陽出る処の書紀

忘れないこの気持ち、綴りたいあの感動──そんな想いをかたちに。葉を見て森を見ないひとの思想録。

映画「白いドレスの女」

2010-07-14 | 映画───サスペンス・ホラー
1981年の「白いドレスの女」(原題:BODY HEAT)は、弁護士と人妻が不倫の恋に落ちたあげく、犯罪に手を染めてしまうサスペンス。筋書きが「愛という名の疑惑」に大まかに似ていたのであまり驚きはしなかったですけど。

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異常な熱気がやまないサウス・フロリダでは、陰惨な事件が相次いでいた。
弁護士のネッド・ラシーンはある熱帯夜、野外コテージで白いドレスを着た魅惑的な女性を見初めた。人妻で最初はつれない態度だったその女性マティ・ウォーカーと、しだいに深い仲に。
年上で強欲な夫の不満をこぼすマティに同情を寄せるうちに、ふたりはその夫の殺害を計画する。

爆殺が成功し、まんまと夫の遺産を全額ものにしたマティ未亡人。しかし、ネッドが作成に協力した遺言書が、知らないうちに書き換えれていた。友人たちにマティとの仲を勘づかれてしまうネッド。
さらには、マティへの不信感も募っていく。

純情な弁護士が危険な恋に溺れたがために、悪女に利用されたというストーリー。
本気で愛していたと告げながら、罠の仕掛けられた小屋へみずからとびこむマティ。だが、ネッドはいまだにある疑惑をもちつづけていた。このラストがなかなかスリリング。

主演はウィリアム・ハート。男を惑わす人妻に、キャスリーン・ターナー。
監督はローレンス・カスダン。

この類の悪女ミステリーで古典といわれるのは、ビリー・ワイルダー監督作の「深夜の告白」(1944)ですね。

(〇九年九月一日)

白いドレスの女(1981) - goo 映画

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