
15日の日曜日に、井原山の「ホソバナコバイモ」を見に行くことに決めていた。
しかし、この一週間の天気予報は雨マーク。「どうしたもんかいな?」
と、少しだけ心配をしていたが、一応、いつもの山仲間のYさんと登ることになっている。
昨晩は、夜半から続く雨音で時々目が覚めた。「うぅーん!」
7:00にヤフーの天気予報を見ると、雨マーク。Yさんにメールを打った。
「今日は中止にしましょう。」
とすぐに携帯の着信音が鳴った。
「NHKの予報では、午後から晴れるといってますよ!」Yさんが言う。
どうも、行きたそうな気持ちが伝わってきた。ならば行かずばならない!
と、どうでもいいことがあったのち、10:15には水無の駐車場に着いた。天候は曇りでどうにか持つかな程度。
今日の一番の目当てはというと、「ホソバナコバイモ」なのだが、途中でもう一つ気になっていた花があった。それは「ツクシショウジョウバカマ」。

咲きはじめといった感じではあるが、しっかりその美しさを見せてくれた。

イイネ!

10:25 駐車場から登り始める。2週間前に下見に来た時は、ひとつも見ることができなかった。果たして今日は咲いているだろうか?少し不安ではあった。
鍾乳洞は、いつものように封鎖されているが、

この近くにも、確か咲いてるはずだがと探してみる。「あった!」、咲いてる!咲いてる!

今年初めての「ホソバナコバイモ」。この花も「春の妖精」にふさわしいね!

この渓谷もずい分と春の気配が漂いはじめてきた。

「ホソバナコバイモ」を探しながらゆっくりと登っていく。


と、ここで雨が降りだした。慌てて傘をさす。

昨年来た時はもっと多くの花が咲いていた。まだ少し早めなのかもしれない。

Yさんも激写!「これはいいのは撮れた!」

それがこれ。

「うぅーん!いいかもね!」
私は、どちらかというと「数打ちぁ当たる」派なので、頑張ってパチリ。




もう少し登ってみる。オオキツネノカミソリはずい分と葉を伸ばしはじめている。今年の夏はこの渓谷もオオキツネノカミソリで覆いつくされるだろう。

咲いているのを探すのに少し苦労するが、どうにか形のいいのを見つけてはパチリ。


もう一つ撮りたいのがあったのだがまだ早いみたいで見つからない。
やっとこの二枚だけ撮ることができた。「コチャルメルソウ」


ついでにユリワサビも。


ゆっくりと花を探して、しかも雨模様だったせいもあり、日本庭園あたりで引き返すかな、などと思ってはいたがYさんが先頭で先に進む。

日本庭園に着くと、Yさんが物足らない顔つきをしている。「ならば仕方がない、上まで登ろう。」と頂上まであと30分の急登に取りかかった。

先週の岩宇土山の急登が凄かったのか、「このくらいの登りなんかへっちゃらやねぇー!」などと思っていたら、いつものように、Yさんが上の方から「先輩大丈夫ですか!」だって!

急登も軽くコースタイムでクリア!

12:50 頂上到着。この人の日頃の行いか素晴らしい青空になった。

ついでに私も!

今日のランチは、伊都彩々で購入した「博多巻き」など。

これはとても美味しかった。また、買わなくっちゃ!
今日はこれで下山とするが、ミツバツツジ咲き誇るときには、雷山への縦走にも!などと話をしながら、

「金山は雲ですね!」

とも話をしながら、新村分かれ経由で下山することにした。

この稜線もいいね!

「先輩!下りはいつものことですが強いですね!」というYさんの言葉に耳を貸さず、スタスタと下りていく。

新村分かれに着いた。

一気に下りて、第二鍾乳洞の別れまで下りてきた。

この渓谷はいつ来ても心を和ませてくれる。

?何故か縦位置が直らないけど、どうしてかな?

それは後で取り組むとして、最後にもう一度「ホソバナコバイモ」を!



この渓谷も、あと半月で、イチリンソウ、ニリンソウやジロボウエンゴサク、トウゴクサバノオなどが咲き誇り、その後コンロンソウが谷を覆い尽くす。そして最後を締めるのが、夏のオオキツネなのだ。なんと素晴らしい自然の移ろいだろうか‼
私の住んでいるところから、割と近くに咲いてくれるのも幸運で、朝早くから出かけなくても良いのもいいですね。