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猛暑の中、水無に行ってみた!(「オオキツネノカミソリ」は満開だった!)

2018年07月27日 | 山登り

7月26日(木)


前日が、朝から晩まで仕事だったので急遽振替休となった。

そうすると、今の季節ならではの「オオキツネノカミソリ」が気になってくる。

しかし、そうは言っても水無の林道は豪雨被害のため通行止めのようだ。

なので、偵察をかねてちょっとだけ様子を見に行った。


キトク橋付近の状況を確認して、三瀬を越えて新村登山口にも行く予定だった。

そう、とても暑いのであまり登る気がせず、別の所に行くつもりだった。

それが、なんと!なんと!登ってしまった。準備もしてないのに!


10:15 キトク橋に着くと、事前情報のとおり水無へは通行止め。



駐車場は満車で、路肩にもたくさんの車が。



一方通行の帰り道にも回ってみたが、こちらもすぐのところで通行止め。

そして、少しだけ考えてみた。糸島峠を越えて新村へと行くかな?

それとも、途或所での調査もいいかな、とも思ったりもしたが、

結局、「この暑さ、何するものぞ!」なんて思ったりして。


10:38 車に積んでいたペットボトル2本と、アミノバイタルゼリーを持って

      振り返ると、無謀だと思うがキトク橋から登りはじめた。


猛暑ではあるが、最初は余裕で花にもカメラを向けていた。

「ヤブラン」


「アキノタムラソウ」なんかも咲いていたり、



熱中症にならないように水分もちゃんと取って、と進んでいくと、
登山路が大きく崩壊している所も。


そして、順調に林道を越えて



登山路はほとんどが木陰ではあるが、風があまりなくとても暑い!



この渡渉点は、懐かしい思い出がある。



23年前に、中高年のための登山教室を企画したことがあるが、

その時、西日本の記者が取材で同行された。

そして、私たちが渡っているところを撮られていたのだけれど、

足が滑って「ドボーン!」。目の前で、スローモーションを見るようだった。

ただ、記者魂というのはすごいもので、体はずぶ濡れだったが、

カメラだけは濡らさずに、片手を上げて水没を免れていた。

もちろん、この橋はその時には作られてはいなかった。


などと思い出していると、「アンノ滝」が見えてきた。



ここでは、ちょっとだけ寄り道をして

シャッタースピード優先モードの練習。


「アンノ滝」を越えて登って行くと、知り合いのHさんに出会った。

「オオキツネ」を見に登ったのだけれど、気分が悪くなったので下りてきた、とのこと。

私も、だいぶ気分が悪くなってきたので、休憩をかねてしばらく話をした。

昼飯を食べてゆっくりしたので、だいぶ持ち直してきたとのことで、

私がまだ登るのだったら、一緒に行くといわれる。「ダメですよ!」

と言って、私だけ先へと進んだ。


小さめの滝でも練習をしながら、



沢筋は比較的涼しめ気味ではあるが、



「アンノ滝」から水無の分岐へと登って行く急登では、息が上がる。


すっかり「へろへろ!」になってしまい、休憩を兼ねて「クサアジサイ」をパチリ!



ここで、先ほどのHさんが私を追い越して登って行った。

立場が逆転して、「お先に!」だって。


そんなこともあったが、どうにか最初の「オオキツネさん」が!



水無の分岐への下りにもちらほらと!



ちょうど見頃のようだ。



へろへろではあるが、どうにか分岐までたどり着いた。



途中で、何度か引き返そうかとも思ったが、



その都度、もう少しだけ先に行ってみようと思いながら、



この「オオキツネさん」を見てしまうと、



もう行けません!がんばる力がわいてきた。



そして、どうにか「オオキツネノカミソリ」の群生地へととおちゃこ!



猛暑の中、少し無理気味ではあったが



この地へとどうにかたどり着いた。



いつもの夏なら、この地は多くの人でごった返しなのだが、



この日は、5~6グループに会ったくらいだった。



思いつきで、遅めの出発だったので、この群生地は独り占めだった。



「オオキツネノカミソリ」の群生地で、ランチ代わりのゼリーを飲んだ。



昨年は、入院していたので、2年ぶりの「オオキツネさん」。



なので、これでもか、というほどのアップ!



もう少し上手く撮れればいいのだけれど……



人が誰もいないので、思う存分カメラのシャッターを押すことができた。



猛暑の中でへろへろとなりながらも、ここまでやってきた甲斐があった!



この写真を最後に、下山することに。



13:56 「アンノ滝」への分岐まで戻ってきた。



後は、水分補給を計画的に取りながら、
「ハグロソウ」


「カラスウリ」や



「クズ」なども撮ってから



15:15 キトク橋まで戻ってきた。



冷静に考えると、何を無理してるのか!昼飯さえも用意しておらず、

何かあったら人様に迷惑を掛けてしまうことに。

それこそ昔だったら、なんともなく登って帰ってこれるのだろうけれど。

歳を重ねてきて、暑さにとても弱くなってきているようだ。

今回のことを、次の機会の糧とすることにして、井原を後にした。




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