「引きこもる自分の面倒見は大変」…父親を刺した高1供述
1月11日9時18分配信 読売新聞
埼玉県狭山市で10日未明に私立高校1年の男子生徒(17)が会社員の父親
(57)をナイフで刺した事件で、狭山署に殺人未遂容疑で緊急逮捕された男子生徒が
「父が(引きこもりがちな)自分の面倒をみることが大変だと思い刺した」
などと供述していることがわかった。
調べに対し、「大変なことをしてしまった」と、泣きながら話している。
同署の発表によると、男子生徒は次男。近所の主婦によると、母親は次男が小学
校入学前に病死し、以後、父親が大学生の長男と次男を育てていた。次男は中学時
代、陸上部に所属し、成績優秀だったが、第1志望の高校受験に失敗。県内の私立
高校に入学したがなじめず、家に引きこもりがちになったという。
父親は「(次男が)自殺してしまうのではないか」と心配し、次男の体調が悪い
時は、会社を休んで面倒をみていたという。
理解できない。
また、理解してはいけないのだと思う。
アフリカのエイズ以外の子供に
ひきこもりなど無い。
働かなければ
飢え死ぬからだ。
ひきこもりを『理解しよう』と言うから
ひきこもりは『そうか理解されるべき病なのだ』と
市民権を得たかのように錯覚する。
間違った寛容は精神の荒廃を促進するだけだろう。
その証拠に社会は以前よりはるかに寛容になったが
ひきこもり問題はさらに深刻化しているではないか。
ひきこもりへの間違った寛容は
風呂場の黴(かび)に
霧吹きをしているようなものだ。
そうですね、人は弱いものだと思います。
しかし食う為に『働く』ことは、
ひいては食う為ばかりでなく心の健全や体の健康を保つ事になります。
社会に出る事は寒風に触れる事ですが
寒風は人に必要な刺激であり成長の肥料だと思います。
温室が許される社会状況であるうちは良いのですが、
これからはそうもいかないでしょう。
日本人はひ弱さから脱却すべき時代となっているのかもしれませんね。
偉そうなことはいえませんが
引きこもりにならずにすんだのは
経済的にどうしても働かなければ為らなかったからです。それに親も「働け働け」「働かざるもの食うべからず」というタイプだったから、いやでもおうでも
働きに出ざるを得ず、それが良かったと思います。
人は弱いものです。甘やかされると、それについ
乗ってしまいます。
また、世の中の「夢を持て」という決まり文句も
良い様でいて却って人を縛ってしまう結果にも
なってしまう場合があります。
「夢」との兼ね合いとか考えていたら
仕事なんかなかなかみつかりません。
取り合えず、何でもいいから働いてみることです。
まだ子供なら学校へ行くことです。いやでもです。
苛烈な虐めなどがあれば、それはまたそれで
その時考えなければなりませんが。
いつも過分なお言葉をいただきまして恐縮しています。
やまびこさんのおっしゃっていることは的を得ています。
この父親の子供に対する愛は理解できますが
間違っているのだと思います。
このお父さんは子に母親がいない事を不憫に思い
自分が母親の代わりをやった。
しかし母の愛は温室でしかありません。
父は子に荒野を示し狩を教えなければならなかった。
しかし、子は温室の中で精神を蝕ませていったという事なのでしょう。
この父親にも現状の日本にも必要なのは
上っ面の薄っぺらな愛情ではなく
『愛情を持った厳しさ』であると思いますね。
でも、Pさんのお話は本当にもっともだと思います。その上、「風呂場のカビに霧吹き」ですか・・・。
なんと言うマッチした表現なんでしょう。
上手い!を超越していますね^^
そうですねえ。自分の人生を美化するわけじゃないけど、振り返ると結構大変な目には遭ってきましたよ。
しかし、食うために落ち込んでる暇はなかったような気がします。
貧乏ながら多少安定した生活をしている今こそ、何か病気でもしたらガクッと来るのかなといらぬ気を回したりしてます。(笑)
私は相田みつおさんの作品が好きなんですが、その中では前にもちょっとふれましたが、「育てたように子は育つ」という非常に短い詩の作品があります。
短いけれど、こんなに多くのものを含んでいる言葉も中々ないと思っています。
この父親は、かなり苦労して育てたように見えるんですが、気の毒ではあるけどどこか間違っていたと言わざるを得ないかもしれませんね。
他には、もしかしたら私立高校での壮絶ないじめにあったかもしれませんね。わかりませんが・・・。
ただ、ほかにあった類似の事件とは少し趣が違うような気もします。
息子が親を刺すという事態に至って、この父親がはっと我に帰るようなことがあれば、もしかしたらこの子の立ち直りに、劇的な変化が現れるかも知れません。
そういうことを祈るだけです。