5日NY市場、オバマ新政権政策への不安が生じ反落-ダウ486ドル安
2008年11月06日IBTimes
5日のニューヨーク株式市場は反落し、ダウ工業株30種平均は前日比486ドル01セ
ント安の9,139ドル27セント、ハイテク株中心のナスダック総合株価指数は同98.48
ポイント安の1,681ドル64セントで引けた。米大統領選挙が終わり、市場の関心は
再び米経済のリセッション入り懸念に傾いた。また、オバマ新政権が米経済に
どのような影響を与えうるかに対する疑問視も始まり、相場は反落した。
新しい米大統領に民主党のオバマ上院議員が就任することとなった。市場ではす
でに、オバマ政権が次期財務長官に誰を据えるのか、というホワイトハウスの人選
について、不安が入り混じった関心の高まりが見られる。
オバマ新政権が誕生したということは、エネルギー関連企業や薬品関連
企業への規制が強化され、税負担も高まる可能性があるということを意味する。
また銀行、保険会社、ヘッジファンド等の金融機関への調整見直しも行われる予定
である。労働組合や自動車メーカーは恩恵を受けることが期待される。
またゴールドマン・サックス・グループが約3,200人の従業員削減を行ったと報じ
られ、金融市場への懸念が強まり、相場の重しとなった。
同日のNY原油先物相場は、ニューヨーク商業取引所(NYMEX)での取引で前日比
4.88ドル安の1バレル65.65ドルで引けた。
祭りは終わった。
米国経済にオバマが打てる手は無い。
むしろ社会主義国化すると経済界は見たのだろう。
自由経済を否定した国に経済発展は無い。