年金問題、マスコミの狂乱

2007-06-05 13:22:33 | 時事





ここのところ、新聞もテレビもいわゆる『消えた年金』の話題で持ちきりだ。

新聞の論調は各社いくぶんスタンスが違うものの、よく読むと冷静な判断がされているようだが、
テレビの論調は非常にエキセントリックで冷静な論理性を欠くようなものが多い。



例えば、



野党及びマスコミが『5000万件の詳細をよく調べろ!』と言うのに対し

政府与党『はい、きちんと調べます』


野マ『期限を設けないで約束したってだめだ!』

政与『一年以内、来年の5月までに名寄せを完了させます』


野マ『これまでの政府と現政府、社保庁に責任があるじゃないか。謝れ!』

政与『従来の政府、現政府、社保庁に責任があります。
 国民の皆様にはご迷惑をおかけして申し訳ない』


野マ『ふん、、一年以内でできる訳無いじゃないか!
 どうせ又杜撰な調査をするんだろう?
 社保事務所には今人が殺到して長い間待たされてんだぞ!
 どうしてくれるんだ!』

政与『、、、、、、、、』



まぁこんな感じの事をずっとやってる。




あのさぁ、、、あんたらはヤクザかね?
ヤクザでも今時こんな事言わないよ。



そりゃ、確かに社保庁は無茶苦茶だった。

しかし、現在政府与党はこの事を謝罪し、
誠心誠意、年金受給者に迷惑が掛からないように、迅速に手を打ってるではないか。


それを『どうせできんだろう!』という見方を今の時点でするのは、
余りにも穿った考えではないだろうか?



そもそも、社保庁がこんなぐうたらな仕事しかしなかった要因には、
自治労などの労働組合の、常識をかけ離れた労働条件要求(例えば45分間働いたら15分の休憩を取るなど)
も、その一因をなしているのではないのかね?


その自治労等の労働組合は民主党の支持母体ではないですか。



武部前幹事長が
『政府与党が1年以内にやると公約しているのだから、やらせたらどうか?
 できなかったら、、総理を辞めるべきだ』
とコメントしていたが、まったくその通りだと思うね。



今のテレビの年金に関する狂乱ぶりというのは、私にはちと理解できない。


今朝のスパモニに井筒監督が出ていたが、
彼は珍しく冷静なコメントをしていた。
『専門家を集めてやったら1年でやれるんじゃない』
この井筒監督の言は、少なくとも前向きだと私は思いますね。



やれるかやれないか?
まだやってもいない事を論評するほど空しい事はないだろう。


現総理が公約として『一年でやります』と言っている以上、
その言は重く受け止めるべきだ。




年金問題において、これまでの為政者を見ても、

これだけの迅速かつ的確な指示を出した総理はいなかったのではないか?




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