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Windows Embedded Compact 7がスタンドアローンで起動するVirtual CEPC(その2)

2011-10-14 17:45:08 | Windows Embedded CompactまたはCE

この週末はあまり天気は良くなさそうですね。せっかくの行楽シーズンの週末だけに残念です。

さて、Windows Embedded Compact 7がスタンドアローンで起動するVirtual CEPCの第二回目です。

前回、プロジェクト作成まで完了したので、今回はプロジェクト設定からの作業再開です。がんばっていきましょう。

 

2.プロジェクトの設定

それでは、ビルド前のプロジェクトの設定を始めます。

(1)KITLを無効にする

[Project]-[Properties]でプロジェクトのプロパティを開きます。

[Configuration Properties]ツリーの下の[Build Options]を選択してビルドオプションの設定画面を開きます。この画面で、[Enable KITL]を[No (IMGNOKITL=1)]に変更します。

 

  (2)Virtual CEPC用キーボードドライバの選択

[Catalog Item View]を開きます。 マーク横のテキストボックスに「WIN7VPC」と入力してEnterキーを押します。[VCEPC Keyboard driver:WIN7VPC]のカタログ項目が選択されますので、これのチェックを有効にします。

 (3)ネットワークドライバの有効化

[Catalog Item View]を開きます。 マーク横のテキストボックスに「DEC」と入力してEnterキーを押します。[DEC 21x40 Ethernet]のカタログ項目が選択されますので、これのチェックを有効にします。

  (4)ファイルシステムの有効化

ファイルシステムに必要な以下のカタログ項目を選択します。

・Storage Block Driver (SYSGEN_ATAPI)
・Storage Manager (SYSGEN_STOREMGR)
・Partition Driver (SYSGEN_MSPART)
・FAT File System (SYSGEN_FATFS)

以上で設定は完了です。 次はいよいよビルドです。

3.ビルド

[Build]-[Advanced Build Commands]-[Sysgen]でSysgenを開始します。

PCの性能によってビルドの時間は変わりますが、だいたい15分程度だと思います。

無事にビルドが通ることを祈りつつ、今回はここまでとします。

次回は仮想ディスクを作成することころから再開したいと思います。

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