観光列車から! 日々利用の乗り物まで

日記代わりに始めました。
まずは先日の小旅行での観光列車から出張利用の乗り物まで。

南海N10・20形客車

2021-03-20 04:33:58 | 乗り物(列車・車両)

南海N10・20形客車(なんかいN10・20がたきゃくしゃ)とは、南海電気鉄道鋼索線の極楽橋駅 - 高野山駅で運行されているケーブルカー車両。

 

 

老朽化した3代目のコ11・21形に代わる新型ケーブルカーとして[1]2019年(平成31年)3月1日に登場した。山上(高野山)側がN10形で山麓(極楽橋)側がN20形となっている。2両編成で、N11-N21とN12-N22の2編成が存在する。

南海鋼索線
鋼索線(こうさくせん)は、和歌山県伊都郡高野町にある南海高野線の終点極楽橋駅から霊峰高野山の玄関口である高野山駅までを結ぶ、南海電気鉄道のケーブルカー路線。「高野山ケーブル」と通称される。

 

 

2両連結の車両2編成が最大568.2‰の勾配を往復している。2019年3月1日から4代目の車両N11・N21とN12・N22で運行されている。極楽橋駅では高野線の列車と、高野山駅では金剛峯寺などがある高野町の中心部とを結ぶ南海りんかんバスの路線バスと接続している。

PiTaPaおよびICOCAなどPiTaPaと相互利用可能なIC乗車カードが利用できる。鋼索鉄道(ケーブルカー)でICカードを導入したのは、日本国内では当路線が初めてである。なお2015年9月現在、日本国内でICカードが利用できる鋼索鉄道は当路線のほかPiTaPa交通利用エリアの近畿日本鉄道(西信貴鋼索線のみ)、およびPASMOエリアの御岳登山鉄道、高尾登山電鉄、筑波観光鉄道の4事業者がある。

路線データ
路線距離(営業キロ):0.8 km
方式:単線2両交走式
軌間:1067 mm
駅数:2駅(起終点駅含む)
高低差:328 m
最急勾配:568.2 ‰(29°21′)

運行形態
高野線の列車の極楽橋駅発着時刻に合わせて運行されている。このため、運転間隔は不均等だが、おおむね10 - 40分毎に運行され所要時間は5分。また、積み残しが発生した場合には当該便の7分後に臨時便を運転する。

 

 

交走式ケーブルのため、極楽橋・高野山両駅の発車時刻は同一であるが、高野山駅発極楽橋行きの場合、極楽橋駅で高野線の接続列車がない場合は回送便として客扱いを行わない。このため、上りと下りで時刻表上の運行本数に差がある。

過去には、極楽橋で難波方面への接続列車がない便でも客扱いを行っていた。例えば、2008年11月時点では、高野山駅発極楽橋駅行き最終便は22時42分発であったが、高野線の最終列車後であり、乗客はほとんどいなかった。実質的な最終便は、その1本前(21時40分発)であり、極楽橋駅で橋本行き最終各駅停車(21時48分発)に接続し、橋本駅では難波行き急行(22時30分発)に約2分で接続していた。

 

 

また、災害や定期点検などで運休する場合は、高野線橋本駅から南海りんかんバスによる代行バスが運行される。

運賃は片道500円(小人半額。2019年10月1日現在)。南海電鉄の鉄道線と跨って利用する場合は鉄道線の運賃にそのまま加算される。乗り継ぎ割引は適用されない。

なお、駅発車時と駅進入時に警笛を吹鳴する。発車直後には高野山の観光案内をBGMとともに、女性の自動音声で放送する。BGMには、以前はサラ・ブライトマンのクエスチョン・オブ・オナーを使用していたが、現在はオリジナルメロディを使用している。車内放送は英語、フランス語にも対応している。

2015年4月2日から5月21日にかけて「高野山開創1200年記念大法会」が執り行われたため、当該期間中は極楽橋駅に発着する南海高野線の臨時列車の運転時刻に合わせて、このケーブルカーにおいても増発が行われていた。


基本情報
通称 高野山ケーブル
国 日本の旗 日本
所在地 和歌山県
種類 鋼索鉄道(単線2編成交走式)
起点 極楽橋駅
終点 高野山駅
駅数 2駅
路線記号 NK NK
開業 1930年6月29日
所有者 南海電気鉄道
運営者 南海電気鉄道
使用車両 N11・N21、N12・N22 2両編成
路線諸元
路線距離 0.8 km
軌間 1,067 mm
線路数 単線
最大勾配 568.2 ‰
高低差 328 m
最高速度 3 m/s

 

 


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