「経営企画部経営企画課 主査」
昨日以前から申しておりました人事異動先の役職でございます。
昨日は午前中が爪水虫治療のため皮膚科、午後は睡眠時無呼吸症候群の
定期通院のため一日有給を頂いておりました。正直内示が有る事は存じて
おりましたが、休職明け主査職の行き先の目星もついておりましたので、
丁度やっとPHSから携帯に契約変更し、15時に電話機が届く事に
なっておりましたので、その際についでに内示を聞き、一応のご挨拶で
事足りるというのが本心でございました。
しかし、正に「青天の霹靂」、故三木武夫首相の首相就任時の感想同様の
異動先を知らせるお電話を、昼食を取るため一時帰宅していた時に
休職中大変お世話になった直属上司の参事から頂いた次第でございます。
「武者震い」というのはこんな状態を言うのでしょうか。
それからというもの体中がぞわぞわし、経験したことが無い心境で
急ぎタクシーを職場へと走らせました。
あいにく参事、課長・係長皆外勤しており詳細を伺えず
困惑しておりましたところ、次長がわざわざ部長室に来るように
訪れて下さり、部長から今後の仕事の内容を説明していただいたので
ございます。
経営企画部は低迷する弊社グループ企業の業績改善を目的に新設される部で
あり、中でも経営企画課はその目玉的存在で「新規事業の立ち上げ支援」
「資金調達のバックアップ」を担当致しますが、そのほかにシンクタンク的な
役割を担い「グループ企業全体の経営状況分析と改善のための調査・
研究」出来れば「具体的な改善策の立案提示」を業務内容とする課だそうで、
その後当該課長に電話でご挨拶と担当業務をお聞きした際には私の病状も
ご承知下さっており「状況分析、調査・研究、改善策立案」をじっくり
やって貰いたい、というお答えを頂戴しました。
上司・同僚も同期の出世先陣組やご一緒に仕事をしたことがある旧知の方々
ばかりで、何より残業を免除され勤務時間内に本来業務としてこれまで以上に、
企画立案業務に携われることをこの上ない幸せに感じております。
が、多分上層部の真意は「接客業務に適応障害を彼奴はきたしている。企画書を
何本も出して来ているので、ものに成る成らないかは別としてとにかく一度
やらせてみよう。遊ばせているよりは好きなことをやらせている方がまし。」
程度の期待だと思います。このご時世、業績改善の妙手などそう簡単に組み立て
られる状況にはございません。
だがしかし、部下もいない「独りぼっちの特命主査」の職責を私の全知全能
全精力を懸けて全うする覚悟と自信がございます。一度出世コースから外された
身です。駄目で元々、これまでに溜まった無念さ、執念、怨念をすべて注ぎ込み
渾身の企画を立案してご覧にいれようという決意の証としてこのブログを書き、
これまで私の拙い文章を読んでいただいた皆様にお誓い申し上げる所存です。
奇しくも現実問題として「杉下右京を目指す事」になりました。
間違いなく行き詰まる事でしょう。でもその時はいつものように念じます。
「思い煩う事なかれ、生きてるだけで丸儲け。
おもしろくない事、嫌な事は自分なりにやり過ごし、右から左へ受け流す。
大所高所に常に立ち、いつも笑顔で俯瞰して、ここ一番に毒を吐く。
目指すは「杉下右京」です。」