観光列車から! 日々利用の乗り物まで

日記代わりに始めました。
まずは先日の小旅行での観光列車から出張利用の乗り物まで。

三国ヶ丘 南海電気鉄道・西日本旅客鉄道

2019-09-13 05:56:59 | その他 鉄道線

三国ヶ丘駅および三国ケ丘駅(みくにがおかえき)は、大阪府堺市堺区向陵中町二丁にある、南海電気鉄道(南海)・西日本旅客鉄道(JR西日本)の駅である。

正式な駅名表記は、南海は「三国ヶ丘」、JRが「三国ケ丘」とされている。駅番号は南海電気鉄道がNK57、JR西日本がJR-R29。

駅名は摂津国・河内国・和泉国三国の国境の丘の意で、当駅北方に鎮座する方違神社がかつての国境だった。南海電気鉄道の高野線とJR西日本の阪和線が接続する交通の要衝で、乗り継ぎ客が多い。

南海の駅はPiTaPa(スルッとKANSAI協議会)および「スルッとKANSAI」対応各種カード、JR西日本の駅はICOCAの利用エリアに含まれている。南海の駅は堺東駅が、JRの駅は堺市駅が管理している。

2011年4月から南海電気鉄道は、南海商事と共同で「三国ヶ丘駅改良事業」を進めてきた。東西自由通路の整備・駅舎の橋上化、商業施設のリニューアルに加え、JR西日本の駅部分も含めた構内構造の変更などの工事が行われてきたが、2013年9月7日に東西自由通路と橋上駅舎が完成、商業施設は2014年4月16日、「N.KLASS三国ヶ丘」として一部店舗が先行開業した。同年5月29日には新たに4店舗が開業し、グランドオープンした。屋上には眺望デッキやトレインビューを設けた公園「みくにん広場」を設置している。


南海三国ヶ丘駅
プラットホームは相対式ホーム2面2線を有する地上駅で有効長は10両編成分(現在は最大8両編成)。改札口と切符売り場は橋上駅舎内に1か所設けている。かつてはJRとの乗り換え改札を併設した北口と大仙陵古墳(仁徳天皇陵)側に位置する西口の2か所を設けていた。

2011年から始まった橋上駅舎化工事に伴い、2012年にエレベーターとホーム間通路部分が供用開始され、2012年11月には上下ホームの連絡通路が階段を含め完成した。2013年9月7日に橋上駅舎が完成すると同時に、従来の改札口は両者とも廃止され駅舎内の1か所に統括された。改装前のホーム相互間は連絡地下道で結ばれていたが現在は埋め立てられ、かつての階段部には待合室が設けられている。同年5月29日には駅ナカ商業施設の「N.KLASS三国ヶ丘」が開業した。

便所は橋上駅舎に設置されており、男女別の水洗式で多機能トイレも設置されている(これにより上りホームのトイレは2012年10月に、下りホームのトイレは橋上駅舎供用開始と同時に使用停止)。

駅名標は2013年9月6日まで、他駅のようにローマ字表記がなされるべき場所に当該表示はなく、下部に「阪和線 のりかえ」と書かれていた。現在は、新デザインに更新され、他駅同様ローマ字表記となっている。

下りホームには行灯式の簡易な発車標があり、次に来る電車が堺東駅を発車後に、「通過」「北野田方面」「泉北 泉ヶ丘方面」のいずれかが表示されていた。2013年9月7日に改装工事が始まり、発車標は小型なLED式のものに交換され、上りホームにも同型の発車標が新設された。下りホーム側の表示内容は変わらず、新設の上りホーム側は電車の接近と通過のみを知らせるものであった。同時に自動案内放送が更新され、「○番線に」から「○番のりばに」へ、「足元の白線まで」から「黄色の点字タイルまで」に、また言い回しが「~いたします」から「~します」に変更された。

2016年12月20日には、従来のLED式から詳細型のLCD式ディスプレイに交換された。列車種別や発車時刻・通過列車の通過時刻などが表示されるようになり、それと同時に自動案内放送も更新され、1番のりばの列車到着時に北野田方面行きは「泉北線内への、各駅には止まりませんので、ご注意ください。」や、和泉中央行きは「高野山方面への、各駅には止まりませんので、ご注意ください。」などの放送が流れるようになった。しかし、2番のりばの列車は準急行も含め全て「只今到着の電車は、なんば行きです。」としかアナウンスされず誤乗などが問題視されたため、2017年10月に種別・停車駅案内と英語放送を追加した新規収録の自動案内放送に更新された。

JR三国ケ丘駅
プラットホームは掘割部分に相対式ホーム2面2線を有する駅で有効長は8両編成分ある。いずれも分岐器のない棒線駅の構造であるが、踏切長時間鳴動対策のために駅前後の信号機が絶対信号機に変更されたため、停留所ではない。朝ラッシュ時の混雑が激しいため、2007年9月に上りホームの堺市寄りの部分の拡幅が行われた。またバリアフリー対応として上下ホームとも下り側でエレベーター設置工事が行われ、2008年12月20日よりエレベーターの使用を開始した。

東口(旧北口)にある自動券売機は、かつては南海型のものとJR型のものが併設されていたが、2013年9月7日からは改札が分かれたため、東口の南海型の自動券売機はJR型のものに取り換えられた。JR用の出札窓口およびみどりの窓口はないが、2014年5月26日から東口にみどりの券売機プラスが設置された[注 1]。

2014年1月に、南海への乗換改札口があった場所に男女別の便所が設置され、通路を挟んだ向かい側に多機能トイレが新設された。

のりば
南海線のりば
のりば 路線 方向 行先
1 Nankai koya line symbol.svg 高野線 下り 高野山・泉北高速線方面
2 上り なんば方面
JR線のりば
のりば 路線 方向 行先
1 R 阪和線 下り 鳳・関西空港・和歌山方面
2 上り 天王寺・大阪方面
ダイヤ
阪和線はすべての快速列車が当駅に停車しているが、1999年5月9日までは、区間快速と普通のみ停車しており、区間快速が運転されない夕方以降を中心に普通が激しく混雑し、天王寺駅 - 鳳駅間で遅延が常態化していた。そこで、翌10日の改正で当駅を快速停車駅に変更した上で、朝のラッシュ時は和歌山・和泉砂川発の区間快速を鳳駅折り返しの快速に8両編成を充当させて混雑緩和を図ることにした。それに合わせて当時6両分だったホーム有効長を天王寺寄りに2両分延長して8両対応とし、自動放送の詳細化と発車標の設置も行われた。

高野線で準急以下のみ停車する駅では最も利用者が多く、このうち阪和線への乗り換え客が占める割合は約57%に及んでいるが、近くに堺東駅があることや遠近分離、経営戦略上などの観点から区間急行以上の種別は停車しない。これは地下鉄御堂筋線に接続する中百舌鳥駅もほぼ同様である。なお日中以降の北野田・河内長野方面発着の各駅停車は上りは堺東駅で、下りは北野田駅で急行(一部は快速急行・区間急行)と緩急接続を行うため、接続は悪くない。

駅周辺
大仙陵古墳(仁徳天皇陵)の東に位置するが、正面遥拝所のある前方部へは百舌鳥駅が近い。高野線を挟んで駅北側に竹内街道(大阪中央環状線)、駅南側に西高野街道(国道310号)が通っている。


1942年(昭和17年)2月15日 - 南海鉄道の高野線と山手線(旧阪和電気鉄道、現在のJR阪和線)の乗換駅として開業。改札口は現在の西口のみで、阪和線へは高野線の線路を踏切で渡ってから階段に続いていた。
1944年(昭和19年)
5月1日 - 南海山手線が戦時買収私鉄に指定されて国有化、阪和線となる。
6月1日 - 南海鉄道の会社合併により国鉄と近畿日本鉄道の駅となる。
1947年(昭和22年)6月1日 - 近畿日本鉄道から南海電気鉄道への旧・南海鉄道の路線譲渡により、国鉄と南海電気鉄道の駅となる。
1966年(昭和41年)12月1日 - 新今宮駅開業に伴う南海高野線のダイヤ改正で急行通過駅になる。
1986年(昭和61年)11月1日 - 国鉄阪和線のダイヤ改正で区間快速停車駅(当時は朝夕ラッシュ時、夜間のみの運転)になる。
1987年(昭和62年)4月1日 - 国鉄分割民営化により西日本旅客鉄道(JR西日本)と南海の駅となる[3]。
1993年(平成5年)7月1日 - 阪和線運行管理システム(初代)導入。
1999年(平成11年)5月10日 - JR阪和線のホームが8両編成列車の停車が可能になるよう駅北側に延伸され、ダイヤ改正により快速・B快速の停車駅となる。
2003年(平成15年)11月1日 - JR西日本でICカード「ICOCA」の利用が可能となる。
2013年(平成25年)
9月7日 - 南海高野線の駅舎を橋上化し、JRの駅舎と分離。併せて北口を東口に改称。南海高野線のホームにある地下道が閉鎖され、南海とJRの乗換改札口を廃止。JR西日本の駅がJR西日本交通サービスへの業務委託駅から直営駅に変更となる。
9月28日 - 阪和線運行管理システムを2代目のものに更新。
2014年(平成26年)5月29日 - 駅ナカ商業施設の「N.KLASS三国ヶ丘」が開業。
2018年(平成30年)3月17日 - JR西日本に駅ナンバリングが導入され、使用を開始。

三国ヶ丘駅
みくにがおか
MIKUNIGAOKA
所在地 堺市堺区向陵中町二丁7-1
北緯34度33分54.95秒 東経135度29分34.05秒
所属事業者 南海電気鉄道
西日本旅客鉄道(JR西日本)
電報略号 ミク(両社とも)
駅構造 南海 - 地上駅
JR西日本 - 地上駅(掘割構造)
ホーム 各2面2線(計4面4線)
乗車人員
-統計年度- (JR西日本)23,947人/日(降車客含まず)
-2017年-
乗降人員
-統計年度- (南海)39,989人/日
-2017年-
開業年月日 1942年(昭和17年)2月15日
乗入路線 2 路線
所属路線 ■ 南海高野線
駅番号 NK 57
キロ程 12.5km(汐見橋起点)
難波から11.8km
◄NK56 堺東 (1.5km)(0.9km) 百舌鳥八幡 NK58►
所属路線 R 阪和線(JR西日本)
駅番号 JR-R29
キロ程 10.2km(天王寺起点)
◄JR-R28 堺市 (1.4km)(0.9km) 百舌鳥 JR-R30►
備考 改札口は両社個別
JR:みどりの券売機プラス設置駅
^ JRは Mikunigaokaと表記


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