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ここに居るよ!

■実子の介護はあてにならない

2021-06-12 20:59:54 | 愚痴
高齢者の人口が増え介護に関する意識が若い世代にも高くなったと感じている。
今の20代30代は兄弟姉妹が昔と比べて圧倒的に少ない。
私の親世代は兄弟が多く、5人以上の子持ちがザラに居た。上の子が親を助け下の弟妹の世話は勿論、経済も支えていた話もあった。
下の兄弟を大学に入れるため親に協力し援助した話はよく聞いた。
子沢山には当然だと思われていたのかも知れない。
上の子は、親の苦労を見て育ったので、親に対する思いが強い。いつの間にか下の子たちに対する親心も育って行った。
昔のことで長男は家督として育てられ責任感もあったが、他の兄弟たちはある程度自由だった。
親が年老いて介護が必要になると、長男の同居が多かった昔は、その妻が即戦力として一番に当てがわられた。
そういうものと半ば諦めて嫁いだ嫁には選択肢が無かった。


他の兄弟たちは独立しその苦労もあったが長男に比べれば自由な苦労だった。
自分と家族のことだけしっかり守ればいい。
しかし、親が漏れなく付いている長男夫婦には逃れられない責任もあった。遺産が有るにせよ無いにせよ、相続が発生すればありの巣を突くように寄って来る兄弟たち。普段は菓子折り一つ持って食べて呑んで、ここぞとばかり野菜などを貰って行く話しはよく聞いたものだった。
さて、介護の話しが出るようになると寄り付かず、それは長いこと一緒に暮らした者にしか分からないとか、いろいろゴタゴタを並べて戦力にはなれないことを強調する。
そこには、その妻の入り知恵もあり容易には協力を得られないことが多い。

実子の娘でさえ、介護のことになると逃げ腰になるのだから、つくづく情け無い話だ。
いま、介護の義務は実子でと言う声が大きくなってはいるが、現実は嫁が拒否したくても出来ないというのが現状。
一体、嫁というのは何だろう。
親は老いても子供を思うものだが、子は家族が出来れば他人も同然、親の財産には食らい付き、欲の塊と化す。
あー情け無い。
世の中にはそう言う子供ばかりでは無いが、世間の老人達の悩みは深い。
私も歳をとって僻みや愚痴が多くなった。
子供はあてに出来なくなり、夫も拘りや我儘が目立ちはじめ老人化した自分を認めようとしない。
頑固で子供の言うことに素直になれないのは厄介でしかないというのに、何事も納得させるまで苦労することばかり。

年を取るって悲しいけど、みんな歩いて来た道だから頑張るしか無いか。