国道9号線から少し海側に浅利駅は、あります。住所は島根県江津市浅利町。西日本旅客鉄道(JR西日本)山陰本線の駅です。
浅利は江津市の中心部から大田方面や約6kmほどの場所にある小さな街村です。南には浅利富士と呼ばれる室上山があり、JR浅利駅付近が町の中心地で、日本海に臨む砂丘地帯の上を東西に走る旧山陰道筋に沿って家並みが形成されています。
地名は中世以前より、その韻が示す「アサリ」に見られる海産物の漁場であった事に 由来するといいますが、近世以降はこの地域の砂丘地帯でとれる良質な硅砂と、丘陵地帯から産出される良質の粘土層に恵まれ、石州瓦を初めとして民芸陶器の生産地として発展した集落でした。今もなお、製陶関連の工場や民芸窯のアトリエなどが町並みの後背地に点在していました。
駅はかつて島式1面2線でしたが今は駅舎側の線路が撤去され、単式1面1線の地上駅(停留所)になっています。陸側に駅舎があり、かつて構内踏切であった通路がホームの大田市寄りに繋がっています。
浜田鉄道部管理の無人駅であり、駅舎内の待合室に乗車駅証明書発行機が置かれていたが、現在は撤去されています。
かつて駅事務室であったスペースを利用して、駅舎内に山陰合同銀行浅利代理店が設けられています。駅の近くに風力発電の風車がありホームや駅舎から目に入ってきます。
1918年(大正7年)11月25日 - 国有鉄道山陰本線の仁万駅 - 浅利駅間延伸時にその終着駅として開業。客貨取扱を開始。
1920年(大正9年)12月25日 - 山陰本線が都野津駅まで延伸し、途中駅となる。
1975年(昭和50年)7月21日 - 貨物取扱を廃止。
1987年(昭和62年)4月1日 - 国鉄分割民営化により、西日本旅客鉄道(JR西日本)の駅となる。
1990年(平成2年)3月10日:無人駅になる。
電報略号 サリ
駅構造 地上駅
ホーム 1面1線
乗車人員
-統計年度- 75人/日(降車客含まず)
-2009年-
開業年月日 1918年(大正7年)11月25日
備考 無人駅(乗車駅証明書発行機 有)
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