指示し、
こちらの車を壊れた部分の写真を数枚撮ってすぐに修理工場に持ち込み、
できるだけ早く修理見積もりを出すようにお願いし、
『ただし、まだ修理には取り掛からぬように言え』と付け加えた。
その夜、夕食時に気まずい雰囲気にはなったがこれからの事もあるので、
相手がどう出るか判らないが、
もし相手が事故そのものを否定したり、事故の原因はお前にあると言い始めたらどうするつもりなのだ?
物的証拠はお互いの車だけしかないのだぞ。人は善人ばかりだとは限らないぞ。
今回の場合は、もし相手が汚れてきても裁判すれば勝てるが、
面倒な事になる事は間違いないではないか?
俺が生きているうちは良いが、
俺が死んでこんな甘い対応をしていたらお前や子ども達の生活はどうなると思うか?
などと、少し可哀相だとは思ったがかなりきつい口調で家内に言った。
彼女はほとんど食事を摂らずしょんぼり下を向いて、、『、、ごめんなさい、、』と呟き、
まるで重病人のように背中を丸め、
重いものを持って粘りつく所から剥がれていくような動作で立ち上がり、
そのまま足を引きずるように寝床のある自分の部屋に戻っていった。
経理をやっている家内が、午後3時頃、
会社に来るなり『えぇ~っと、あのね、、』と恐る恐るという感じで私に声をかけた。
『え、なに?』と言うと、急に息を一杯に吸い込んで、緊張した顔をして思い切ったようにこう言った。
『事故起こしちゃったの!』。
『え、どこで?ぶつけたのか?車どうしか?』と矢継ぎ早に質問すると、
『ぶつけられたのよ』と青い顔をしている。
『あ、そうか、、』と少し安心し、体の具合を訊いて、
『警察には届けたんだろうな?』と訊ねると、届けていないと言う。
『はぁ~?何で届けなかったんだ?』と言うと、
相手に『必ず修理代は払う、今急いでいるから警察には届けないでくれ』と言われたからと答えた。
私は驚いて家内を叱責し色々質問すると、
@ガソリンスタンドに入ろうとした所を、その手前の路地から出てきた車に後方左からぶつけられた。
@相手は50台の男でヤクザではなさそうだ。
@男の名前と住所、相手の車のナンバーは控えた。
@免許証は確認しなかった。
@男は修理代は払うと口約束したが文書は交わしていない。
@事故の現場及び当該車の写真を撮っていない。
@事故の証人はいない。
などが判った。
私は家内に対し、直ぐに男に連絡して警察に行き事故証明を取るように言ったが、
家内は『でも、、届けないでって言われたから、、、』と応じない。
私はゼンリン地図を調べ、相手が言った住所に相手の苗字が在ることを確認し、いくらかほっとした。
それから、もし話がこじれて裁判になったときの用心に、
事故当時からの事実とこれからの相手とのやり取りを全てノートに書き記すように家内に指示し、
こちらの車を壊れた部分の写真を数枚撮ってすぐに修理工場に持ち込み、
できるだけ早く修理見積もりを出すようにお願いし、
『ただし、まだ修理には取り掛からぬように言え』と付け加えた。
その夜、夕食時に気まずい雰囲気にはなったがこれからの事もあるので、
相手がどう出るか判らないが、
もし相手が事故そのものを否定したり、事故の原因はお前にあると言い始めたらどうするつもりなのだ?
物的証拠はお互いの車だけしかないのだぞ。人は善人ばかりだとは限らないぞ。
今回の場合は、もし相手が汚れてきても裁判すれば勝てるが、
面倒な事になる事は間違いないではないか?
俺が生きているうちは良いが、
俺が死んでこんな甘い対応をしていたらお前や子ども達の生活はどうなると思うか?
などと、少し可哀相だとは思ったがかなりきつい口調で家内に言った。
彼女はほとんど食事を摂らずしょんぼり下を向いて、、『、、ごめんなさい、、』と呟き、
まるで重病人のように背中を丸め、
重いものを持って粘りつく所から剥がれていくような動作で立ち上がり、
そのまま足を引きずるように寝床のある自分の部屋に戻っていった。
奥様や家族への愛情も良く感じられる。
しかし、敢えてPはんへ言わせて貰いたい。
なぜ、事故が起こったその時にすぐにあなたへ連絡を
されなかったのだろう。あなたは死んでもいないし、連絡が不可能だった訳でもないようだし。
あなたに頼りたくなかったのではないのかな?
あなたに電話したら怒られると思い込んでおられたのではないかなあ?
当日の夜の話から察すると、あなたに強い口調で叱られて返す言葉もなく、あるいは返したくても論理では負けてしまうと分かっているから、沈黙を守ったのではないのかな?
よもや、奥様にあなたが怖れられている・・
と言う事は考えられませんか?
ミスやトラブルが起きたら怒られるとの思い込みはないのでしょうか?奥様に聞かないと分かりませんが。
あなたの家庭状況を知っている訳ではないので、見当違いであれば幸いです。
実は先日、うちのカミさんも事故に会いました。
その時、私にすぐに連絡してきました。電話で対応の仕方を確認しながら駆けつけました。
反省しているのが分かったので、ゆっくりと今後の注意点(安全確認や車の死角など)を説明しました。
そして、私が生きている間は何かあったら速やかに相談と報告をすることを約束しました。
それをすれば一切怒らないつもりですと。
奥様が可哀想な気がしてなりません。
説得されて話は分かっても、心は納得されていない気がします。魂が寂しかったのではないでしょうか?
なるほど、たしかに家内は内心私を少し怖れているのかもしれませんね。
しかし、私はそれで良いと思っています。
一家の柱で男子たるもの、怖れられることを恐れてはなりません(ナンのこっちゃ)。
この後のことは追々書きますが、
家内がこの場合私に連絡をしてこなかったのは、
“自分で処理できる”と考えたからです。
私はその家内の判断が甘いと考え、
今後の事もあるので少し強く注意したということですよ。
これは時々あなたにもお話しすることですが、
私は、私が生きている間はもちろん、
私が死んだ後の家族の生活に対しても責任があると考えています。
であるが故に家族に対し通常はふにゃふにゃですが、切所においては多少厳格な態度をとることがあります。
しかし、それがひいては家族の為でもある。
と思っているからですよ。
どのケースも相手の免許書を確認して、警察を呼び、その後保険代理店に連絡。自動車修理工場に車のレッカーを依頼。保険屋間で話してもらって解決しました。
でも、私が先に死んだら、どうするのだろう?
夫によく言い聞かせておかなくちゃ。
相手が良からぬ輩でなかったのは、不幸中の幸いだったと思います。
たちの悪い人間と事故でも起こそうものなら大変! 知らばっくれて逃げられてしまうくらいなら、まだマシな方…。 ひどいケースになると、ある日突然首にギプスをして現れ、
「あんたのせいで、こんな身体になってしまった…休業保障と慰謝料を払ってもらいたい」
なんてことを言いだしたりしかねませんからね。
その時になっていくら抗議しようが、何の証拠もなく、また相手の事故当時の言葉を盾に反論しても、そんなことは言った覚えがないと、とぼけられたらおしまいです。
その上、事故証明がなければ保険も使えず…。
その後は、あちらが痛い、こちらが痺れる…と訴えて治療を長引かせ(実際、検査して何ら異常がなくても痛みや痺れが生じることはあり得るので、虚偽の訴えだと証明するのは非常に困難)、徹底的に金をむしり取る。 そんな状況に陥ったら目も当てられません。
見た目ではヤクザかどうか判別出来ませんし、堅気でもヤクザ以上にたちの悪いのはゴロゴロしてますからねえ(×_×)
Pさんの指摘は確かに厳しかったとは思いますが、最悪の展開を避けるためにはやむを得ないことだったんだろうと思います。
今後はこの事故を教訓として、適切な対応をされるよう願っております。
流石はあっこちゃんですね、完璧です。
本当はあっこちゃんのように処理するのが良かったのですが、
家内は相手の男が『弁償する』という言葉を信じ警察に届けなかったようです。
ご主人には事故に遭われた時の処理方法をやさしく教えてあげて下さいね(^^)
見捨てられちゃったのかと思っていましたよ(笑)
通りすがりさんのおっしゃるとおり、
私が一番最初に危惧したのは相手がヤクザではないか?ということでした。
こちらに非が無くとも、
相手が悪ければかなり面倒な事になると思ったからです。
しかしこの時点では相手の様子は普通の人のようでした。
ただ普通の人も汚れる時は汚れますので、
かなり注意し最悪の事を想定しながらコトをすすめていこうと思っていました。
事故というのはぶつける方もぶつけられる方も嫌なものですよね。
実は私は実家が商売をしていたので18歳で免許を取りました。その後実に32年間無事故無違反だったのに、事故にあったのは同じ一年内です。のろわれたような一年でした。修理工場の社長(同級生のI君)に「乗っている時より、うちで修理している時のほうが長いんやない?」と言われたぐらいです。
その後、奥さんは大丈夫でしたか?
私はその後スピード違反で捕まってしまい、かがやかしい記録は消えました。事故はその後ありません。年末はみんな忙しくて運転も荒くなります。余裕を持って出かけたいですね。
しかし、アクシデントは重なるのですね、、
家内の体は何の問題もありませんでした。
精神的にもすぐ立ち直り元気を取り戻していきましたよ(^^)
お互いに事故には注意して運転を心がけたいですね。