私がＰＣを使い始めたのは、大学のレポート作成からになります。
かれこれ20年は使っていて、ブログ執筆はもちろんＰＣを用いる業務もこなしてきました。ですので、自分のＰＣスキルはすくなくとも中級ぐらいはあるだろうと思い込んでいました。
ところが！
私がはじめて経理ふくめた総務事務職に就いたとき、自分がおそろしくエクセルが苦手であることに気づかされました。もちろん会社の業務でつかう機能は一部のみでルーチンワークも多いです。しかし、ＰＣ操作に時間をとられ、他の社員との連絡や雑務に割く時間まで奪われる。いくら簿記や会計、税務、法務、社会保険手続きの知識がある程度ありましても、事務作業においてはPC操作で手間取るのは致命的です。
それまで私ができると信じていたＰＣスキルは、イラストレイター、フォトショップでの画像処理や加工などのＤＴＰ編集が中心。ワードで論文執筆や契約書の作成はお手の物ですが、なにせエクセルが苦手…。絶対参照、相対参照、意味は理解していても手がすぐ動かない。大学院での研究のレジュメも紙ベースだったため、パワーポイントでプレゼンなんてできようはずもなし。そもそもブラインドタッチができない。スマホ重用しだしてから、さらにＰＣにさわる機会が減ってしまったため、私用ＰＣにあるファイルの場所すら忘れる始末。しかも、会社のPCはヴァージョンが古くて、操作がマイPCと異なることもストレスになってしまいます。
現代の労働環境では、ＰＣが苦手なのはよろしくありません。
働き方改革を掲げた企業では、1分でも早く仕事を仕上げられるひとこそ評価が高い。私のようなのんびりマイペース屋は著しく社会人としては失格なのです。新卒すぐならていねいに教えてもらえますが、中途採用組の人間はＰＣもできないのかとなじられます。いくら士業の資格をいくつか取得しても、ＰＣ処理速度が遅ければ仕事の依頼もおぼつかず、食っていけません。PCを使わない職種もありますが、知的労働を必要としない単純作業はやがて外国人に奪われてしまうかもしれません。飲食店経営やイラストレイターなどフリーランサーや個人事業主でも、経理を自分で行わねばならないのでPCスキル必須です。小規模資本ならば、事務員だけ雇う余裕もないのですから。
ちなみにこのＩＴスキル最弱さに気づいたのは、数年前に再就職者向けのビジネスセミナーに参加してからでした。
ショートカットキーもコピー、ペースト、保存ぐらいしか知らなかった私には、目からうろこの連続でした。【Alt】+【F4】でファイル終了、アプリ終了、PCシャットアウトまでできるとか、【Alt】+【←】でブラウザの前頁に戻れるとか、【F10】ですぐ半角にできるとか、【Ctrl】とマウスホイールで画面の拡大縮小ができるとか。そんな基本操作すらしらずじまいでした。私のこの20年のパソコンライフはなんだったのでしょうか（恥）。あんなにブログ記事を書き連ねたのに、まったく仕事に必要な迅速なPCスキルが身についていなかったのです。あほの極みです。賢いフリした無能ほど、扱いに困るものはありません。
スクールではマイクロソフトのなんとか検定などもありますが。
PCスキルの習得は自宅でも、本を買って独学でできなくはありません。AI化の時代ですし、小学生でもプログラミングを学びはじめていますから、大人もなおいっそう学び直しが必要ですね。
さしあたって、初心者向けのPC本を数冊そろえ、まずはPC内の不要なアプリを無効にして空き領域を増やし、PCの速度を早くしてみました。
PC内のごちゃついた英字のアプリの表示が苦手だったのですが、すこしでも慣れるようにしたいものです。ブログ書くついでに、きちんとブラインドタッチも習得したいですね。この記事ひとつ書き上げるのにも1時間近くかけた私は、ほんとダメです。
【参考サイト記事】
ブラインドタッチのコツ｜できない人が1日でマスターする方法｜タッチタイピング（パソコン教室キュリオステーション）
ブラインドタッチのコツを教えてくれパソコン教室のブログ。役立ち情報が満載。パソコン苦手な人向けの基本から。
★IT音痴だった文系ヲタクの末路★
大学でろくすっぽOfficeソフトの使用を習わずに、Appleプチかぶれだったとある人文科学系ヲタクが社会人になってPCスキル習得に苦労し、IT機器に右往左往するお話です。ご笑覧ください。
アクセス
トータル
