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LCAC-1級 エア・クッション型揚陸艇 海上自衛隊

2011-08-09 05:14:34 | 艦艇(自衛隊・保安庁・その他)

基地公開で乗船した艦内にあったLCACです。エア・クッション型揚陸艇(エア・クッションがたようりくてい、Air-cushioned Landing craft、Landing Craft, Air Cushioned)あるいは、エア・クッション型揚陸艦(エア・クッションがたようりくかん)とは、ホバークラフトを利用した揚陸艦及び揚陸艇です。 Landing Craft Air Cushionの頭文字かLCAC(エルキャック)と通称されています。海上自衛隊では「エアクッション艇1号型」として配備しています。 



通常の船舶型揚陸艦と比較して、高速で揚陸可能な海岸線が広範であるという利点がありますが、概ね数十トンから数百トン程度の艦艇であり、一隻あたりの輸送力には限界があります。このため、エア・クッション型揚陸艇と母艦となるドック型揚陸艦や強襲揚陸艦と組み合わせての揚陸や、小型のエア・クッション型揚陸艦の快速と搭載量を活用しました、近距離における迅速な戦力の投入に用いられています。

1970年代から本格的な開発が開始され、就役は1984年から行われた。水陸両用のホバークラフトであるため、揚陸艦から直接海上に出て水上を航行し、目的の海浜から陸地に上がった後は、そのまま陸上を走行して移動することも可能。兵員や物資を揚陸する場合、従来は上陸用舟艇や揚陸艇を用いて海岸へ輸送していたが、ホバークラフト型ではこれらの舟艇より移動速度が向上し、条件の厳しい海浜にも上陸可能となりました。



1970年代初頭にJEFF AとJEFF Bの実物大の試験機が2隻建造された。JEFF Aはカリフォルニア州のエアロジェット・ゼネラル社で建造され4基のダクテッドファンを搭載していた。JEFF Bはルイジアナ州ニューオーリンズのベル・エアロスペース社で建造されまし。JEFF Bは後部に2基のダクテッドファンを備え、以前にベトナムで試験されたSK-5/SR.N5 から派生したSK-10ホバークラフトに似ていた。これら2隻は技術的な有効性と運用能力を確認し、成果は生産型へ反映された。JEFF Bの設計が選択され現在のLCACの基になっています。


最初の33隻が1982年から1986年の予算で購入され15隻が89年12隻が90、91、92年で7隻が93年に購入された。最初のLCACは1984年に海軍に納入され1986年に初期作戦能力を獲得した。1987年に量産が承認されまし。



日本向けには1994年4月8日にアメリカ政府から輸出が承認され、ルイジアナ州ニューオーリンズのテキストロン・マリン&ランドシステムズで建造された。93年度予算で1隻目が購入され95年に2隻目、99年に3隻目、5と6隻目が2000年度予算で購入されました。

艇の中央部は全通式の車両甲板となっており、艇の前後に傾斜路があります。機関は艇の左右に分けて搭載されており、右側前部に操縦席、左側前部には見張所がありま。見張所の下層には人員を収容できる船室があり、高速走行による合成風とガスタービンエンジンの排気と騒音、それに高速走行中に艇が巻き上げる激しい波飛沫を避けるため、後述の人員輸送用モジュール(PTM)を搭載しない場合には人員はこの船室内にのみ収容して輸送。艇の後部には4翅の推進用シュラウド付大型プロペラが装備されています。



約70tの積載能力があり、M1エイブラムスや90式戦車といった主力戦車を1両輸送できます。人員輸送用モジュールを搭載した場合には180名(搭載最大限界は240名)を輸送可能です。

アメリカ海軍は91隻を取得しています。海上自衛隊は6隻を取得し、当初はおおすみ型輸送艦各艦の搭載艇扱いとされ、LA-01からLA-06までの艇番号が付されていましたが、2004年より自衛艦に種別変更し、LCAC-2101からLCAC-2106までの艇番号とエアクッション艇1号からエアクッション艇6号までの艇名称が付与されました。また、新たに第1輸送隊隷下に第1エアクッション艇隊を編成し、状況に応じ母艦搭載を変更できる弾力的な運用が可能になりました。

 


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