クロ381形 11番です。「しなの」用で、1988年にサロ381形を先頭車化改造したパノラマ車。前部約1/3は展望室で、前頭部は前面展望を考慮し傾斜した構造となり、側面窓も拡大されています。日除けは横引きカーテンに変更されました。展望室内には1列2人+2人掛のフリーストップリクライニングシートを3列配置し、床高さも従来より150mmかさ上げされた。後位は従来のグリーン室のままです。展望室の後方に車掌室を設け、展望室と従来のグリーン室を区切る形で車両中央部にデッキと出入口を設けている。先頭の運転台部分のみ鋼製となっています。車体との結合は特殊ボルトを用い。愛称表示器はLED方式が採用されました。
1988年3月13日のダイヤ改正で使用開始され、その後の383系の編成の礎になっています。11が1998年、12が2006年、13が2008年に廃車されたが、11は写真の様に「リニア・鉄道館」で保存・展示されています。
サロ381形
中間付随車のグリーン車です。定員48名。本系列には食堂車がないことから183・189系グリーン車と同じく2位側車端部に車販準備室・車販コーナーが設けられました。本形式は窓の形状が他の特急形電車のグリーン車と異なり、中間に柱を設けた2列ごとの大窓となっており、急行形電車のグリーン車に似た外観の窓です。側窓長は1,930mm。座席は取手が付いていることを除けば他の特急形電車のグリーン車の座席と大差ありません。MG を搭載します。
31両が製造されたが、「しなの」用の10両はすべてクロ381形に改造され、「くろしお」用の12両は5両がパノラマグリーン車クロ380形に改造、残り7両は普通車サハ381形に格下げ改造されており、「やくも」用の9両のうちパノラマグリーン車に改造された2両を除く7両のみが残っていたが、2007年から実施のリニューアルにより、これらもサハ381形200番台(後述)へ格下げ改造されました。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます