ITスキルがなく個人サイトを設営できなかった私が手軽にウェブ創作できた場所としてのブログ。SNSに比べて個人の牙城にできるのはよろしいが、基本的には二次創作小説の発表には向いていません。
おそらく私と同年代で、ジャンル移動を問わず、なんらかの二次含む創作歴が長い方は、個人サイトか、ブログでもサーバー設置した本格的なものを運営されているはずです。私はサーバー? なんじゃそら? な人間ですので、gooブログさんが超ビギナーにも扱いやすいブログであることにとても感謝しています。
実は二次創作歴十数年のあいだに、他のブログサービスをたちあげたこともなきにしもあらず。しかし、テンプレが気に入らなかったり、編集画面の仕様がめんどくさかったり、そもそもgooとの併用がうまくいかず、一本化したわけです。
これは二次創作のみならず、他の雑記だとか、時事記事も同じ。
結局住み分けして運用するのがしゃらくさい!というものぐさな理由で今に至ります。そのため二次創作スランプなときは、二次創作ではない記事を載せればよかったので、ブログが廃れずにすんだわけです。はたして、ヲタクのファンサイトとしてこの方法がよかったのだとは思えませんが。二次創作者の個人日記なんて読みたかないでしょうし。
ところで、二次創作とくに小説は、ブログでは不向きな発表形態です。
最新の記事がトップ画面にくるから。
拙ブログの場合、ひとつの作品は特定の日付のみに集中させることに決めて。前書きから回を重ねるごとに同日で時間を減らしていっています。そうすると、一覧では昇順に話数が並ぶので、十五話単位ごとにリンクが張りやすかったからです。
ところが、gooブログの数年前の改定で、この十五話まとめごとのリンク表示がやや厳しくなりました。見られないこともないのですが。
ついでにいいますと、一話を読んで、次に進むときは下部の「Prev」で前の話に戻らねばならない。一話(2023年7月9日の23時投稿)の次に二話(同日22時投稿)という編集画面になっているのですが、これが読者の皆さん目線ではすこぶるわかりづらかったわけですね。
そこで、二、三年前からとくに中編あたりの二次小説は【目次】と【序】の頁をあらたにもうけ、各話へ【目次】をリンクさせて、スマホでもわかりやすく表示させてみたのですが。
これが話数が多くなればなるほど、ホントに大変。タグ付けもしなくちゃならないし、うっかり、各話のURLを間違ってリンク張っていたりもする。
この作業、過去作を読みなおせる機会でもありますので、楽しくないわけではないのですが。さすがに50話以上にのぼる大長編ものは今後どうしようかと思案中です。すべての記事にきちんとリンクを張り巡らせて、頁の行き来が自在にできたらいいのですが。
時間もかかりますので、仕事の余裕があるときか、長期休暇や三連休日などで予定がないときに準備しておかないとできっこないんですね。この目次再構成作業だけで一日がつぶれてしまうのです。嫌になっちゃいます。
あと、ブログの小説としてちょっと後悔している点は。
実際の発表日よりも過去の日付で登録せねばならないために、初回の公開日および最終回の公開日とがわからない作品があるのです。
現在は「神無月の巫女二次創作小説「夜の●」第△話」のように、原作ジャンルごとに始期と終期を明示するようになったのですが。5年ぐらい前までは、「創作小説ご案内」という記事を使い回しでいつも日付を更新していたので、過去の更新ログが残っていないのですね。
創作サーチサイトの掲示板やにほんブログ村のマイページをさかのぼればわかるのかもしれませんが、さすがにそこまで過去を掘り下げるほどの時間もありません。
私は二次小説をWordで書いていますが、近作は初回と最終回の更新日時を記録するようにしています。ファイルの最終更新日は、うっかり投稿済みのものを開いて保存にしてしまうと日付がアップデートされてしまうのですよね。
このあたりを考えますと、実はピクシブみたいな投稿サイトだとか、ツイッターで更新をお知らせしていくのって、あんがい記録としてはすこぶる便利だったのかもと思うのですが。
私自身が人目にふれやすいSNS活用が得意ではなかったので、致し方ありません。
いや、何いってんだお前、個人サイトの構築のほうがよほど時間かかるし、お金もかかるし、めんどくさいんだぞ、とおっしゃる向きもあるかもしれませんが。
個人のホームページを立ち上げたことが皆無なのために、そのご苦労がわからないわけですね。サイトに手入れをする時間があれば、二次創作本体を書いていたいからです。
まあ、原作ジャンルを移動しない理由と同じで、単に保守的なだけでいまのやり方を変えたくはないだけで。gooブログさんが永続してくれる限りは、私も安心して二次創作活動をひっそりマイペースで続けられるのでしょう。あとは、自身の健康維持ですかね(苦笑)。
誰彼に気兼ねなく好き勝手に二次創作ができる、目と手が丈夫なことって、それだけでとても幸せなことだとつくづく思うのです。週末、仕事で疲れたときの、私の数少ない癒しの時間なのですから。
(2023/07/09)