「独り善がりの記」・吉祥点

うつ病発症十余年。
寛解?が心身症、不安障害に。
現在食事療法で糖尿病治療中!
独自・独断・独善の我儘放題自由帳。

裃脱いで

2011-02-27 20:14:14 | Weblog

昨日はなんと60名もの方々がお読み下さり感謝申し上げます。

馬鹿丁寧な言い回し、婉曲極まりない件にお付き合いいただき
恐縮いたしております。

今朝も家内が来院し、タイトルの「裃脱いで、ゆっくりね!」と
念を押されてございます。

とは言われても、なかなか53を目の前にして生活信条を一転
させるのは至難の業であります。

「上品でスマート、知的で思いやりがあり、胆力に富む。」
これが中学生の頃の我が理想像でございました。
(成績はトップ(最高主要5科目486点:全9科目821点、)
中三の国語は5回の定期テストすべて100点、生徒会長にして
野球部のエース、校内弁論大会1年4位・2年3位・3年1位、
読書感想文市内最優秀賞、将来は京大文学部で哲学を専攻したい。
というのが当時の私でした。教育大学の付属中ですから、入試が
あり優秀な卒業生を多数輩出。同期には国立大医学部教授・大手
経済専門誌論説委員・公認会計士など枚挙に暇がありません。)

ところがこれが絵に描いたような「十で神童、十五で才子・・・」
高校は息子達のL高を蹴って公立進学校にいった後は、野球部では
捕手をやらされ肩を壊して退部、勉強はサンザンで1年の秋には
精神的にまいり、2週間程登校できなくなりました。

それでも何とか3年春からの「帰宅後6時間勉強」が奏功し、
同じ京都でも私立R大経済学部に進学。遅まきながら自らの
器の小ささを思い知らされ、最弱点「英語」を要しないであろう
地方中小企業の現在の会社にかなりの大志を抱いて、
入社した次第です。

そして気付けば、齢五十をとうに越したうつ病・心身症持ちの
モッサリと冴えない初老の私が、鏡に映ってございます。

が、「三つ子の魂・・・」とは恐ろしいものです。
「ノーブレス、オブリージュ」と仏文で記せない我が身で
ありながら、40年近く前の理想像を僅かでも体現したい!
偽らざる「戯言」を愛おしく思い、消灯まであと30分と
なった「お粗末」でございます。


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