麻生首相：「医師常識欠落」発言 県医師会が抗議文 ／茨城
◇「医療崩壊を招いた責任者なのでは？」
麻生太郎首相が地方の医師不足に絡み「（医師は）社会的常識が欠落した人が多
い」などと発言したことに対し、県医師会（原中勝征会長）は２０日、発言の撤回
と謝罪を求める抗議文を首相官邸に郵送した。「現在の医療崩壊を招いた政府の責
任者として看過できない」と強く批判している。麻生首相は同日、発言を撤回し、
謝罪した。
抗議文では「医師不足の中で、１週１００時間以上の勤務をして救急医療を守っ
ている医師は確かに社会常識を逸脱している」と皮肉を交えて現在の医療現場の逼
迫（ひっぱく）感を強調。その原因について「医師数の抑制、医療費を削減し続け
た失政の結果」としたうえで「（首相の）他人事のような態度こそ常識外」として
いる。
県医師会によると、県内全２５支部に緊急に電話で意向を確認し、抗議は全支部
一致で決めたという。原中会長は「政治は何があっても国民の権利を守る責任があ
る。それを首相が感じていないこの国は悲劇だ」と述べた。【八田浩輔】
毎日新聞 2008年11月21日 地方版
なんとまぁ、マスコミも、
鬼の首を取ったようなはしゃぎぶりだ。
「（医師は）社会的常識が欠落した人が多い」という発言だが、
別に間違っちゃいない。
私は昔ある『ワイン会』に出席していて、
同席していた大学病院外科医と少し口論となり
『偉そうなことを言うな、医者でも無いくせに！』と言われ、
唖然としたことがある。
その後、結構仲の良い別の医者とたまたまその話になったが、
彼は自分も医者でありながら
『医者は非常識な奴が多いんだよね』と述べた。
ことほど左様に、
皆が皆そうではないだろうが
医者の特権意識は間違いなくある。
また現在の医師不足についても、
全て政府の責任であるかのように喧伝されているが、
1993年に参議院文教委員会で、
宮崎秀樹議員（当時）は
大学の医学部、医科大学の学生定員の問題について
『医師の数は多すぎる』と延べ、医学部の定員削減を求めている。
宮崎氏は日本医師会出身の議員であり、
日本医師会の副会長を歴任した人物である。
医師不足による現在の医者の苛酷な労働環境は
確かに是正しなければならないし
そのような事態に至った政府の責任は免れないが、
あたかも政府の失政だけの結果であり、
医師会などには責任は皆無であるかのような発言は如何か？
また、このような事実を知っているはずのマスコミは
過去の経緯を全く報道せず
好機とばかりに嬉々として『麻生たたき』に没頭する様は
醜悪であると、、、、私は思う。
我が家の半径５００ｍ以内には歯医者が８件もあります。一番新しいところが開業して数年たちましたが、どこも廃業する気配はありません。不思議ですねぇ？そんな中、産婦人科医や小児科医は不足する一方、医者って何なんだろうなと疑問に感じることがあります。
以前、同業者の増加で経営難に陥っている歯医者の特集をやっていました。人手不足で苦労している医者がいる中、飽和状態で経営難に悩む歯医者、何か変ですよね？
患者に対しても傲慢な言動はやはり大きな病院の先生が多いようです。
勿論、まともで献身的な医者も居るのでしょうが、比較的非常識な人格の比率は他の職業より断然抜きん出てますね。
しかし、公の人がオフレコ以外で言ってはチトまずかったですね。
小児科、産婦人科の医者が過少で
訴訟が少ない歯科医などが過多というのは、
解からないではありませんが、
『医は算術』になってしまったという事なのでしょうね。
訴える患者側も問題ですが、
医者の社会的責任感の欠如も問題だと思います。
麻生氏の発言が不注意であった事は否めません。
知り合いのある弁護士が私にこう言いました。
『弁護士、医者、銀行員は非常識な人が多い。
何故なら、普通の商人はお客さんに「ありがとうございます」と言うが、
彼らはお客さんが「ありがとうございます」と言うものだと思っているから。』
彼は自戒の気持ちでそう言ったのでしょうが、
私はなるほどだと思いました。
もちろん皆がそうではありませんが、
そういう人が多いのは確かなのでしょうね。
結論は『医は算術』でした。
製薬会社からの接待はいまだにありますし、調剤薬局経営者には食事に行こうと誘い、接待させる。まだまだ、いろいろとあります。そうやって、お金を搾り出させるだけで、薬剤師をただ、薬を出していればよいということを半強制。何か指導しようとすれば、クリニックでやっているのだから・・・とか、何がわかるのかと言われる。薬から視点、患者さんは医者に言わないことをたくさんはなしてくださる。患者の訴えを話そうとしても耳を貸さない。やはり、医者は非常識だと思います。
また経営をしているときは、開業医の娘の名前で自分の持ちビルを薬局に貸しており、通常の家賃の５倍弱の家賃をとっていました。
本当に世間を知らない人が多いと思います。
しかし、世の中が「お医者さま」にしてしまったのだと思います。人の命を助けることは人として当然のこと。そして、医者はその術を学んできたし、国家試験を受けているのだから、その術を使うのが医者の仕事。反対に他の仕事をやれと言って医者はできないと思います。
医者の資格ももらうために国民の税金等が使われているのですから、もう少し、庶民の目線になってもよいと思います。
『医は算術』なのですね・・・
そして貴重なコメントをありがとうございます。
う～～む、、内実を聞けば、なかなかヒドイ話ですね。
医者といえども人間ですから、
自分の利益を図ってはならないとは必ずしも言えませんが、
人命を預かる職業でもあり、
であるからこそ人々が尊崇の念を持ってきたのでありますから
算盤勘定を余りに優先させる事は
ひいては彼らの社会的地位失墜に繋がってしまいますね。
おっしゃるように『お医者様』にしたのは私たちですね。
私は、『お医者様』でも良いから、
医師には、是非常識を持ち人命を預かるという
社会的責務を感じて頑張っていただきたいと思います。
医師の全能性・性善説は
日本の医師たち自らの手で否定した。
にもかかわらず、
偏差値馬鹿という連中がいる。
学生時代難関の学部に入学したことにより、タギニわたる人の能力を
偏差値だけで判断する馬鹿どものことだ。
世の中は、さまざまな職業が存在することでなりたつ。
お陰様の世界なのだ。
３億分の１の受精確率で誕生した者は、社会で役割がある。
人それぞれの尊厳がある。
そんな常識も分からないで、偏差値が学生時代高ければ、難関の学部に入学卒業し医師
になったからと言って、他の職業を差別蔑視する。
偏差値が低いからといって短絡的に見下す。
医療もさまざまな分野がある。
明治時代は医師が殿様で看護師は下僕だった。
そんな時代に医師法第１７条 医師のみ医療行為が行える
という法律が出来上がった。
２１世紀はチーム医療の時代だ。
もちろん医師はリーダーであることに変わりはない。
しかし、医師以外の人たちの無能性や性悪説を主張する日本医師会を擁護するような
医師たちにリーダーの資格はない。
技術知識は確かに大切だ。
しかし、こと医療に関しては愛が必要条件となる。
愛があれば、患者を家族同様に感じて診療にあたれるハートがあれば
限界を感じれば医師に相談する。
看護師が自らの経験と知識で対応できると判断できれば
十分対応できる疾患は当然存在する。
医師の資格がなければすべての医療が行えないなどと、世界的にコンセンサスの得られない
暴論を平気でトロする日本医師会には、やはり救命士の時と同様。
阪神淡路大震災で駆けつけてくれた諸外国の医師団の医療行為を妨害したときと
同様の、非常識さを痛感する。
こんな団体が日本の医療を牛耳っているかぎり日本の医療はいつまでも
患者のためのものではなく一部の医師たちのものになり下がったままといえよう。
私の知らない事をたくさん教えていただいて、
本当にありがとうございます。
今問題になっているホームヘルパーの仕事についても
医師看護士の資格がないと痰の吸引さえできず、
無資格の人が点滴の針を打つと
傷害罪や暴行罪に問われる可能性があるそうですね。
無論医療行為の中には
医師免許を持った者でなければやってはならない事もあるでしょうが、
医師会などはこれらの簡単な医療行為でさえ『権利の侵害』と考えて
無資格者には許さないといった風潮があるのでしょう。
これだけ医療の困窮が叫ばれる現在、
もう少し現状に即した
緩やかな医療の適用が必要であると思いますね。