「独り善がりの記」・吉祥点

うつ病発症十余年。
寛解?が心身症、不安障害に。
現在食事療法で糖尿病治療中!
独自・独断・独善の我儘放題自由帳。

あるサラリーマンの誇り高く、潔い生き様とそれを見守った妻について

2008-01-14 23:12:44 | Weblog

 先ほど上司だった方のお通夜に行って参りました。

 直属の上司だった期間は約1年ほどでしたが、男気のある非常に
親切なお人柄で、私の心中では高い評価の人物でございました。

 今夜、葬儀委員長からあの方の生き様をお伺いし、部下であったことの
幸運を噛みしめております。

 あの方は平成11年に「腎臓癌」の宣告を受けていたのでありました。

 私が部下になったのは、平成15年ですが「腎臓が悪い」ということは
人づてに聞いておりましたが、ご本人の口から病気のお話は一度として
耳にしたことはありませんでした。

 ご本人が異動して所属が違ってからも、「困った時は俺に言ってくれ。」と
暖かいお言葉をかけて下さったことが今や思い出となってしまいました。

 その後もあの方は、弊社の問題を抱えている部署の課長ばかり(それも全く
畑違いの)病身を隠して勤め、すばらしい成果を上げられたのでした。

 閑職を願い出、治療に専念すれば「悲しい夜」は、先延ばしに出来たでしょうに
あの方とそれを見守り続けた奥様は、その選択をなさいませんでした。

 この事について感想や評価は分かれると思いますが、私としては
「サラリーマンとしての仕事にかける誇り高さ、潔さ」を、そういった価値観が
あまりに失われつつある時代において「激賞」したいと存じます。

 私の次に記するいつもの台詞とは、相矛盾いたしますが、今夜はご容赦下さい。

 合掌。

「思い煩う事なかれ、生きてるだけで丸儲け。
おもしろくない事、やな事は自分なりにやり過ごし、右から左へ受け流す。
大所高所に常に立ち、いつも笑顔で俯瞰して、ここ一番に毒を吐く。
目指すは「杉下右京」です。」


コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。