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『グロリア』
出演: ジーナ・ローランズ, ジョン・アダムス 監督: ジョン・カサヴェテス
ニューヨーク、あるマフィアの会計士であるプエルトルコ人一家が
組織の金を横領し、見せしめの為惨殺される。
ところが会計士は金の在処をノートにしたため6歳の一人息子に託し、
友人でマフィアの情婦でもあったグロリア(ジーナ・ローランズ)に預けていた。
組織はグロリアに男の子を渡せと迫る。
最初はこども嫌いでちぐはぐだったグロリアと少年はやがて、、、、
痛快な映画だった。
マフィアの女だったグロリアのタフなカッコよさは強烈で、
組織のメンバーが子供をさらおうと車を出ようとしただけでいきなりぶっぱなすわ、
電車の中でパンチを食らわして、
『女に殴られてなんとも無いのか?エッ!腰抜け!』
と言い放つわ、、
まったく1グラムの甘さも無い強気なアネゴ、
悪の世界でのしてきたグロリア姐さんなのだ。
![](http://pds.exblog.jp/pds/1/200508/29/52/e0028252_4363258.jpg)
組織の連中も、
グロリアに『グロリアが来てやったよ』と言われただけでピクリとも動けず、
顎の先から冷たい汗を滴らせる。
タバコのくわえ方、
口笛ひと吹きでタクシーを急停車させる表情、、、
ヒスパニックな哀愁溢れる音楽、、、
![](http://nagoya.cool.ne.jp/bojio/actress/genarowlands.jpg)
も、参りました。痺れました。
★★★★★