陽出る処の書紀

忘れないこの気持ち、綴りたいあの感動──そんな想いをかたちに。葉を見て森を見ないひとの思想録。

こんな工事業者に家づくりを任せよう!(三)

2020-05-13 | 政治・経済・産業・社会・法務

これまでの記事にある「困った業者」は私の身内の知人だったため、以前にしぶしぶ工事させましたが、いやな予感が的中しました。

土建関係や大工はほんとうにセンスがなくて、施工が下手くそ、手抜きをやる人もいます。
年輩者で客が若いと偉そうにしてくる連中もいます。客との相性の良し悪しもあるわけです。車ならば買い替えできるでしょうが、家はそのまま残り続けるものですので、その施行跡を見るたびに工事業者に対する怒りが再燃するのです。ですので、見積段階から業者選びは、くれぐれも慎重になさってください。悪い業者にあたったら、直す気力も失ってしまいます。

私は今回、いつもお世話になっている税理士さんの紹介で優良業者に巡り会い、これまでの工事のいやな思い出が払しょくされて安堵しています。
しかも、そこの営業さんは私とほぼ同年代なのにかなりキャリアを積んでいて、しっかりされている方で信頼がおけました。

工務店など下請け業者に直接依頼した方が工事管理費は不要で安くなることもありますが、こちらが素人であったり、高齢者のみや女性だったりすると、侮ったり吹っかけたりするずる賢い業者もいます。

なお知人のご婦人いわく、死別などで独り暮らし女性は相場を知らずに言いこまれることが多いので、「主人(夫)あるいは息子に相談します」と一言添えたほうがいいそうです。
工事や解体、産廃処理業者などは男性中心なので、契約者が女性だからと見下されることもあります。小規模業者でも足もとをみてくるので、その場合は、やや大手の業者にお願いしたほうがいいのかもしれません。サラリーマン体質の現場監督さんは腰が低く、しっかり下請け業者を管理してくださるので一任しても安心できるでしょう。

なお解体はもとかく、新しく設備する場合は、隣家との境界線をきちんと業者に伝えておきましょう。
隣の土地を脅かすと、占有権の問題上のちのちトラブルになります。私の場合、隣の塀をこちら側と勘違いされてしまい、すこし困ったことがありました。

工事中も邪魔にならない程度に現場を確認し、気がかり点は工事業者に問い合わせを。
工事現場でのいたずらや盗難もありますので、毎日撮影して記録を残しておくのも良いです。駐車スペース確保、休憩所、仮設トイレ設置場所、工事中の水道電気の使用、などについては事前に確認しておきましょう。重機により家屋で壊れやすそうな箇所はあらかじめ伝え、防護策をとっておくといいです。工事前に敷地内全体をくまなく撮影しておき、事後引渡し後に異常ないか点検しましょう。破損あれば、損害賠償請求か修復させることができます。

すばらしいリフォーム業者は暮らしと家なおしのアドバイザー。
優良業者と出会うためには施行実績ももちろんですが、信頼できる筋から紹介してもらうのが一番です。家のメンテナンスは数年おきに発生しますので、末永くお付き合いできる業者を選びましょう。



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