長洲駅(ながすえき)は、造船と金魚の養殖で知られる熊本県玉名郡長洲町大字高浜にあります。九州旅客鉄道(JR九州)鹿児島本線の駅です。長洲港フェリーターミナルの最寄り駅で対岸に見える島原半島へのフェリーが発着しています。
全ての定期旅客列車が停車し、このうち特急「有明」がすべて当駅始発・終着で運行されている。当駅から熊本駅までは2014年3月15日のダイヤ改正をもって定期運行の優等列車の設定がなくなった。
開業時の地名(玉名郡長洲町)が由来。開業以来地名が変わっていない。
「長洲」の歴史は古く、1160年(永暦元年)、扇崎より三人の開拓僧が移り住んだのが始まりといわれている。
当時は「長渚」「千鳥ヶ浜」「泣洲の浜」などと呼ばれていたが、その地形が「有明海に面した潮汐差の大きくて細長い洲」であったことから戦国時代頃には今の「長洲」になったと言われる。
元々は漁業中心の港町であったが、肥後藩主であった加藤清正や細川綱利による干拓事業によって今のような水田が作られた。
単式ホーム1面1線と島式ホーム1面2線、合計2面3線のホームを持つ地上駅。橋上駅舎を持つ。
大きな金魚のオブジェが、それぞれのプラットホームに1台ずつ設置(計2台)されている。ホームの巨大金魚は、「りゅうちゃん」、「らんちゃん」と名前が付けられていて、写真のとおり毎年ゴールデンウィークには金魚すくい大会が開催されているようです。
JR九州鉄道営業が業務を行う業務委託駅。切符売場にはタッチパネル式の券売機が1台、みどりの窓口が設置されています。 2012年12月1日よりSUGOCAが利用可能となるが、自動改札機の設置は行われず ICの読み取り機のみ設置している。キオスクが撤退した待合室にはFRP製の椅子が設置されています。
改札口の頭上には液晶式の発車案内があります。北口側には産交バス長洲駅前バス停がある。長洲町立清里小学校へは北側口を利用。南口側の広場には広い駐車場があり、産交バス長洲駅南口バス停がある。駐車場はかつては無料だったが現在は有料である。
なお、長洲港フェリーターミナルとは2.2km以上離れており、タクシーでも10分ほどを要する。
南口が地上駅時代は裏口でしたが、現在は駅前広場も整備され、どちらかといえばメイン的な位置づけのようです。
のりば
1 ■鹿児島本線(下り)玉名・熊本・八代方面
2・3 ■鹿児島本線(上り)大牟田・博多方面
(下り)玉名・熊本・八代方面
1891年(明治24年)4月1日 - 九州鉄道(初代)により開設。
1907年(明治40年)7月1日 - 九州鉄道(初代)が国有化され帝国鉄道庁が所管。
1982年(昭和57年)9月 - 熊本県内初の橋上駅舎に改築。
1987年(昭和62年)4月1日 - 国鉄分割民営化により九州旅客鉄道が継承。
2012年(平成24年)12月1日 - 読み取り機を設置し、交通系ICカードSUGOCA対応。
電報略号 カス
駅構造 地上駅(橋上駅)
ホーム 2面3線
開業年月日 1891年(明治24年)4月1日
備考 業務委託駅
みどりの窓口 有
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